東京の花見予定ピークは4月4日! TimeTreeデータから見えた花見回復の今と“週末レジャー化”の兆し

2026-03-16 15:55

春の訪れを感じさせるものはいくつもありますが、その中でも特別な存在なのが「桜」です。街の公園や川沿いの並木道がほんのりと色づきはじめると、「今年はどこで花見をしようか」と自然と考え始める人も多いのではないでしょうか。かつては会社の仲間と大人数で集まったり、友人同士でシートを広げて長時間過ごしたりと、日本の春の風物詩として定着していた花見。しかし、コロナ禍を経てその風景は一時大きく変化しました。では現在、人々の花見の予定はどこまで戻ってきているのでしょうか。

カレンダーシェアアプリ「TimeTree」を運営するTimeTree未来総合研究所は、ユーザーが登録した予定データをもとに花見の予定に関する分析を公開。そこから見えてきたのは、花見文化がゆっくりと回復しつつある一方で、その楽しみ方が少しずつ変わり始めている姿です。データから浮かび上がる“いまの花見事情”を見ていきます。

花見予定は回復傾向 2026年はコロナ後最多に

TimeTreeに登録された予定データを分析すると、花見関連の予定数はコロナ禍の影響で大きく減少した後、年々回復傾向にあることがわかりました。特に2026年は、2020年以降で最多となる花見予定数が記録されており、外出や季節イベントを楽しむ動きが戻ってきている様子がうかがえます。とはいえ、完全に元通りというわけではありません。コロナ前の2019年と比べると、花見予定数はまだ約6割程度の水準にとどまっています。

人々の生活スタイルやイベントのあり方が変化した中で、花見文化もまた、以前とは少し異なる形で戻ってきているのかもしれません。

企業の花見文化はまだ戻らない

花見の回復傾向の中でも、特に大きな変化が見られたのが「会社の花見」です。「会社花見」や「会社お花見」といった予定登録を分析すると、企業関連の花見は2019年と比較しておよそ半分程度にとどまっていることがわかりました。

個人や友人同士の花見は徐々に戻ってきている一方で、会社単位の花見は回復が緩やかな状況です。リモートワークの普及や社内イベントの見直しなど、働き方の変化も影響している可能性があります。以前は春の恒例行事として行われていた会社の花見も、コロナ禍をきっかけにその役割が見直されつつあるのかもしれません。

花見は“週末レジャー”へとシフト

花見の予定を曜日ごとに分析すると、興味深い傾向も見えてきました。花見の予定は土曜日と日曜日に集中しており、それぞれ約3割ずつを占めています。つまり、全体の約6割が週末に予定されているという結果です。2019年と比較すると、週末に花見を行う割合はやや増加しており、花見のスタイルが変化していることがうかがえます。

かつては会社帰りに夜桜を楽しんだり、平日に会社の宴会として花見をしたりするケースも多く見られました。しかし現在は、家族や友人と週末に出かけるレジャーとして花見を楽しむスタイルが主流になりつつあるようです。

花見予定は“桜前線”とともに北上

地域ごとの予定データを見てみると、花見予定のピークは日本列島を南から北へと順番に移動していく傾向が確認されています。これは、桜の開花時期とほぼ一致しています。九州や西日本では3月下旬に予定が増え、その後関東、東北へと徐々にピークが移っていきます。まさに、桜前線とともに人々の予定も北上していくような形です。

こうしたデータを見ると、桜の開花が人々の行動にどれほど大きな影響を与えているのかがよくわかります。春の自然のリズムと、人々の予定が重なり合っている様子が感じられます。

東京の花見ピークは4月4日

2026年の東京の花見予定を分析すると、最も予定が集中しているのは4月4日と予測されています。その前後の週末である3月28日、3月29日、そして4月5日にも多くの花見予定が登録されており、この時期に花見のピークが訪れると見られています。

桜の見頃と週末が重なるタイミングは、多くの人が花見を計画するタイミングでもあります。人気スポットでは混雑も予想されるため、ゆったり楽しみたい人は少し時期をずらして訪れてみるのも良いかもしれません。


<TimeTree未来総研について>
TimeTree未来総合研究所は、カレンダーシェアアプリ「TimeTree」に蓄積された150億件以上の予定データを分析する社内研究機関。予定データから人々の行動や社会の変化を読み解き、暮らしや未来の兆しに関する情報を発信しています。
TimeTree未来総研Webサイト:https://timetreeapp.com/intl/ja/future-research-institute

今回のデータから見えてきたのは、花見文化が単純に「元に戻る」のではなく、少しずつ形を変えながら続いているという姿でした。会社の宴会としての花見は減少する一方で、友人や家族と楽しむ週末のレジャーとしての花見は、むしろ定着しつつあるようです。

桜が咲く季節になると、カレンダーに「花見」の予定が並びはじめる。そんな何気ない予定の中に、季節を楽しもうとする人々の気持ちが表れているのかもしれません。花見の形は少しずつ変わっても、桜の下で春を感じる時間は、これからも日本の暮らしの中で大切に受け継がれていくのではないでしょうか。

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