「首を絞めつけて殺した」安達優季容疑者が供述 事件に数々の謎…専門家が指摘する“証拠固め”が今後の捜査ポイントか【Nスタ解説】
京都府南丹市で起きた、男子児童の死体遺棄事件。父親が逮捕前の任意の聴取で「首を絞めつけて殺した」という趣旨の供述をしていたことが分かりました。
少しずつ事件の詳細が明らかになってきていますが、まだ疑問も残ります。
行方不明前後の安達容疑者の様子は?
高柳光希キャスター:
安達優季容疑者の自宅前から中継でお伝えします。
自宅周辺を囲んでいる規制線の中にスロープがあるのですが、10分ほど前にスロープの上から2人の警察官が降りてくる姿が見られました。その後、また1人別の警察官が上に向かっていく様子もありました。
安達容疑者は、結希さんが行方不明になった8日後の3月31日、結希さんを探すビラを配りに行く姿が見られました。
さらに結希さんが行方不明になる前、安達容疑者の車と同じ車種の車を捉えた防犯カメラの映像があります。
週に3、4回のペースで決まった時間(朝7時50分ごろ)に、車を停車させて自動販売機で飲み物を買っていたといいます。
防犯カメラを管理する人によりますと、運転がかなり荒っぽかったということで、映像だけで荒っぽさのある人間だと断定することはできませんが、そのような一面もあるという証言もありました。
日比麻音子キャスター:
靴やかばんについても、警察は事前に情報をつかんで、慎重に1つずつ確認しながら証拠を集めていたようにも見えます。自宅周辺などを取材してみて、街の人がもっていた違和感などはありましたか。
高柳キャスター:
容疑者がわかるまでは、みなさん本当に慎重に言葉を選びながら取材に応じてくださいました。靴やかばんが色々なところに点在していることについては、住民の方も違和感を覚えていました。
動機はいまだ不明…今後の捜査のポイントは“証拠固め”
元京都府警 捜査一課長 樋口文和さん:
安達容疑者は、「首を絞めつけて殺した」という趣旨の供述をしています。しかし、逮捕罪名は「死体遺棄」のため、警察はまず死体遺棄容疑についてしっかりと固める必要があります。
結希さんをどこから車に乗せたか、なぜ遺棄しなければならなかったのか、その状況などを供述させることが必要です。
日比キャスター:
家宅捜索は終わり、取り調べを行っていくにあたって、動機が大きなポイントになるのでしょうか。
元京都府警 捜査一課長 樋口文和さん:
もちろん動機も重要ですが、証拠固めもポイントです。例えば、遺体を何かで包んで遺棄したとすれば、それが何だったのか調べるために、毛布などを集めていると思います。
また首を絞めたとなると、失禁が見られます。そのため毛布に失禁がついていたら、これはおかしいのではないかとなります。色々な“資料”を収集して、毛髪や尿を採取し鑑定に出すという順番になります。
車も同じように、土などの証拠品が落ちないようにカバーをしてレッカーで運ぶなど、慎重に押収しています。
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<プロフィール>
樋口文和さん
元京都府警 捜査一課長
在職42年間で数々の事件を担当