猫たちがもたらす経済効果『ネコノミクス』とは?すべての猫好きが関わる驚きの影響

2026-03-14 17:00

どんな経済対策よりも猫好きさんの心を動かしそうな、ネコノミクス!実はその市場規模から、猫たちが社会やビジネスに与える影響は想像以上だと分かっています。この記事では、日本そして海外に広がる経済効果や社会にもたらす変化まで深掘りしていきます。

ネコノミクスってなに?およそ3兆円の経済効果

札束の上に座る2匹の子猫

ネコノミクスとは、猫がもたらす経済効果を指す言葉です。

この経済効果を試算しているのは、関西大学の宮本勝浩名誉教授です。2015年の年間推定額は「2兆3,162億円」でしたが、2026年の年間推定額は「2兆9,488億円」で、およそ1.3倍となっています。

この経済規模は、大阪・関西万博の経済効果と同じとも言われ、大きなインパクトを持っています。

物価高が金額を押し上げている見方もされているようですが、猫ブームはもはや一時的なものではなく、今の日本を支える経済基盤になりつつあると言えるでしょう。

猫にかけている年間支出はどれくらいなの?

猫の手と札束

市場を支えているのは、猫イベントや猫モチーフグッズの多さだけではありません。何より大きいのは、猫飼いさんが日々愛猫にかけている支出でしょう。

あるペット保険会社の調査によると、2024年1年間に猫の飼育にかけた支出額は17万8,418円。2020年の年間支出額である16万4,835円と比べると、着実に増加しています。

日用品の支出に目立った変動はない一方で、伸びが目立っているのは、フード・おやつの項目です。2020年は4万2,925円だったのに対し、2024年は6万1,283円と、およそ2万円の増加となっています。

この結果からも、愛猫の健康を重視する飼い主さんの意識の高さが伺えるでしょう。

ネコノミクスが社会に与えるポジティブな影響

猫とハートのぬいぐるみ

猫は家族の一員であると同時に、毎日触れ合える推しのような存在です。最近話題の「推し活」というような消費行動も、珍しい話ではなくなりました。

特に盛り上がりを見せるのは、2月22日の猫の日を中心とした期間です。猫をモチーフにしたスイーツや雑貨などが、いつも以上に多く見られるようになります。

また今年は、大手コンビニチェーン店の一部店舗にて、初めてキャットフードドライブの設置をする取り組みを始めるのだとか。※キャットフードドライブとは、家庭で余った未開封のキャットフードを持ち寄って、動物保護団体やボランティアへ寄付する活動のこと。

保護猫への支援にもつながる、ネコノミクス。これからもポジティブな連鎖を広げていくことでしょう。

海外でも勢いが止まらないネコノミクス

世界地図の上に座り込む猫

ネコノミクスが起こっているのは、日本国内の話だけではありません。

タイでは、シャム猫などを始めとするタイ原産の猫を「国家の象徴」として正式に認定し、猫を通じて文化を発信しようとする動きが見られます。

また、中国でもペット市場が急成長を遂げています。猫の飼育数は世界トップクラスで、最近では若者を中心に猫との生活を選ぶ傾向にあるのだとか。

その背景は「猫の飼いやすさ」にあると言われています。限られた住空間でも暮らしやすいことや、散歩が必要ないといったことが理由です。

世界的にも飼育率は上昇しており、ペット用品や関連サービスの市場も成長し続けています。まさに猫は経済を循環させている存在と言えるでしょう。

まとめ

寄り添い合う2匹の猫

ネコノミクスは2026年におよそ3兆円の規模に達すると推定されており、大阪・関西万博並みの影響力を持っています。

1頭あたりの年間支出額は約18万円。その背景には物価上昇や健康志向の高まりがあり、特にフード・おやつの支出が増加しています。

その他にも、推し活として猫を愛でる動き、さらに保護猫活動への支援も広がっており、猫を思う気持ちは社会貢献にもつながっています。

日本だけではなく、世界中でネコノミクスは拡大中です。

とはいえ、猫は消費されるための存在ではありません。猫がいてくれる幸せを噛みしめながら、これからもかけがえのない暮らしを大切にしていきましょう。

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