猫を多頭飼いするときに考えたい『年齢差』に関すること3つ 相性の良し悪しや新たに迎えるときの注意点も

2026-06-20 16:00

1度でも猫と暮らす幸せを知れば「2匹目を迎え入れたい!」と思う方も多いのではないでしょうか。しかし、多頭飼いがうまくいくかどうかは、猫同士の相性や「年齢差」も大きく関係しています。今回は、多頭飼いを始める前に考えておきたい年齢差のポイントを3つ解説します。新たに迎えるときの注意点もご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

猫を多頭飼いするときに考えたい『年齢差』に関すること3つ

2匹の子猫

1.人間の年齢に置き換えて考える

猫は実年齢より若々しく見えることも多く、年齢差をあまり感じない場合もあるかもしれません。

筆者の実家でも、1歳と7歳の猫が仲良く遊んでいる姿が見られ、つい同世代のように感じてしまうこともあります。

しかし人間でいえば、猫の1歳は16歳、7歳は44歳に相当するといわれています。実際には、二回り以上も離れているのです。

もし、私たち人間が親世代ほど年が離れた人と突然暮らすことになったら、戸惑いは大きいでしょう。だからこそ、新たに迎える際はトライアルが大切なのです。

2.「3〜5歳以内」の年齢差を1つの目安にする

年齢差が少ない猫ほど、ライフステージや体力が似ている傾向にあります。プロレスごっこや追いかけっこといった遊びのテンポも合い、楽しく関係を築きやすいでしょう。

若い猫はエネルギーが有り余っているのに、シニア猫はついていけず疲れてしまうといったトラブルも防ぐことができます。

一方で「年齢を重ねるスピードが一緒=同時に高齢化していく」というのも、頭に入れておく必要があります。

2匹同時に通院や介護をする可能性も高くなり、将来的なことも視野に入れて検討することが大切です。

3.「子猫」のタイミングで検討する

子猫の生後2週〜9週の時期は「社会化期」と呼ばれ、人や動物とのコミュニケーション、爪切りといったお手入れなどを学びやすい大切な時期です。

そのため、比較的若い時期から多頭飼いを始めることで、猫同士の距離が縮まりやすく、関わり方を自然に学べることもあります。

ただし、あまりに幼い時期の子猫は、ミルクや排泄の介助が必要になることもあります。また、日本では生後56日以下の子猫の販売は禁止されています。

年齢差以外でみる「相性」の良し悪し

隣り合って座る猫

猫同士の関係性は、年齢差だけで決まるわけではありません。性別や育った環境によっても、相性には違いが見られます。

一般的に相性がよいといわれているのは、血縁関係のある兄弟同士、成猫のメス同士、オスとメスの組み合わせです。

実際に筆者が飼っている兄弟猫も、狭いベッドで寄り添って眠ったり、毎日のように追いかけっこをしたりと、仲良く過ごしています。

一方で、成猫のオス同士は、縄張り意識からお互いをライバル視しやすいといわれているためご注意ください。

また、どの組み合わせであっても去勢・避妊手術をすることで、ホルモンの影響による攻撃性を抑えられる場合があります。

特にオスとメスを一緒に飼う場合は、望まない妊娠を防ぐためにも必ず実施しましょう。

新たに猫を迎えるときの注意点

向かい合っている子猫と成猫

新たに猫を迎える際には、トイレや寝床などの環境を整えたり、健康状態を確認したりといった事前準備が欠かせません。

そして忘れてはいけないのが、猫同士にも「心の準備」が必要だということです。特に配慮したいのは、先住猫です。

いきなり直接会わせてしまうと、縄張りへ不法侵入されたと感じ、警戒心を強めてしまう場合があります。

まずはニオイのついたタオルなどを与えて、ニオイの交換から始めるのが安心です。そこからケージ越しに対面させ、慣れてきたら扉を開けて自由に行き来させましょう。

本格的に一緒に暮らし始めてからも、ごはんや遊びは先住猫のペースを優先すると、猫同士がほどよい距離感を保ちやすくなります。

まとめ

寄り添い合う2匹の猫

猫を多頭飼いするときは「年齢差」への配慮が大切です。

できるだけ年齢が近い方が生活リズムや遊び方が合いやすく、体力差によるストレスも起こりにくくなります。ときには人間の年齢に換算しながら、慎重に検討してあげましょう。

性別の組み合わせにも相性の傾向は表れますが、1番大切なのは、猫同士の心の準備です。できるだけトライアルの期間を設け、少しずつ距離を縮めていくことをおすすめします。

飼い主さんの気持ちだけで進めず、猫の気持ちに寄り添いながら、無理のないペースで新しい家族を迎え入れましょう。

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