犬が『お水を飲まない』原因5選 水分不足による危険な症状や脱水を防ぐための対処法まで
生きとし生けるものにとって水は必要不可欠な存在。犬もしっかり水分を摂らないと危険な脱水症状を起こしてしまうこともあります。犬が水を飲まないときにはどうしたらいいのでしょうか?
どうして?犬が水を飲まない理由

喉が渇いていない
犬が水を飲まない、その最も単純な理由は「喉が渇いていない」からです。犬は人間と異なり、喉が渇いていないときに予防で水を飲んだり、他者とのコミュニケーションの一環として水を飲んだりしません。喉が渇いたなと感じたときに初めて水を飲むのです。
一見、長時間水を飲んでいないように見えても、気温や運動量によっては食べものから摂取する水分だけで十分に足りているという場合もあります。過剰な心配はいりません。
ストレスを感じている
初めての場所や苦手と感じるものがある場所でストレスを感じ、水が喉を通らないという場合もあります。私たちも不安を感じたり緊張しているときには飲んだり食べたりする気分になれないですよね。それと同じです。ストレス状態が続くと精神衛生的にも良くないため、できるだけストレスの元となっているものを遠ざけてあげることが必要です。
水や容器が気に食わない
喉が渇いていて水を飲みたいのだけれど、飲みたいと思える水がない、あるいは水が飲みたいと思える状態にないという可能性もあります。水の交換を怠っていて水が汚れていたり、何かが浮いている。あるいは水を入れている容器を変えたためにいつもと違って警戒しているのかもしれません。愛犬が水の前でじっと佇んでいたら、飲みたいけど飲めないのかもしれないと気づいてあげましょう。
口の中や体に違和感がある
飲みたいけれど飲めない理由が水の方ではなく、犬の方にある場合もあるので要注意です。まず考えられるのが口の中に怪我や腫瘍などがあり、水を飲むとしみるので痛くて飲めないという場合です。この場合は水だけでなくごはんやおやつも受け付けなくなってしまいます。
また口の中ではなく体に痛みがあり、水を飲む体勢を取るのが辛いという可能性もあります。この場合も動きに違和感があったり、活動量が突然減ったりするので注意が必要です。
老化によるもの
シニア犬は成犬よりも活動量や代謝が落ちるため、そもそも必要な水分量が低下します。またいろいろな感覚が鈍くなるのに伴い、喉の渇きも感じにくいと言われています。水分をとるべきなのに行動することができず脱水症状に陥りやすいので、シニア犬の水の管理は細心の注意が必要です。
また悲しいことですが、お別れのときが近づくと生きものは水をとらなくなる傾向があります。まさに「枯れていく」という表現が適しているでしょう。介護状態の末に水を飲まなくなった場合、心の準備が必要かもしれません。
要注意!犬の水分不足が招く危険な症状

脱水症状
犬は普段から汗をかかないので、脱水症状のイメージがつきにくいかもしれません。見た目や触感から水分の不足を見極めることが大切です。まず目立つのが鼻。犬の鼻は湿っているのが健康状態の目安ですが、脱水が起きていると鼻や口の中がカラカラに渇いています。また撫でたときに皮膚がいつもより硬く渇いているように感じる場合も注意が必要です。
熱中症
脱水症状が悪化すると熱中症に陥ります。覚えておいて欲しいのは、たとえ気温が高くない日であったとしても水分が不足しているだけで熱中症は起こりうるということです。荒い息でよだれを垂らしている、意識が朦朧としているなど、重篤になった場合は命にも関わります。
尿路結石
尿路結石は犬に多い疾患ですが、水分が不足していると尿の成分が濃縮されやすく結石が形成されるリスクが上がります。尿路結石は繰り返すことが特徴のため、過去に既往歴のある子の場合には特に厳重に水分管理をしてあげる必要があるでしょう。
犬の脱水症状を防ぐために

新鮮な水をたっぷり用意しておく
基本となるのは、犬がいつでも好きなだけ水を飲めるように新鮮でたっぷりの水を常に用意しておくことです。お留守番をさせる場合には、飲み終えてしまった場合や誤ってこぼしてしまった場合なども考慮し、2箇所以上の水場を用意しておけると安心です。また、1日に1回以上は水を汲み替えることを忘れずに行いましょう。
水に風味をつける
いざ脱水症状だとわかっても、犬に無理やり水を飲ませることは困難を極めます。どうしても水を飲まない場合には、犬の興味を引くように水に風味をつけるのも1つの方法です。ただ逆に風味のある水を拒否してしまう子もいるので、愛犬の嗜好に合わせることが大切です。
ウェットフードやスープを与える
水を飲ませることにこだわらなくても、食事に工夫することで犬に水分を摂らせることは可能です。ドライフードを与えている場合はウェットフードに換えるだけでも水分摂取量が大きく変わります。またフードにスープやお出汁をかけてあげると、水分もたくさん摂れるうえに食いつきも良くなるので一石二鳥です。
まとめ

水分不足は生きものの命の危機に直結します。
普段から愛犬の飲水量がどのくらいかを把握しておき、「今日は水を飲んでいない」「これでは足りていないはず」など変化に気づけるように備えておくことも大切です。
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