「日常生活で使えるポーズを選んだ」“滅ポーズ”の仕掛け人が語る「15秒の勝負」【THE TIME,】

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2026-06-24 07:00
「日常生活で使えるポーズを選んだ」“滅ポーズ”の仕掛け人が語る「15秒の勝負」【THE TIME,】

人気振付師・槙田紗子さんの「バズらせ術」後編は、大流行している「滅ポーズ」の誕生秘話に迫ります。

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Juice=Juiceと初のタッグ

M!LKの♪『好きすぎて滅!』や、=LOVEの♪『とくべチュ、して』など話題となった数々のダンスを作っている振付師・槙田紗子さん(32)。

前編では、【歌詞に合わせた動き】や【違和感】【ちょいムズ】などの“バズらせる振付術”を教えてもらいました。

実際に振り付けの制作現場におじゃますると、この日手掛けていたのが♪『盛れ!ミ・アモーレ』が大バズり中のアイドルグループ、Juice=Juiceの最新曲♪『クラクラ☆クライマックス』。

サビの部分を踊りながら作っていきます。

振付師・槙田紗子さん:
「<クラクラ>は、手でクラクラ、絶対これ。<静けさ>だから、右手人差し指を口に当てて『シー』して、<ほどけていく>から右腕を波打つように揺らす」

振り付けを考えた翌日には、早速メンバーに振り入れ。槙田さんと初めてタッグを組んだJuice=Juiceのメンバーはどう感じているのでしょうか?

段原瑠々さん
「“歌詞と動きが全部リンク”している感じがして、やっていても楽しい」

松永里愛さん:
「明るく大きくキャッチーな振り付けで、皆さんにとっても“真似しやすい”んじゃないかなって」

ファンのSNSも「徹底リサーチ」

「スタジオに入って振り付けの大枠を作る時間は“3時間くらい”」と話す槙田さん。振り付け自体を作るのはたった3時間ですが、実は“その前に必ずやること”があるといいます。

振付師・槙田紗子さん:
「なぜこの曲が今このタイミングでリリースされるのかをめっちゃ考える。どういう層にどうアプローチしたらいいのか。振り付けで何かできることないかをまず考える」

【バズらせ術その3:徹底したマーケティング】

槙田さんが参考にするのは「ファンのSNS」。どういう部分が好きで、何が刺さっているのか、さらには世代なども徹底的に調べるといいます。

槙田さん:
「そういうのをめちゃくちゃリサーチして、じゃあきっとこの曲は、“こういうアーティストの一面を見せたら喜んでもらえるだろう”とか。ダンスという要素によって“新しいファン”ができたりするきっかけになれたらと思うので、そのためにまず、“どんな人達が見ているのか”をめちゃくちゃリサーチする」

普段使いできる「滅ポーズ」

マーケティングの目線で分析し、“いま求められる振り付け”を意識する。その分析で大バズりした楽曲もあります。

振付師・槙田紗子さん:
「♪『好きすぎて滅!』は、振り付けではなくて“ミーム”を作ろうと思った」

【ミーム】とは、不特定多数の人が“ある行動を真似して”、それがどんどん拡散していくこと。ダンスの枠にとどまらない、“普段から真似したくなるポーズ”をまず考えたといいます。

槙田さん:
「♪『イイじゃん』があったので、M!LKのファン層やタイミングを考えた時に、例えば女子高生がプリクラを撮る時にできるポーズとか、“日常生活で使えるもの”を選んだ」

こうして生まれたのが、ピースの指をくっつけた右手を前、左手は額の前にという「滅ポーズ」。

槙田さんによると「お祓いチックな封じ込め」とのことですが、『渋谷トレンドリサーチ』の「2026年春のトレンド調査」では高校生の流行語や流行ポーズで1位に選ばれるなど、若者の日常にも浸透しています。

▼中学2年:「疲れすぎて滅!とか 帰りたすぎて滅!とか。基本的に何でも滅って使う」
▼高校2年:「テストやばすぎて滅!みたいな。とりあえず語尾に滅つけておけばいいかなみたいな」

槙田さん:
「カジュアルなおまじない、そのカジュアルさがめっちゃ大事。『滅』って色々なネガティブなキーワードが和らぐ、一瞬で楽しくなれるみたいなのがある」

「バズがライブ規模に直結」15秒の勝負

ミームの役割を果たすポーズは、他の楽曲にも出てきます。

振付師・槙田紗子さん:
「“曲の印象になるポーズ”を作ると、アイドルとの写メ会でできる。『あの曲のこのポーズお願いします!』とか」

ファンとアイドルが共有できる象徴的なポーズを作ることで曲が印象づき、より広まるきっかけになるとのこと。

この戦略はアイドル自身も実感しているようです。

CUTIE STREET・川本笑瑠さん:
「その曲の代表となるポーズが紗子さんの振り付けだと絶対あって、それが結局流行っている」

ダンスもSNSが主流となっている今、槙田さんが思うことは―

槙田さん:
「TikTokのバズが本当に直にライブの規模に直結する時代なので、“切り取られた15秒が本当に勝負になる”。自分も力になりたいと思うし、TikTokで興味を持ってもらったらアーティストのライブに足を運んでほしい、その先も楽しんでほしい」

次はどんな斬新な振り付けが生まれるのでしょうか?

(THE TIME,2026年6月18日放送より)

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