NTTドコモビジネスとパナソニック コネクト、ミリ波レーダーとカメラで太陽光発電所の盗難対策を強化

NTTドコモビジネスとパナソニック コネクトが、メガソーラー太陽光発電所における銅線ケーブル盗難対策として、ミリ波レーダーとセキュリティカメラを活用した次世代侵入検知ソリューションを導入しました。
概要
NTTドコモビジネスとパナソニック コネクトは、太陽光発電所における銅線ケーブル盗難対策として、ミリ波レーダーとセキュリティカメラを連携させた侵入検知ソリューションを導入しました。この取り組みは、広域・無人エリアでの安全性と運用効率の両立を目指すものです。
概要:広域・無人エリアにおける高度なインフラ監視体制の実現
背景:社会インフラ分野における設備の広域化・無人化に伴う監視体制の整備急務。特に太陽光発電所では銅線ケーブル盗難が増加しており、2026年6月1日に金属盗対策法が全面施行される予定。
従来課題:赤外線センサーやテンションセンサーの検知精度、カメラのみでの広域監視におけるコスト・運用負担増大、映像データクラウド処理における通信コスト・情報漏洩リスク。
導入ソリューション:ミリ波レーダーとPTZカメラを連携させたセンシングシステムに、エッジゲートウェイとセキュアなIoT通信基盤「docomo business SIGN(TM)」を組み合わせた侵入検知ソリューション。
導入成果:ミリ波レーダーが侵入者を検知し、PTZカメラが自動追尾・ズーム撮影。映像はセキュアな通信経路で監視センターへ送信され、迅速な情報提供が可能に。ミリ波レーダーは天候に左右されず、1台で広域をカバー。映像・検知データはエッジ側で選別後、「docomo business SIGN(TM)」を介してセキュアに送信。
次世代侵入検知ソリューションによる監視体制の強化
本取り組みでは、NTTアノードエナジー株式会社のメガソーラー太陽光発電所に、ミリ波レーダーとPTZカメラを連携させたセンシングシステムを導入しました。ミリ波レーダーは、天候に左右されずに侵入者を検知し、その検知情報を受けてPTZカメラが自動で対象を追尾・ズーム撮影します。これにより、侵入者の映像を鮮明に捉えることが可能です。検知された映像およびデータは、エッジゲートウェイで制御・選別された後、セキュリティ機能を標準搭載したIoT向けのNaaS(Network as a Service)である「docomo business SIGN(TM)」を介して、セキュアな通信経路で監視センターへ送信されます。監視員は映像を即時確認できるため、警備員や警察への迅速かつ的確な情報提供が可能となり、犯罪抑止と早期解決に貢献します。ミリ波レーダーは1台で最大半径70mの半円状エリアをカバーできるため、最小限のカメラ設置台数で広範囲を効率的に監視でき、コスト削減と運用負担の軽減を実現します。
今後の展望と各社の役割
本取り組みで得られた知見を基に、NTTドコモビジネスとパナソニック コネクトは、太陽光発電設備だけでなく、工場、物流施設、社会インフラ、公共施設など、様々な現場におけるニーズに対応した映像監視ソリューションの提供領域を拡大していく予定です。NTTドコモビジネスは、「AI-Centric ICTプラットフォーム(R)」構想のもと、IoTの多様な利用シーンやお客さまのニーズに対応するため、セキュリティ機能のさらなる充実やIoTデータの利活用を支える機能拡張を進めます。パナソニック コネクトは、AIを活用したセンシングソリューションで現場の課題を解決し、社会インフラを支え、持続可能な未来に貢献することを目指します。なお、本取り組みは2026年6月に一般社団法人太陽光発電協会主催の社員総会にて出展される予定です。
まとめ
NTTドコモビジネスとパナソニック コネクトは、ミリ波レーダーとセキュリティカメラを組み合わせた次世代侵入検知ソリューションを太陽光発電所に導入し、広域・無人エリアでの銅線ケーブル盗難対策を強化しました。このソリューションは、天候に左右されない高精度な検知と効率的な監視を実現し、社会インフラの安全確保と運用効率向上に貢献します。
関連リンク
https://www.ntt.com/business/lp/iot/sign.html