『捨てられた犬』はどうなるの?飼育放棄された犬の行く末や知っておくべき悲しい現実まで

2026-04-09 12:00

日本では、年々減少傾向にある『捨て犬』問題。しかし、依然として飼い犬を手放す飼い主は存在します。本記事では、捨てられた犬の行く末や知っておくべき悲しい現実をみていきましょう。

『捨てられた犬』はどうなるの?飼育放棄された犬の行く末

悲しそうに怯える野良犬

日本では、捨て犬が減少傾向にあるものの、依然として年間2000頭以上もの犬たちが殺処分されているのが現状です。実際、捨てられた犬はどのような行く末を辿るのか、お話しします。

保健所や動物愛護センターに保護される

捨てられた犬は、捨てられ方にもパターンがあります。1つ目は、飼い主が保健所や動物愛護センター、ボランティア団体に相談し、引き取りを依頼するケースです。ただし、現在は法律の改正により、正当な理由がない限り行政による引き取りは拒否されるようになっています。

屋外に捨てることはしないため、この場合は野良犬化することはありません。しかし、全く知らない場所に置き去りにされるという残酷な仕打ちにより、犬の心が閉ざされてしまうことがあります。

新たな里親に出会えたら譲渡される

保護犬とふれあう里親候補

保健所や動物愛護センターなどに保護された犬たちは、その後、所定の手続きをとり、譲渡先を探す段階へと入ります。保健所の場合は、ホームページに掲載している自治体が多く、ネットで拡散されることもあるでしょう。

動物愛護センターやボランティア団体の場合も、SNSなどで保護された犬の情報や譲渡会などの情報を発信しています。

ここで新たな里親さん候補と出会うことができれば、トライアルを経た後、正式に新しいお家へと迎えられることになります。

捨てられたトラウマで人間不信に陥る

もしも里親が見つかった場合でも、前の飼い主に捨てられたという事実は残ります。犬たちはとても繊細な感情を持つ動物なので、捨てられたトラウマが心に傷を作り、人間不信に陥る犬も少なくありません。

新しい飼い主の元でも「もしかしてまた捨てられるのでは」という思いから、素直に甘えられなかったり、分離不安を起こしたりといった後遺症が残る犬が多くいます。

屋外で捨てられた場合は野犬化するケースも

年老いた野犬

元の飼い主が保健所や動物愛護センターに連れていくこともせず、屋外で置き去りにした場合は、そのまま野良犬になるケースもあります。

しかし、多くの犬は家庭犬として育っているため、屋外で生き延びる術を身につけていません。そのため、交通事故に遭ったり、飢え死にしてしまったり、時には他の動物に襲われるといった悲しい現実を突きつけられることになるのです。

保健所で一定期間過ぎると殺処分に

保健所に収容された場合は、一定期間過ぎると殺処分対象に該当してしまいます。何も悪さをしていない犬たちが、飼い主の身勝手な理由で殺処分される……。あまりにも残酷で理不尽な最期を迎えなくてはならないのです。

日本では、二酸化炭素ガスによる安楽死が執行されています。収容部屋から金属製の動く壁に押し出されるようにガス室へと閉じ込められ、その狭く無機質な部屋に二酸化炭素ガスを注入され、最後は窒息死させられてしまうのです。

収容施設からガス室へ送られ、殺処分される——この3行の文章だけでも、その恐ろしさ、そして犬たちの最期の気持ちを想像すると、息がしづらくなるほどの残虐性です。

犬を捨てること=命を奪う行為だと捉えて

檻の中の犬

お話ししてきた通り、捨てられた犬たちは、保護された後に里親が見つかり、第二の犬生を歩むこともあります。しかし、中には野犬化して生き延びることができなかったり、引き取り手が現れずに殺処分されてしまうケースもいまだに絶えません。

また、里親が見つかった場合でも、犬の心には深い傷が残ります。心が一度殺されたような状態なので、これもまた、元の飼い主によって(心の)命を奪われたと言っても過言ではないでしょう。

このように、飼い主の身勝手さで飼い犬を捨てる行為は、イコール命を奪う行為だと考えてください。どれほど飼育が大変でも、どれほどしつけが難しくとも、簡単に手放すという恐ろしい決断を下さないでください。

まとめ

笑顔の犬を撫でる

捨てられた犬たちは、悲惨な末路を辿ったり、救いの手が差し出されても心に傷を残してしまう子が多くいます。犬を捨てるという行為は、犬の命を奪う行為と同義です。犬を飼うときは、最期まで責任を持ってお世話することを覚悟し、必ず遂行してください。

関連記事

・『87歳、双子のおばあちゃん』と再会を果たした大型犬たち→姿を見た瞬間に…可愛いが大渋滞している光景に反響「幸せでニヤける」「嬉しいね」
・『人懐っこい迷子犬』を保護→家族を待っても、お迎えが来なくて…当時が嘘のような『表情の変化』に感動「最高のストーリー」「末長くお幸せに」
・犬がおしりを向ける意味とは?背中を向けて寝る気持ちも解説
・犬が寒いと感じる温度は何度?秋冬の適切な温度や対策方法について
・海外でランニングをしていたら『1匹の野良犬』がついてきて…『こんなことがあるんだ』素敵すぎる物語が26万再生「涙が出る…」「運命だね」

  1. きょう25日は西日本・東日本で広く雨が降る見込み 和歌山県では線状降水帯が発生し大雨災害の危険度が急激に高くなるおそれが 道路の冠水や土砂災害に厳重警戒
  2. 天皇皇后両陛下が高知に到着 「国民文化祭」など出席へ 開会式で陛下があいさつされる予定
  3. カメラの前をゆっくりと横断 ツキノワグマ撮影される 今月19日に捕獲も保護のため放獣したクマと同一個体 神奈川・秦野市
  4. 知人女性の遺体を仙台市のコインパーキング車内に遺棄か 28歳の男を逮捕 女性は数日前に死亡か 男は殺害も示唆 千葉県警
  5. 【 片岡凜 】 水族館の魚に独自の視点「あいつ水を読まないなとか…」 黒コーデ&赤バッグのオフショットに反響
  6. 鍋の季節【 藤あや子 】きりたんぽ鍋は「故郷のお取り寄せ」 秋田の思い出〝新米のきりたんぽを家族で〟
  7. フランス全土で41万人大規模抗議デモ 一部で暴動も 約1000人拘束 イタリアでも各地で物価高などへの抗議デモ 一部が警察と衝突
  8. 大型の台風30号 あす26日九州に接近へ 長崎で最大200ミリの大雨予想…九州北部は土砂災害に厳重警戒 河川の増水・氾濫にも警戒
  9. 猫があなたの『膝に乗ろうとする』ときに考えられる心理3選 好かれている証?どう応えたらいい?
  10. 犬が悲しむ『飼い主の絶対NG行動』7選 今すぐに改善すべきタブー行為とは?
  1. 「何年ぶりだろう」【花田虎上】 久々の“息子と2人サシ飯”を報告 フカヒレ&キャビア麺を絶賛 「凄い食欲」と成長に感無量
  2. 男子マラソン競歩、初挑戦の川野将虎がいきなり2時間55分14秒(速報値)の世界記録 勝木隼人は派遣設定突破で世界陸上代表内定【全日本競歩】
  3. 【速報】和歌山県北部に「線状降水帯直前予測」 遅くとも3時間以内に発生、非常に激しい大雨のおそれ
  4. フランス全土で再び大規模な抗議デモ 約41万人が参加 一部では暴動も 約1000人拘束
  5. 金正恩総書記の訪中を北朝鮮メディアが大々的に報じる 今月開通の中朝結ぶ橋では中国共産党・序列4位が見送り
  6. 双子の赤ちゃんが『生まれた瞬間から犬と育った』結果→常に近くで寄り添って…1年間の成長記録が45万再生「ステキな家族愛」「優しくて感動」
  7. 【 ALS闘病 】声優・津久井教生さん カニューレ交換の難しさを明かす「本当にミステリー」 誤嚥防ぐカフ圧の大切さ伝える【ニャンちゅう】
  8. 皮膚の悩み【 鈴木おさむ 】〝先生から耳の痛いこと「メタボになるとひどくなります」〟ダイエットを宣言「今回は絶対に痩せます!」
  9. トランプ大統領 フロリダ州で中間選挙の期日前投票を行う 方針転換で有権者に期日前や郵便投票の利用呼びかけ
  10. 33年ぶり【 森高千里 】滋賀・守山市民ホール・大ホールでツアーコンサート完遂〝帰ってこられて奇跡のよう〟〝当時観に来てくださった方が今日も〟
  11. カメラの前をゆっくりと横断 ツキノワグマ撮影される 今月19日に捕獲も保護のため放獣したクマと同一個体 神奈川・秦野市
  12. フランス全土で41万人大規模抗議デモ 一部で暴動も 約1000人拘束 イタリアでも各地で物価高などへの抗議デモ 一部が警察と衝突