2026年GW、若者は“遠出”より“手軽さ”重視? TimeTree予定データから見えたレジャーの変化
大型連休といえば、旅行や帰省、テーマパークなど、少し特別な予定を思い浮かべる人も多いかもしれません。一方で、近年はそうした「遠出」だけでは語れない、もう少し身近で気軽な過ごし方にも注目が集まっているようです。カレンダーシェアアプリTimeTreeに登録された予定データをもとにした分析では、2026年のゴールデンウィークに人気のレジャーとして「バーベキュー/BBQ」が1位となる一方、10〜20代では「ピクニック」や「いちご狩り」といった近場で楽しめるアクティビティにも伸びが見られました。さらに、同じアウトドアでも「キャンプ」と「グランピング」で異なる傾向が出ている点も興味深いところです。こうしたデータをたどっていくと、GWの過ごし方には、若年層を中心に少しずつ新しい価値観が広がっていることもうかがえます。
GWの定番レジャー1位はBBQ! 根強い人気の背景

TimeTree未来総合研究所による分析では、GW期間中のレジャー・アクティビティ予定の中で、「バーベキュー/BBQ」が1位となりました。ゴルフや旅行、テーマパークなどを抑えてトップとなった点からも、その人気の根強さが感じられます。
特に注目されるのは、10〜20代において「BBQ」の予定が2021年以降、おおむね増加傾向にある点です。自然の中で過ごす開放感や、仲間同士で集まりやすい気軽さに加え、準備から食事まで含めてイベントとして楽しめるところも、支持につながっているのかもしれません。
近年は、自然を楽しむ過ごし方に関心を持つ若年層も増えているとされており、BBQ人気の背景にはそうした空気感も重なっているようです。遠くまで移動しなくても“ちょっと特別な休日感”を味わえる点は、GWとの相性の良さにもつながっているのではないでしょうか。
“近場で楽しむGW”へ! いちご狩り人気が示す変化

今回の予定データでは、「近場で手軽に楽しむ」レジャーへの関心が高まっている様子もうかがえました。その流れを象徴する動きとして、ピクニックに加え、「いちご狩り」の伸びが注目されます。10〜20代では、こうした身近で楽しみやすいアクティビティに変化が見られ、GWの過ごし方にも新たな傾向が表れているようです。
中でも「いちご狩り」は、2023年以降増加傾向にあり、若年層で存在感を高めているアクティビティのひとつです。季節感や体験性がありながら、日帰りで気軽に楽しみやすい点も魅力といえそうです。また、友人や家族と時間を共有しやすく、思い出として残しやすいことも支持につながっているのかもしれません。こうした動きは、ピクニック人気とも重なる部分があり、無理なく参加できて満足感のある過ごし方を選ぶ価値観が広がっているようにも感じられます。
派手さや規模より、気軽さと体験価値を重視する流れ。いちご狩りの伸びは、そうした“近場レジャー志向”を示すひとつの例として興味深い動きです。
同じアウトドアでも違いが キャンプとグランピングの明暗

今回のデータでは、アウトドア人気が一様に続いているわけではないこともうかがえました。まず注目されるのが、「キャンプ」関連予定の動きです。全体推移を見ると、2022年をピークに予定登録数は減少傾向にあり、2026年にかけて緩やかに低下している様子が見て取れます。コロナ禍では密を避けられるレジャーとして注目を集めたキャンプですが、その盛り上がりには変化も出てきているようです。

年代別の推移を見ても、その傾向はうかがえます。特定の世代だけではなく、各年代で予定数が下がる動きが見られており、全体として以前ほどの勢いではなくなっていることが感じられます。準備や移動の負担、気候条件なども含め、楽しみ方の選択に変化が出てきているのかもしれません。

一方で、同じアウトドアでも「グランピング」は異なる動きを見せています。年代別データでは、特に10代を中心に2023年頃から増加傾向が見られました。
こうした背景には、グランピングならではの気軽に楽しみやすい魅力もありそうです。近年の猛暑を避けやすいことに加え、自然の景色だけでなく、おしゃれな施設を写真に残せる点も関心を集める理由のひとつかもしれません。そうした“見て楽しい、残して楽しい”要素は、SNSで共有したくなる感覚とも重なり、人気につながっているようにも見えてきます。
キャンプとグランピングの違いからは、アウトドア人気そのものというより、どのような条件や魅力が選ばれやすくなっているのか、その変化もうかがえる内容でした。
GW予定データから見える、“手軽さ重視”のレジャー観
今回の予定データからは、ゴールデンウィークの楽しみ方が少しずつ広がっている様子もうかがえました。定番のBBQに加えて、いちご狩りのような気軽に楽しめる体験や、グランピングのように快適さや見た目の楽しさもあるアクティビティに関心が集まっているのは印象的です。
そこに共通しているのは、無理なく楽しめることや、自分たちらしいペースで過ごせることへの心地よさかもしれません。遠くへ行くことだけでなく、身近な場所でも満足感のある時間を楽しむ——そんな過ごし方にも目が向いているように感じられます。
予定データから見えてきたこうした動きは、これからのレジャーのあり方を考えるうえでも、小さなヒントになりそうです。次の連休は、自分ならどんな過ごし方をしてみたいか、考えてみたくなります。