震災15年 両陛下と愛子さま福島へ、陛下が「愛子を同伴させたい」と強く願われた“記憶の継承”【Nスタ解説】

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2026-04-03 21:01
震災15年 両陛下と愛子さま福島へ、陛下が「愛子を同伴させたい」と強く願われた“記憶の継承”【Nスタ解説】

東日本大震災から15年にあたり、天皇・皇后両陛下と愛子さまが、6日(月)から福島県を訪問されます。被災地に寄り添う皇室の思いは、次の世代の愛子さまへと継承されていきます。

【写真を見る】「被災地に心を寄せ続ける」愛子さまの被災地への思い

震災から15年、ご一家で福島訪問へ

高柳光希キャスター:
震災の発生から15年にあたり、天皇・皇后両陛下が、愛子さまと共に6日から福島県を訪問されます。

発生から「10年」の節目の2021年には、コロナ禍だったということで、オンラインで現地の方と懇談されました。

そして発生から「15年」の2026年、先月25日から予定されていた岩手・宮城への訪問は、両陛下に風邪の症状があり延期となり、6日からご一家で福島への訪問が予定されています。

今はもう風邪の症状は回復されたのでしょうか?

報道局社会部 宮内庁キャップ 岩永優樹 記者:
先日、両陛下をお見かけしたときには、表情も声も非常にお元気そうでした。

実は今週、取材の場で陛下が記者の方に歩み寄って、お声がけをされる場面がありました。そこで「ご心配をおかけしました」、「雅子もずいぶんよくなりました」とおっしゃっていたので、体調の方はおそらく大丈夫だと思います。

高柳キャスター:
陛下が近くにいらっしゃって、お声がけしてくださることもあるんですね。

岩永優樹 記者:
そう多くあることではないので、私も驚きました。

南波雅俊キャスター:
被災地に寄り添われているだけではなく、取材者や記者にも気遣いをされているんですね。

実際に声をかけていただいて、どのように感じましたか?

岩永優樹 記者:
声をかけていただいたのには、おそらくご自身の中に「心苦しい」という思いがあったこと、そして「回復したことを直接伝えたい」という思いがあったのかとお見受けしました。

双葉町・大熊町への訪問は震災後初 訪問先はどう決まる?

高柳キャスター:
今回の福島訪問は、沿岸地域を2日間かけて回られるんですよね。

岩永優樹 記者:
福島第一原発がある双葉町と大熊町に皇室の方が訪問されるのは、震災後、初めてのことになります。地元の方にとっても大きな意義がある訪問といえます。

日比麻音子キャスター:
様々な場所を訪問されるようですが、訪問先やどのようなことをするのかなどは、どのように決めていくのでしょうか。

岩永優樹 記者:
施設などの具体的な訪問先は、原則、県が提示をすることが多いです。ただその中で、両陛下の思いなどを汲みながら最終調整を行います。

高柳キャスター:
思い起こすと東日本大震災があったのは、今の上皇陛下が天皇陛下の時でした。上皇ご夫妻は震災があった時、7週連続で被災地を訪問されました。

岩永優樹 記者:
この時、おふたりはすでに80歳近かったのですが、「国民のために」という思いで、この怒濤のスケジュールを敢行されました。

その思いを継いで、皇族方は何度も被災地を訪問されています。

日比キャスター:
思えば、愛子さまも当時9歳でいらっしゃいましたね。

岩永優樹 記者:
当時は、上皇ご夫妻をはじめとして、自主的に停電・節電生活を送られていましたが、小学生だった愛子さまも、生活の中で積極的に節電に努められていたということです。

愛子さま、初の東北被災地へ 友人のボランティアが“原点”に

高柳キャスター:
愛子さま自身も、東日本大震災に対する思いはひとしおですが、東北の被災地は今回が初めての訪問です。

愛子さまは日本赤十字社で勤務されていますが、入社を強く希望した「きっかけ」として、このようにお答えになりました。

「親しい友人が東日本大震災の復興支援にボランティアとして携わっており、活動の様子を聞いたことなどが大きなきっかけ」

親友の東北でのボランティアというのが、今の愛子さまの生活に大きくかかわっているのですね。

岩永優樹 記者:
関係者の話によると、在籍しているだけではなく、遅い時間まで残業することも多いそうで、ライフワークとして打ち込まれている印象を受けます。

皇族としての公務でも、2025年には能登半島地震の被災地を訪問されましたが、その時も一生懸命に被災者の方の目を見て、膝をついてお話をされていた姿が印象的でした。

公私にわたって、被災地に対して思いを寄せていることは間違いないと思います。

「若い世代に記憶を継承したい」 愛子さまのご同行に込められた陛下の思い

高柳キャスター:
そして陛下も、愛子さまに対してひとしおの思いがあるということですね。

岩永優樹 記者:
愛子さまと一緒に行くことには、両陛下の強い思いもあります。

側近によると、陛下自ら「愛子を同伴させたい」と今回非常に強くおっしゃっていたそうです。

これは単に「父が娘に」ということではなく、「若い世代に記憶を継承したい」という陛下の思いがあると思います。

15年経って、震災を知らない子どもたちも増えている中で、忘れてはいけない記憶をどうやって次に繋いでいくかを考えたときに、皇室の中で、自分、そして若い長女に記憶を繋いでいくことが、非常に重要だというお考えだと思います。

高柳キャスター:
2025年の「戦後80年」の慰霊の際も、ご一家3人でしたよね。

岩永優樹 記者:
慰霊の場に娘を伴うことはあまりないことですが、これも陛下の強い思いで実現しました。

記憶を繋いでいくという強い意義を感じられているようにお見受けしました。

==========
<プロフィール>
岩永優樹
報道局社会部 宮内庁キャップ
来週の被災地訪問を同行取材

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