GWの遠出は負担大、3人に2人が夏に節約意識。一方で買い替え意欲やレジャー需要は根強い

2026-05-29 00:33

リセールバリュー総合研究所が実施した「GWドライブとクルマとの向き合い方に関する意識調査」によると、ゴールデンウィークにクルマで遠出した人の約9割が「疲れた・困った」と感じており、その主な原因はガソリン代や高速代といったコスト負担であることが明らかになりました。また、今夏には回答者の3人に2人が何らかの節約行動を意識しているものの、夏のレジャー需要やクルマの買い替え意欲は依然として底堅いことが示されています。

調査概要

リセールバリュー総合研究所は、全国の自家用車保有者432人を対象に「GWドライブとクルマとの向き合い方に関する意識調査」を実施しました。本調査では、ゴールデンウィークのドライブ体験とそれに伴うコスト負担の実態、そしてGW後の節約行動意識や夏のレジャー・買い替え需要、クルマへのお金観について多角的に分析しています。

調査対象:男女432人(男性216人・女性216人/20~50歳)※自家用車の保有者に限定
調査方法:インターネット調査 (サーベロイド)
調査期間:2026年5月18日

GWのクルマ利用実態と遠出の負担

2026年のゴールデンウィーク(4月25日~5月6日)にクルマで外出・旅行をした人は55.1%でした。このうち、「一般道中心の近場の外出」は31.0%、「高速道路を使う遠出」は24.1%となり、近場での利用が遠出を上回る結果となりました。一方で、「そもそも遠出・旅行の予定がなかった」層が38.2%を占め、GWのクルマ利用は積極的に楽しむ層とそうでない層に二極化している傾向が見られます。

特に、高速道路を使って遠出した人の9割が「疲れた」「困った」と感じており、その主な理由として「ガソリン代が高かった」(44.2%)、「渋滞にはまった」(36.5%)、「高速代が高かった」(32.7%)が挙げられました。近場組と比較して、遠出組はコスト面での負担が顕著であり、GWに遠出するほど経済的な影響が大きいことが浮き彫りとなりました。

夏の節約志向とクルマとの向き合い方

この夏のクルマとの関わりについて、何らかの節約・抑制行動を意識している人は63.4%と、全体の3分の2にのぼりました。最も多かったのは「ガソリン代の節約を意識する」が41.2%で、次いで「高速代を抑える」(25.2%)、「遠出や旅行の回数を絞る・近場で済ませる」(24.8%)が続きました。GWでのコスト負担を経験した層が、夏に向けて具体的な節約行動に移ろうとしている様子がうかがえます。

一方で、「特に意識していることはない」と回答した人も31.9%おり、節約意識の高い層と現状維持層への二極化も示されています。さらに、「クルマの利用そのものを減らす(公共交通・カーシェアへ)」という回答も10.0%にのぼり、一部ではクルマとの関わり方そのものを見直す動きも始まっています。

買い替え意欲と夏のレジャー需要

GWのドライブや夏の予定を踏まえたクルマの買い替え・買い増しについて、男女間で意欲に差が見られました。「具体的に検討している」と答えたのは男性が12.5%であったのに対し、女性は3.7%と男性の3倍以上でした。検討層全体でも男性が37.5%、女性が23.1%と、男性の方が買い替えへの意欲が高い傾向にあります。

買い替え・買い増しを検討している理由としては、「夏のレジャー・車中泊に向いたクルマが欲しい」が48.1%と最も多く、燃費や維持費、車の老朽化といった現実的な理由を大きく上回りました。これは、GWの体験が夏のレジャーへの期待感を高め、クルマ選びの動機に直結していることを示唆しています。

夏の車中泊・車レジャーへの関心は男性(36.1%)が女性(25.9%)を上回り、特に女性では「関心がない」が56.0%と過半数を占めました。しかし、準備費用に夏のボーナスを充てたい、または検討中という回答は全体の71.9%にのぼり、コスト意識の高まりとは裏腹に、夏のレジャーには積極的に投資する「メリハリ消費」の傾向が見られます。

クルマへのお金観と世代別の傾向

クルマにお金をかけることへの考え方について、20代は「レジャーや趣味のために積極的に使いたい」(41.3%)が最多であったのに対し、30代・40代・50代では「できればクルマにはお金をかけたくない」が最多となりました。年齢を重ねるほど、クルマにかかるコストを抑制したいという意識が強まる傾向がうかがえます。

一方、「将来の価値(リセールバリュー)を考えて使いたい」と答えた割合は30代が15.1%と全世代で最も高く、クルマを資産として捉え、賢く利用しようとする意識が30代に顕著であることがわかりました。

まとめ

GWの遠出はコスト負担が大きく、多くの人が夏に向けて節約志向を強める一方で、夏のレジャーへの期待感やクルマの買い替え意欲は根強く残っています。特に男性は買い替え意欲が高く、夏のレジャー向け車両への関心も伺えます。世代別では、20代はレジャーへの積極投資、30代はリセールバリューを意識した賢いクルマとの付き合い方が特徴的です。

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