「努力は無駄」“寝そべり”は洗脳工作 中国国家安全省が主張 就職難や激しい競争への若者の不満に危機感と焦りか

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-05-01 18:00

中国では、競争することをあきらめ必要最小限の稼ぎで暮らすことを意味する「寝そべり」という言葉が流行しています。これについて、中国当局は海外の勢力による洗脳工作だと主張していて、背景には政府の焦りが透けて見えます。

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これは、中国でスパイの取り締まりを行う国家安全省が今週、公開した映像。問題にしているのは「寝そべり」です。

「寝そべり」とは、競争に勝ち抜いてお金を稼ぐことや、家や車の購入、結婚、子育てをあきらめて生活することを意味していて、いま若者の間で流行しています。背景には、若者の就職難や激しい競争があると指摘されています。

中国国家安全省
「近年、海外の反中勢力がネットで社会の不安を増幅させ、発展で生じた問題をねじ曲げて解釈し、『努力は無駄』『奮闘は損』といった消極的な観念をあおっている」

海外の勢力が中国の若者に対し、努力をやめ、寝そべるよう洗脳工作を仕掛けていると主張。

中国国家安全省
「妥協すれば目の前のプレッシャーから逃れられるかもしれないが、理想の世界に到達することは永遠にできない」

政府の異例の警告に対し、市民からは擁護する声も。

市民
「(『寝そべり』は)普通のことです。一部の若者にとっては最も居心地の良い状態なのでしょう」
「(就職など)新しい環境に移る際に移行期間が必要なら、しばらく『寝そべる』のもよいと思います」

国家安全省の主張について、中国のSNS上には批判的なコメントも投稿されています。

「『寝そべり』の原因は希望が見えないことだ」
「就職の問題を解決してから、壮大なストーリーを語るべきだ」

国家安全省が寝そべる若者を海外の反中勢力による洗脳と結び付け注意を呼びかけた背景には、若者の社会への不満が高まっていることに対する政府としての危機感があるとみられます。

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