台風通過後は「脳卒中」に注意! 脳内出血は13.1% くも膜下出血は9.4%…緊急入院するリスクが上昇?【Nスタ解説】
台風が過ぎ去ったあとは脳卒中に注意が必要です。
約85万人分の患者のデータを解析した結果、台風が通過したあと脳卒中によって緊急入院するリスクが上昇することが分かりました。
【写真を見る】1つでも症状が出たら救急車を!脳卒中の初期症状「FAST」
台風通過後の1週間「脳卒中リスク上昇」 沖縄では北海道より約9倍入院リスク高い結果も
6月3日、日本列島に上陸し、床下浸水など149棟で被害が出た台風6号。
日本の南には熱帯低気圧があり、台風6号と同様のルートをたどる見込みで、大雨への警戒が必要です。
気圧の変化により体調不良を訴える人も…
20代女性
「(頭が)おさえられる感じ」
50代女性
「今はないけど若い時はありました。締め付けられているような」
20代女性
「お母さんとかは苦しんでいました」
20代男性
「台風の日にどうこうというより、 翌日カラッと暑くなった日とかはくらっている人います」
台風がきてからの1週間、特に“脳卒中”に注意が必要です。
国内では年間10万人以上が亡くなり、がんや老衰などに次ぎ、日本人の死因第4位となっている脳卒中。脳の血管が詰まったり破れたりして脳の血流が途絶え、寝たきりや介護が必要になる主な原因の一つです。
東京科学大学 公衆衛生学分野 西村久明 助教
「(気圧の変化で)血圧が上がると血管は破れやすくなるので、脳内出血になったということが一つ考えられます」
東京科学大学の研究グループは、台風がきてからの1週間、脳卒中で緊急入院するリスクが上昇するという解析結果を発表しました。
調べたのは約85万人の患者データ。
台風がない時と比べ、脳卒中で緊急入院するリスクが4.9%上昇。中でも「脳内出血」は13.1%上昇するとの結果が…
さらに、台風が多い沖縄県は北海道より約9倍、脳卒中による入院のリスクが高いという結果も出ているといいます。
東京科学大学 西村久明 助教
「台風の上陸回数は(今後)増えてくると予測されていますので、台風の健康影響についても対応していく必要がある」
脳卒中の初期症状「FAST」を見逃すな!初期対応が重要
南波キャスター:
台風が来てから1週間に脳卒中で緊急入院するリスクは、台風がない期間と比べると、脳内出血13.1%、くも膜下出血が9.4%上昇するということです。
出血の疾患に関しては上昇するのですが、血管が詰まることで起きる脳梗塞については、増加の傾向は見られなかったということです。
過去11年間の台風シーズン(5月~10月)に、脳内出血で緊急搬送された患者は、北海道では1000人に1人で、沖縄では1000人に9人。単純な比較はできないと思いますが、やはり台風の通過回数が多い地域ほど、影響が出たということです。
脳卒中の初期症状「FAST」を見逃さないことが重要だといいます。
「Face」顔…片側が下がって動かない
「Arm」腕…片腕に力が入らない
「Speech」言葉…ろれつが回らないなど
「Time」すぐに…救急車を呼ぶ
1つでも症状が突然出たら、1分1秒でも早くためらわずに救急車を呼んでください。