犬の『呼吸が普段と違う』考えられる理由5つ 危険な症状を判断する方法まで

2026-06-16 11:00

愛犬が「ハァハァ」と息を荒くしたり、「ゼーゼー」と異音がしたりするときは注意深く観察しましょう。今回は、犬の呼吸が普段と違うときに考えられる5つの理由や、危険な症状を判断する方法まで解説します。

犬の呼吸が普段と違うときに考えられる理由5つ

ビーグル犬

人間のように「苦しい」「つらい」と言葉で伝えられない犬にとって、呼吸の変化は異変が起きている重要なサインです。一時的なものから、中には一刻を争う重大な病気が隠れていることもあります。

もし愛犬の呼吸が乱れていたら、以下のような理由の可能性があるのかを探ってみてください。

1.体温調節によるもの

犬は体温が上がると口を開けて「ハァハァ」と浅く早い呼吸(パンティング)を行い、唾液を蒸発させて熱を逃がそうとします。散歩や運動後に呼吸が乱れるのは、生理的な反応なので大きな心配はいりません。

ただし暑い夏の時期は熱中症のリスクが高まるので、なかなか呼吸が落ち着かない場合は要注意です。

2.ストレスや緊張

歌うイヌ

とくに体を動かしたわけではないのに急に呼吸が荒くなった場合は、ストレスや緊張を感じている可能性があります。例えば、前方から苦手な犬が近づいてきたり、苦手な雷や花火の音が外から聞こえてきたりといった場面です。

恐怖や緊張を感じると心拍数が上がり、呼吸が早くなることがあります。体温調節のパンティングとは異なり、落ち着かない様子が見られたり、一定方向を注意深く見たりといった行動も同時に見せることが多いです。

3.呼吸器や心臓などの病気

呼吸に異変を感じた時に、最も注意したいのが病気の可能性がある場合です。気管支や肺などに炎症が起きていたり、水が溜まったりなどの呼吸器に問題があるとスムーズに息ができなくなります。

また、僧帽弁閉鎖不全症といった心臓機能が弱まる病気も苦しそうな呼吸が見られることが多いです。鼻詰まりや発熱、あるいは痛みのサインである可能性もあるので、注意深く観察する必要があります。

4.異物の誤飲

苦しそうな犬

突然「ゼーゼー」と音を立てたり、パニックになって前足で口元を気にするような仕草を見せたりする場合は、異物の誤飲を疑いましょう。おもちゃの破片や布などを誤って飲み込んでしまい、異物が気管を塞いでしまっているのかもしれません。

完全に気道が塞がると窒息の危険があり、一刻を争う緊急事態となります。自己判断で口の中に手を突っ込むなどの対応を取ると、パニック状態に陥った犬から噛みつかれたり、異物をさらに奥へ押し込んでしまうこともあります。

速やかに動物病院へ連絡し、獣医師の指示のもとで適切な処置を受けることが重要です。

5.貧血を起こしている

なぜか愛犬の呼吸が乱れるのは、貧血を起こしている可能性があります。犬の貧血は免疫の異常(免疫介在性溶血性貧血)や、玉ねぎを食べてしまった際の中毒症状、あるいは体内の腫瘍からの出血といった深刻な原因であることが多いです。

酸素不足に陥るため、少し動いただけで「ハァハァ」と息が上がってしまい、その場に座り込むこともあります。

危険な症状を判断する方法

聴診器を当てる犬

愛犬の呼吸の異常に気づいたときに、受診の目安がわかると冷静に対応しやすくなります。以下にまとめた、危険な症状を判断する方法をチェックしてみてください。

1分間の呼吸数を測る

犬の正常な安静時の呼吸数は、1分間に約15〜30回程度です。寝ている状態にもかかわらず、1分間に40回以上の呼吸がある場合は危険な状態に陥っている可能性があります。

普段から1分間の呼吸数をカウントする習慣をつけましょう。呼吸は胸が「膨らんで、戻る」を1回とカウントします。

舌や歯茎の色をチェックする

舌を出すハスキー犬

「普段とは様子が違う」と感じたら、犬の口元をそっとめくって舌や歯茎の色をチェックしてみてください。健康な犬であればきれいなピンク色をしていますが、酸素不足の場合は紫色や白っぽい色に変色しています。

「チアノーゼ」と呼ばれる危険な状態に陥っている場合は、一刻も早い救急処置が必要です。

呼吸の姿勢や音をチェックする

犬がどのような姿勢でどんな音を立てて息をしているかも、重要な判断材料になります。寝ているときも「ゼーゼー」と異音がする、伏せをすると苦しそうにしているなど、獣医師に詳しい情報を伝えるようにしましょう。

誤食の場合は何をどの程度飲み込んでしまったのか、できる限り確認すると的確な判断がしやすくなります。また、近年では家の中にいても熱中症にかかる場合も多くなってきているので、「ただのパンティング」と思わずに日頃から注視することも大切です。

まとめ

口を開ける柴犬

犬は普段からパンティングを見せるため、呼吸の乱れに気づきにくい面があります。危険な状態をいち早く回避するために、日頃から愛犬の健康観察は欠かさないようにしましょう。

ストレスや緊張といった心の不調である可能性も踏まえて、愛犬の心の動きにも目を向けてみてください。

関連記事

名前を呼んでも来ないワンコ→先輩犬に『呼んできて』とお願いした結果…『まさかの行動』が28万再生「言葉を理解してる」「人間の知能並み」
犬が空腹(お腹がすいている)のときによく見せる5つのサイン
公園が大好きな犬に『帰るよ』と伝えた結果→嫌がりすぎて…子どものような『駄々のこね方』が25万再生「永遠の3歳」「出くわしたら拾いたい」
犬が布団に入りたがる5つの理由
犬と一緒に寝るって本当にいけないこと?危険性と注意すること

  1. 中国とネパールの国境で土石流 チベット自治区で多数の死傷者か ネパールでは洪水も…22人が死亡・外国人観光客ら約380人が行方不明 現時点では日本人巻き込まれた情報なし
  2. サラダクラブ 加熱済み野菜「そのままパクっとベジタブル」最新作「蒸しカリフラワーミックス」「焼きさつまいも」が爆ウマ&時短で◎ プロの絶品レシピで“サラダラブ”実感☆
  3. ドローンが撮影した9分13秒の映像 イオンモール熊本の内部で何が 「こんなに色見がなくなる」
  4. 人型ロボットが陸上100メートルの新記録を更新 8秒64を叩き出す 中国・ロボット運動会 人類最速のウサイン・ボルト選手“9秒58”を大幅に更新
  5. 備蓄米15万トンを農水省が買い戻す方向で調整 9月中にも買い戻すか 有識者の議論も踏まえて時期や量など最終決定へ
  6. バレー女子日本代表、準々決勝は台湾と激突 優勝チームにはロス五輪切符【アジア選手権】
  7. ヘンリー王子とメガン妃がイギリスに帰国 今後はイングランドの私邸を拠点に活動か アーチー王子・リリベット王女はイギリスの学校に通う予定
  8. “月よりグルメ”?「月見商戦」過熱の裏で卵が高騰 35年前の“安定供給”から一変…頭を悩ます生産者 【Nスタ解説】
  9. Cellebrite、携帯型戦術抽出キット(C-TEK)を発売、軍による戦場情報の活用を支援
  10. 【天皇杯】J1横浜FM、キングカズ擁するJ3福島に勝利!“大会史上最大”43歳差対決は実現せずも16歳の三井寺眞と59歳三浦知良がユニフォーム交換
  1. 列車の接近知らせる「中継見張り員」不在か…東武線作業員4人死亡事故 東武鉄道は会見で「到着していたが意思疎通できる状況でなかった」
  2. 「カード使えない」 トランプ政権の制裁に「ICCは負けない」赤根所長訴え…“弱腰”の日本政府が姿勢変えたワケ【Nスタ解説】
  3. 親切心が裏目に…「救急隊員が脱いだ靴はそのままに!」金沢市消防局がSNSでお願い 靴をそろえてはいけない理由は?
  4. 「分電盤の交換が必要」うその工事で男女6人から約320万円を詐取した疑い 男5人を逮捕 被害額は9億円か 千葉県
  5. 赤根智子所長が会見「ICCは決して負けない」トランプ政権から制裁
  6. 中国で買い付け業者が白菜をホルムアルデヒドに浸す 「鮮度を保つことを目的とした違法行為」インターネット上の告発を受け調査
  7. ドローンが撮影した9分13秒の映像 イオンモール熊本の内部で何が 「こんなに色見がなくなる」
  8. 【天皇杯】J1横浜FM、キングカズ擁するJ3福島に勝利!“大会史上最大”43歳差対決は実現せずも16歳の三井寺眞と59歳三浦知良がユニフォーム交換
  9. 【 第1子出産・満島ひかり 】「大知 赤ちゃんに会いに来てくれて 抱っこしてくれて」共に元Folderメンバーで “30年以上” 親交ある三浦大知さんからプレゼント
  10. バレー女子日本代表、準々決勝は台湾と激突 優勝チームにはロス五輪切符【アジア選手権】
  11. 「日本が圧力に負けるのか、世界が見ている」ICC赤根智子所長がICCを守る理由――「法の支配」か「力の支配」か【独占インタビュー 第2回】
  12. “ICC最大の危機”ーー「力の支配」横行に赤根智子所長が警鐘「最終的に日本にも波及」国民に伝えたいこととは【独占インタビュー 第3回】