「あれどこにある?」と聞くお父さんが約9割! 家族の大切なモノ調査で判明

2026-06-20 08:00
「あれどこにある?」と聞くお父さんが約9割! 家族の大切なモノ調査で判明

父の日は、日頃の感謝をお父さんへ伝える特別な日である。家族のために働き、休日には子どもと遊び、さまざまな場面で家族を支えているお父さん。しかし、家庭の中で「大切なモノがどこにあるか」をどれだけ把握しているだろうか。

保険証書や通帳、マイナンバーカード関連書類、不動産の契約書など、暮らしを支える重要な書類は数多くある。一方で、それらの管理をパートナーに任せている家庭も少なくない。普段の生活では困ることがなくても、急な手続きや家族の体調不良、災害時など、必要なモノをすぐに取り出さなければならない場面は突然訪れる。「あれ、どこにある?」という何気ないひと言が、思わぬ焦りにつながることもあるだろう。

マスターロック・セントリー日本が父の日を前に実施した「家族の大切なモノについての調査」では、多くのお父さんが家族の重要書類の保管場所を十分に把握できていない実態が明らかになった。父の日をきっかけに、家族で「大切なモノのありか」を共有することの大切さを考えてみたい。

「あれ、どこにある?」は多くの家庭で起きている

調査によると、自宅の書類や日用品などの整理整頓や置き場所の管理を主導している人は、「お母さん(妻・パートナー)」が42.0%、「お父さん」が33.2%という結果となった。また、24.4%は夫婦で半分ずつ管理していると回答している。

整理整頓や保管場所の管理を妻に任せている理由としては、「妻を信頼しているから」が53.1%、「妻に任せておけば安心だから」が43.2%と上位を占めた。

さらに、「家族の大切なモノがどこにあるか」を家族に尋ねた経験について聞いたところ、「よくある」が25.9%、「たまにある」が59.6%となり、85.5%のお父さんが「あれ、どこにある?」と聞いたことがあると回答した。

家族への信頼がある一方で、重要なモノの管理が一人に偏りやすい現状もうかがえる結果となった。

保管場所が分からない書類は「年金手帳」「マイナンバー関連書類」

重要書類の保管場所について、「どの部屋のどの引き出しにあるか」を正確に把握しているか尋ねたところ、最も「分からない」と回答した割合が高かったのは、「年金手帳」と「マイナンバーカード関連書類」で、いずれも20.2%だった。次いで、「不動産の権利書・契約書」が17.6%、「賃貸契約書」と「保険証券」が17.1%で続いた。

一方で、保管場所に関する本音を聞くと、「自分も把握しておくべきだが、妻に任せきりになっている」が24.4%、「家の中のどこかにはあるから、いざとなれば見つかるはず」が22.8%となった。

日常生活では使う機会が少ない書類ほど、「必要になった時に探せばいい」と考えがちである。しかし、行政手続きや医療機関での対応、契約関連の場面では、急いで必要になるケースも少なくない。いざという時に慌てないためにも、家族全員が保管場所を把握できる環境づくりが重要だといえそうだ。

「見つけられる自信」と「実際の困りごと」にギャップ

興味深いのは、保管場所の把握状況と自己評価の間にギャップが見られた点だ。

普段管理を担っている人が急な病気や入院などで動けなくなった場合、必要な重要書類を自分ひとりで探し出せる自信があるかという質問では、「とても自信がある」が26.4%、「やや自信がある」が45.1%となり、合わせて71.5%がおおむね自信を持っていると回答した。

その一方で、「重要書類や大事なモノが見つからず、困ったり家族間で気まずい雰囲気になった経験がある」と答えた人は59.1%にのぼった。内訳は、「よくある」が17.1%、「たまにある」が42.0%である。

「きっと見つけられる」という自信がある一方で、実際には探し物で困った経験を持つ人が多いことが分かる。日常のちょっとした探し物であれば済むかもしれないが、災害時や急病時には、重要書類をすぐに取り出せるかどうかが、その後の対応を左右する可能性もある。

家族で共有できる「専用の保管場所」が求められている

こうした状況を受けて、「家族で共有して管理できる専用の安全な場所が必要だと思うか」と尋ねたところ、「とても必要だと思う」が35.8%、「やや必要だと思う」が48.7%となり、84.5%が必要性を感じていることが分かった。

また、耐火・耐水機能を備えた金庫については、認知の有無にかかわらず、54.9%が「欲しい」と回答している。

マスターロック・セントリー日本では、防災リュックなどの「持っていく防災」に加え、日常的に使う耐火・耐水金庫で大切なモノを守る「置いてく防災」という考え方を提案している。重要書類や貴重品を一か所に集約し、家族全員が保管場所を共有しておくことは、日常生活の利便性だけでなく、災害への備えという観点からも有効な選択肢となりそうだ。

<調査概要/属性>
場所:全国(インターネット調査)
調査期間:2026年6月15日〜6月16日
年代:20歳から49歳
母数:合計193名
回収条件:妻と小学生〜中学生の子どもがいて同居している男性

今回の調査では、多くのお父さんが家族の大切なモノの管理をパートナーに任せている一方で、重要書類の保管場所を十分に把握できていない実態が浮かび上がった。日常生活では困る場面が少なくても、急な病気や災害など、予期せぬ出来事はいつ起こるか分からない。そんな時、家族を支える存在として必要なモノをすぐに取り出せることは、大きな安心につながるはずだ。

父の日は、感謝を伝え合うだけでなく、家族の未来について話し合うきっかけにもなる。「大切な書類はどこに保管しているか」「家族みんなが把握できているか」を確認する時間を設けてみてはいかがだろうか。家族の安心を守るための小さな備えが、もしもの時の大きな支えになるかもしれない。

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