ゆうき総業、現場技術と経営学を融合させた独自の4年制カリキュラム「経営アカデミー」を始動

ゆうき総業株式会社が、現場技術と経営学を融合させた独自の「4年制カリキュラム」を新たに構築・始動しました。このカリキュラムは、現場で多能工としての技術を磨きながら、組織マネジメントや財務などの経営学を体系的に学ぶことを目的としています。
概要
ゆうき総業株式会社は、社内塾「経営アカデミー」を発展させ、現場技術と経営学を融合させた独自の「4年制カリキュラム」を新たに構築・始動しました。このカリキュラムには、幹部候補や将来的な独立を目指す若手社員9名が受講しています。
カリキュラム概要:現場技術と経営学の融合
受講者数:9名(幹部候補、独立志向の若手社員)
学習内容:
1年目:社長と社員の違い、法人会社と個人事業主の違い、法人の作り方や税金、原価管理など
2年目:営業とマーケティング、DX、経営分析や戦略など
3年目:労務管理、人材育成、組織作り、風土作り、リーダーシップ理論など
4年目:財務、会計、短期財務戦略作成、決算書の作り方講座など
目標:卒業後、独立または幹部へ昇進
「職人の不安定さ」を変えるという決意:背景
ゆうき総業株式会社の代表取締役・結城伸太郎氏は、15歳で塗装職人の世界に入り、技術力の高い職人が環境によって夢を諦める不安定な現実を目の当たりにしました。この経験から、「腕の良い職人が、環境のせいで夢を諦めていくのを止めたい」という強い思いが同社の原点となっています。同社はこれまで、「塗装」「防水」に「左官」を加えた「三軸経営」を確立し、一人で複数の工種をこなす「多能工」の育成により、東北の冬でも安定した通年雇用を実現してきました。
現場と経営を繋ぐ次世代リーダー育成「経営アカデミー」
「経営アカデミー」は、単なる現場作業の延長ではなく、実務スキルに加えて「経営視点」を兼ね備えた次世代リーダーの育成を目的としています。日中は現場の第一線で多能工としての高度な技術を磨き、夜間は組織マネジメント、戦略思考、リーダーシップ、財務などの経営学を学ぶ4年制の独自の教育体制です。現在、自社の幹部候補や、将来的に独立を目指す若手社員ら9名が参加しており、月1回の講義と実践プログラムを通じて、現場の努力を企業全体の競争力向上につなげるための思考を深めています。現場の最前線を知る職人が「数字(決算書)」を理解し、経営を語れるようになることで、建設業における新しい働き方と人材像のロールモデルを確立します。
業界の未来を牽引:日本多能工協会との連携と「新3K」
結城氏は、自社を「新しい人材育成の実験場」と位置づけ、ここで培ったノウハウを業界全体へ還元するため、一般社団法人日本多能工協会の代表理事としても活動しています。同協会を通じ、他企業の経営者向けに将来の経営目標を数値化した財務計画書(通称:「未来の決算書」)を作成する短期財務計画講座を奇数月に開催するなど、建設業全体の経営力底上げにも尽力しています。ゆうき総業は、同協会が掲げる従来の「3K(きつい・汚い・危険)」に代わる、新しい「3K」(向上・拡散・継承)の理念のもと、古い建設業界のイメージを刷新し、若者が生涯の誇りを持って働ける持続可能な基盤づくりをけん引していきます。
まとめ
ゆうき総業株式会社は、現場技術と経営学を融合させた独自の4年制カリキュラム「経営アカデミー」を始動しました。これにより、現場力と経営視点を兼ね備えた次世代リーダーを育成し、建設業界全体の発展と若者が誇りを持って働ける環境づくりを目指します。