犬の『しっぽ』から読み取れる心理4つ 動かし方からわかる愛犬の感情や判断する方法まで
犬のしっぽにはさまざまな役割があります。走ったり方向転換する際に体のバランスを取る、寒い時期に顔や鼻を埋めて体温の低下を防ぐ、泳ぐ際の推進力や舵取りのサポートなどですが、何といっても私たちに深く関わるのが、感情を表現するための道具としてのしっぽです。今回は、愛犬のしっぽから読み取れる心理や、動かし方から感情を判断するポイントをご紹介します。
しっぽから読み取れる犬の基本的な心理4つ

しっぽの位置や動かし方などで読み取れる、犬の基本的な心理を4つご紹介します。
1.リラックス、安心
愛犬が、安心してリラックスしている状態を把握しておくのは、とても大切なことです。この状態がわからなければ、ストレスを感じたり具合が悪かったりしても、気づけません。まずは基本となる愛犬の普段のしっぽの様子を把握しておきましょう。
ポイントは、「しっぽの力が抜けていること」と「定位置にあること」です。犬のしっぽにはさまざまな形があるため、愛犬のしっぽの定位置がどのような状態なのかについては、普段リラックスしている時の状態をよく観察して覚えておきましょう。
しっぽだけでは分かりにくい場合は、あわせてお尻の力の抜け具合も観察しましょう。お尻の力が抜けている場合、たいていしっぽも力が抜けています。
2.不安・恐怖・迷い
犬が不安や恐怖、もしくは迷いを感じているような場合、しっぽは定位置よりも下がります。立ち尾や巻き尾のようにそもそも定位置が高い尾もありますが、普段よりも位置が下がり、巻き尾の場合は巻きも緩くなります。
しっぽの位置が下がれば下がるほど、不安、恐怖、迷いといった感情の度合いが大きいことを示しています。しっぽが長い場合は、股の間に挟むようにすることもあります。
3.何かに意識を向けている(ワクワク/警戒)
何か気になるものを見つけたときや、少し警戒しているなど、何かに意識を向けているときには、しっぽを高くあげます。巻き尾の場合も、しっぽがより高くなるため、巻きが強くなってしっぽが背中の上に乗るような状態になります。
注意を向けているときの感情は、ポジティブとネガティブのどちらの場合もあります。ポジティブでワクワクしているような場合は、しっぽの力が抜け、しっぽやお尻をフリフリと揺らします。警戒して緊張している場合は、しっぽに力が入り、固くなっています。
いずれの場合も、感情が強いほどしっぽの位置は高くなります。また、ワクワク感が大きいほど、しっぽの振り方は速くなります。
4.興奮(感情の大きな揺れ)
喜び、不安、警戒など、ポジティブやネガティブな感情が大きく高まっている状態を、興奮と言います。そして、犬は興奮することでしっぽを振ります。
「犬がしっぽを振っているのは喜んでいるサイン」だと思っている方は多いです。確かに、飼い主さんが仕事から疲れて帰宅すると、愛犬がぶんぶんしっぽを振りながら玄関まで駆けつけて、大喜びで飛びついてきたり顔を舐めて歓迎してくれたりします。
しかし、犬はネガティブな感情の時にも、しっぽを振ります。そのため、初対面の犬がしっぽを振っているから気を許してくれていると思い込んで近づいていくと、威嚇されたり攻撃的になったりすることがあるので、十分に注意しましょう。
動かし方の違いからポジティブとネガティブな感情を見分けるポイント

では、しっぽを振っている犬が喜んでいる(ポジティブな気持ち)のか警戒している(ネガティブな気持ち)のかを、どのように判断すれば良いのでしょうか。それは、しっぽの振り方と体全体の様子で判断します。
例えば、犬は不安な時もワクワクしている時も、しっぽを高く上げながら振ります。その際、力が入ってかたく小刻みな振り方をし、目が一点をじっと見つめながら口を硬く結んでいるような場合は、不安などのネガティブな感情が強いと判断できます。
一方、しっぽに力が入っておらず、緩やかな振り方をしている場合や、しっぽと一緒にお尻までフリフリしているような場合は、ワクワクしているなどポジティブな感情が強いと判断できます。
しっぽの揺らし方を見て、ゆったりと大きく振っている場合はポジティブ、小刻みに小さく振っている場合はネガティブという判断基準をベースに、体の他の部位の様子と合わせて最終的な判断をしましょう。
しっぽの形による違いについて

犬種によって、しっぽの形はさまざまです。中には、生まれつき尾が短かったりくねくねしていて、分かりづらい形状の場合もあります。その場合は、お尻の力の入り具合に注目すると良いでしょう。また巻き尾の場合は、巻きの強さに注目すると良いでしょう。
とにかく愛犬がリラックスしているときのしっぽや全身の様子をよく観察し、愛犬の「普通」の姿を把握することが大切です。
しっぽは、犬の感情をとても表しやすい部位の一つですが、犬が感情を伝える手段はしっぽだけではありません。しっぽの様子と共に、耳、姿勢、声、力の入り具合など、全身の様子を見て、愛犬の感情を受け止めるトレーニングを積み重ねていきましょう。
まとめ

愛犬は家族同然の存在ですが、言葉で意思疎通を図ることはできません。しかし、愛犬は飼い主さんの表情や声、仕草などから感情を読み取り、私たちの感情に即した対応をとってくれます。
私たちも、しっぽをはじめとした愛犬の全身の様子から、愛犬の感情を受け取れるようにトレーニングを積みましょう。より深い関係を構築したり、愛犬の安全や健康を守ってあげることができるようになるでしょう。
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