猫にも人にも脅威となる『重症熱性血小板減少症候群(SFTS)』主な症状や感染経路、予防策を解説

2026-03-21 17:00

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、マダニが媒介するウイルス性の感染症で、猫や犬などのペットだけでなく、人間にも感染する「人獣共通感染症」の一つです。国内でも感染者が報告されており、重篤化すると死に至ることもあります(致死率は60%)。そこで今回は、猫のSFTSの主な症状や感染経路、効果的な予防策について詳しく解説します。愛猫と自分自身を守るため、正しい知識を身につけましょう。

猫の重症熱性血小板減少症候群の症状は?

.カーペットの上に寝転ぶ猫

発熱・食欲不振

SFTSに感染した猫は、高熱が続いたり食欲が著しく低下したりすることがあります。

元気がなくなり、ぐったりとした様子が見られるため、普段と異なる行動が続く場合は注意が必要です。

症状が急速に進行することもあるため、早めに動物病院を受診しましょう。

嘔吐・下痢

消化器症状として、嘔吐や下痢が現れることがあります。これらの症状が続くと脱水状態に陥る危険があり、猫の体力を急激に奪います。

他の消化器疾患と症状が似ているため、マダニへの接触歴がある場合は獣医師にその旨を伝えることが大切です。

神経症状・出血傾向

重症化した場合、ふらつき・けいれんなどの神経症状や、血小板が減少することによる出血傾向が見られることがあります。

歯茎や皮膚からの出血、血便などが確認された場合は、速やかに動物病院を受診してください。

猫の重症熱性血小板減少症候群の感染経路は?

首を掻いている猫

マダニによる感染

SFTSの主な感染経路は、SFTSウイルスを保有するマダニに咬まれることです。

猫が屋外を自由に歩き回ることでマダニが付着し、吸血の際にウイルスが体内に侵入します。

特に春から秋にかけてマダニの活動が活発になるため、この時期は特に注意が必要です。

感染動物との接触

感染した猫や野生動物との直接接触によっても感染する可能性があります。

感染した動物の血液・唾液・分泌物などにウイルスが含まれているため、外猫との接触や野良猫との喧嘩なども感染リスクとなります。

多頭飼育の場合は特に注意が必要です。

人への感染

SFTSは人獣共通感染症であり、感染した猫から人間に感染した事例が国内でも報告されています。

感染猫の血液・体液・排泄物などに触れることで飼い主にも感染するリスクが生じます。

感染が疑われる猫に触れる際は、手袋やマスクを着用するなど十分な注意が必要です。

猫の重症熱性血小板減少症候群の予防策は?

薬を食べる猫

マダニ予防薬の使用

SFTS予防の基本はマダニ対策です。

動物病院で処方されるスポットオン製剤や経口薬など、マダニ忌避・駆除効果のある予防薬を定期的に使用しましょう。

特に春〜秋の活動シーズン前から対策を始めることが効果的です。使用する薬剤については獣医師に相談して選んでください。

屋外への外出制限

猫を完全室内飼育にすることで、マダニに咬まれるリスクを大幅に減らすことができます。猫は室内で飼育しましょう。

どうしても猫が外に出る場合は、必ず駆虫薬での予防を行い、外から帰った際はマダニが付着していないか確認する習慣をつけることも重要です。

飼い主自身の感染予防

猫の体調異変に気づいた際は素手で触れることを避け、使い捨て手袋を着用しましょう。

猫の世話をした後は必ず石けんで手をよく洗い、目や口を触らないよう注意してください。

また、人間もマダニ対策として野外活動時には長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を最小限にすることが大切です。

まとめ

猫を抱きしめる女性

SFTSは、猫にとっても飼い主にとっても命に関わる重大な感染症です。

猫が感染すると発熱や嘔吐から始まり、最悪の場合は命を落とすだけでなく、猫を通じて人にもウイルスがうつるリスクがあります。十分注意が必要です。

それでは今回の記事のまとめを見てみましょう。

  • 初期症状(発熱・食欲不振・嘔吐)を見逃さない
  • 猫の場合、致死率は60%と高い
  • マダニが主な感染源であり、猫から人へもうつる
  • 動物病院での駆除薬と完全室内飼育が最大の予防策

もし猫にマダニが付着しているのを見つけても、無理に素手で引き抜こうとせず(頭部が残る恐れがあるため)、動物病院を受診してください。

正しい知識を持って、大切なパートナーとの安全な暮らしを守りましょう。

関連記事

フワフワの子猫を『猫吸い』するママ→つい夢中になってしまうと…切なすぎる『リアクション』が話題「虚無顔www」「発作が出ちゃってる」
パヤパヤとしていた『ちいさな三毛猫』→成長した結果…劇的な『ビフォーアフター』に「愛情を溜め込んだね」「すーっごく綺麗」と反響
自分の『影』が気になる猫→じっと床を眺めて……『ほっこりする光景』に5万いいね「不思議そうなのがたまらん」「しっぽも可愛い」と反響
木の棒という『推し』に出会ったネコ→留守番中の様子を見ると…可愛すぎる行動に7万いいね「いいおもちゃにハマったね」「前世はソバ打ち職人?」
猫が鼻を「フンフン」鳴らす理由と注意すべきこと

  1. 【 SCANDAL 】2027年8月21日をもって〝活動終了〟を発表「4人で出来ることの全てを「やり切った」と実感しています」
  2. 体長約1mのクマの目撃相次ぐ カメラ映像に住宅敷地内を悠々と歩く姿も 福島市
  3. 食料品の消費税減税をめぐる農家支援 自民党の小野寺税調会長「政府が給付金を検討」
  4. “イランへの攻撃当面見送り““経済制裁など圧力重視” ルビオ国務長官が方針示したと米メディアが報じる
  5. 浜崎あゆみ、レアな移動中の自撮りショットにファン反響!「タクシー乗るの!?」「今年1番のビックリ」
  6. 【 幾田りら 】名曲「こんにちは赤ちゃん」歌手・梓みちよを熱演 映画「SUKIYAKI 上を向いて歩こう」で実写映画初出演
  7. 「追いかけてきた乗用車に乗っていた複数の男に暴行を受けた」相模原市で高2男子生徒(17)死亡 一緒にいた少年が証言 トラブルで事件に発展した可能性も
  8. 【 気象予報士・穂川果音 】ノースリーブ姿で「駆け込みでお祭りに参加」 今年初の夏祭りショット公開&急な天候変化への注意も呼びかけ
  9. 【速報】死因は「頭部打撲による脳挫傷」 相模原市で男子生徒(17)が死亡 警察は傷害致死を視野に捜査
  10. 猫の『粗相や嘔吐』による被害を防ぎたい場所5選 故障を起こすケースも?予防するための方法まで
  1. マッチングアプリ利用し“ぼったくり”繰り返した疑いで23歳女逮捕 レンタルスペースに誘い出し…高額な酒を大量注文 賠償金名目などで約250万円詐取か 警視庁
  2. 「折りたたみスマホ」各社続々発表!なぜ今?メリット・デメリットを専門家が解説【ひるおび】
  3. 【 福山雅治 】“うつぶせ裸体” の 衝撃肉体美に絶賛の声続々「美しすぎて一生見てられる」「無料で見せていただいて良いんでしょうか?」「北斗のケンシロウですか」 全国ツアー終え「身体をゆるめます。」
  4. 水難事故相次ぐ 伊豆の海岸で男性2人死亡 今シーズンの営業を終えライフセーバー不在 静岡
  5. 【相模原市男子生徒死亡】「車に追いかけられその車に乗っていた人物から暴行を受けた」と知人が説明 同級生は「頭が真っ白に」【news23】
  6. 「嫌疑不十分だった」群馬・渋川市の自宅で義弟に暴行加え死亡させた疑いで逮捕された女性(41)を不起訴 前橋地検
  7. 出産後、赤ちゃんと一緒に5日ぶりの帰宅→家にいた犬が、ママよりも先に…尊すぎる『はじめましての光景』に反響「羨ましい」「いいお兄ちゃん」
  8. 【倒産情報】負債総額155億円か ゴルフ場運営会社が破産開始決定 ピーク時は16億超える売上高を計上も…利益低迷やバブル崩壊の影響で赤字に 東京・千代田区【東京商工リサーチ】
  9. 「詐欺拠点から逃げてきた」タイの空港で日本人男性を保護 自殺を図ろうとしたか 不法監禁容疑で捜査
  10. 米国制裁の対象となったICC赤根智子所長 「法の支配の最後の砦を守り抜く」覚悟と今後の日本について問う【news23】
  11. 「追いかけてきた乗用車に乗っていた複数の男に暴行を受けた」一緒にいた少年が証言 相模原市で高2男子生徒(17)が死亡
  12. 「追いかけてきた乗用車に乗っていた複数の男に暴行を受けた」相模原市で高2男子生徒(17)死亡 一緒にいた少年が証言 トラブルで事件に発展した可能性も