「いい香り」で印象は変わる? 約7割が実感した第一印象と香りのリアルな関係性

2026-03-28 14:00
「いい香り」で印象は変わる? 約7割が実感した第一印象と香りのリアルな関係性

春は、新しい出会いが増える季節である。初めて顔を合わせる人、久しぶりに再会する人、環境の変化とともに、人との距離が少しずつ広がっていく時期でもある。そんな場面で気になるのが「第一印象」だろう。多くの場合、それは服装や表情、立ち振る舞いといった“見た目”によって左右されるものと考えられがちである。しかし実際には、視覚だけでは捉えきれない要素が、印象に大きく影響しているのではないだろうか。ふとすれ違ったときに感じる香り、近くにいるときに漂うわずかな匂い。そうした“目に見えない情報”が、相手の印象に静かに作用している可能性は高い。普段は意識することの少ない「香り」という要素だが、その影響力は思っている以上に大きいのかもしれない。そこで今回、株式会社magicnumber(https://magicnumber.co.jp/)は、全国の20代〜30代の男女を対象に、「香りが人の印象に与える影響」に関する調査を実施した。

“素敵な人”の正体は?同性・異性それぞれの視点から見えた違い

今回の調査では、「素敵な女性」「素敵な男性」と感じる要素について、同性・異性それぞれの視点から分析が行われている。注目したいのは、男女ともに“香り”が上位に挙げられている点である。

女性に対する印象では、男性から見ても女性自身の視点でも「良い香りがする」が約44%と高い割合を占めており、香りが共通して重要な要素であることがわかる。一方で、「肌や髪、服の手入れ」や「姿勢・立ち居振る舞い」といった項目も高く評価されており、見た目の整い方や日常の所作も大きなポイントとなっている。

男性に対する印象でも、女性側は「姿勢や立ち居振る舞い」や「清潔感」を重視する傾向が見られ、男性側の「自信」や「スタイル」といった評価軸とはやや違いがある点も興味深い。

こうした結果から、“素敵さ”は見た目だけでなく、香りや所作など複数の要素が重なって生まれるものであり、その中でも香りは男女共通で印象を左右する重要な要素のひとつであることがうかがえる。

第一印象を左右するのは「見た目」だけではない

では実際に、香りはどの程度第一印象に影響しているのだろうか。調査結果を見ると、その影響の大きさは想像以上である。

男性では「とても影響する」「やや影響する」を合わせて約7割、女性では約8割が、香りが第一印象に影響すると回答している。特に女性は「やや影響する」が過半数を占めており、香りを印象の一部として自然に捉えている様子がうかがえる。一方で、「全く影響しない」と答えた人は男女ともに1割未満にとどまり、香りを無視できる要素と考えている人は少数派である。

こうした結果から、第一印象は視覚だけでなく、香りという“見えない要素”によっても左右されているといえそうだ。

“いい香り”は魅力や行動にも影響を与える

では、実際に“いい香り”はどのような印象や行動につながっているのだろうか。調査結果からは、その具体的な影響も見えてくる。

男女ともに多かったのは「センスが良い人だと思った」という回答で、女性では35.9%、男性でも25.0%と高い割合を占めている。香りは、その人の印象や雰囲気を評価する要素として捉えられているようだ。さらに、「思わず目で追ってしまった」や「もっと近くにいたいと感じた」といった回答も見られ、香りが無意識の行動に影響していることもうかがえる。また、「恋愛対象として意識し始めた」という声も一定数あり、香りが感情の変化にも関わっている点は興味深い。香りは印象づけにとどまらず、人との距離感にも影響を与える要素であるといえそうだ。

香りは“自分自身の気分”にもポジティブに作用する

香りの影響は、他者への印象だけにとどまらない。今回の調査では、お気に入りの香りをまとっているとき、自分自身のマインドにも変化が生まれていることが明らかになっている。

「気持ちが切り替わり、リフレッシュする」(27.1%)をはじめ、「自信を持てる」(26.6%)、「自己肯定感が上がる」(25.3%)といった回答が上位に並び、香りが気分にポジティブな影響を与えている様子がうかがえる。また、「自信を持って堂々と話せる」や「清潔な人だと信頼されやすくなる」といった対人面での変化も見られ、香りが振る舞いやコミュニケーションにも関わっていることがわかる。

こうした結果から、香りは印象づけだけでなく、自分自身の状態を整える役割も担っているといえそうだ。

ただし“強すぎる香り”は逆効果というリアル

一方で、香りには注意すべき側面もある。今回の調査では、「香水がキツすぎて近くにいるのが辛い」(41.8%)という回答が最も多く、強すぎる香りがマイナスの印象につながるケースが少なくないことが明らかになっている。ほかにも、「汗や体臭と香りが混ざり不快」(35.2%)や「エレベーターなどに香りが残り不快」(27.0%)といった声も見られ、香りは使い方によっては周囲にストレスを与えてしまう可能性があることがうかがえる。

理想は「ふわっと香る」距離感 好印象を生む香りの正解とは

では、どの程度の香り方が好まれているのだろうか。調査によると、「すれ違い時に一瞬だけ香る」(29.8%)が最も多く、次いで「隣に座った時に優しく漂う」(23.7%)、「触れる距離で微かに香る」(18.0%)と続く。

いずれも共通しているのは、“近い距離でふわっと感じる程度”が理想とされている点である。反対に、「数メートル離れていてもはっきり香る」や「入室時にすぐ分かるほど香る」といった強い香りは少数派にとどまっている。また、香りの取り入れ方としては、「シャンプーやトリートメント」(38.2%)、「柔軟剤」(34.7%)といった日常的なアイテムが上位に挙げられており、無理なく自然に香るスタイルが支持されていることがわかる。

こうした結果から、印象を良くする香りのポイントは、強く主張することではなく、あくまでさりげなく寄り添う“距離感”にあるといえそうだ。

調査概要:「香りが人の印象に与える影響」に関する調査
【調査期間】2026年3月4日(水)~2026年3月5日(木)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,006人
【調査対象】調査回答時に全国の20代〜30代の男女と回答したモニター
【調査元】株式会社magicnumber(https://magicnumber.co.jp/)
【モニター提供元】サクリサ

今回の調査を通してあらためて感じたのは、第一印象は思っている以上に“見えない部分”によって形づくられているということである。見た目や服装に気を配ることは多くても、香りについてはどこか無意識に任せている人も少なくないのではないだろうか。

ただ、その影響は決して小さくない。ふとした瞬間に感じる香りが印象を左右し、ときには感情や行動にまで作用しているという結果を見ると、香りもまた立派な“自己表現のひとつ”であるといえそうだ。とはいえ、今回の調査が示している通り、求められているのは強さではなく、あくまで自然な距離感である。主張しすぎない、けれど確かに印象に残る。その絶妙なバランスこそが、いまの時代の心地よさなのかもしれない。

新しい出会いが増えるこの季節。少しだけ香りを意識してみるだけでも、印象は変わってくるのではないだろうか。

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