狂言の魅力を伝えるWebコラム「描く狂言」が完結、全編公開
2026-06-25 11:20

学而図書は、日本の伝統芸能「狂言」の魅力を伝えるWebコラム「描く狂言」が、2026年6月23日の完結をもって全編公開されたことをお知らせします。
概要
学而図書が提供するWebコラム「描く狂言」が、2026年6月23日に完結し、全編の公開が完了しました。本コラムは、横浜国立大学名誉教授である三宅 晶子氏による解説と、奈良大学文学部国文学科の岩田 千治氏によるイラストで、狂言の代表的な演目の見どころを分かりやすく紹介しています。概要:
コラム名:描く狂言
公開状況:全編公開完了(2026年6月23日完結)
URL:https://classic.gakuji-tosho.jp/
執筆・解説:三宅 晶子(横浜国立大学名誉教授)
イラスト:岩田 千治(奈良大学文学部国文学科)
掲載演目:〈附子〉、〈茸〉、〈川上〉、〈木六駄〉(和泉流・大蔵流)、〈寝音曲〉(和泉流・大蔵流)、〈靱猿〉(大蔵流)、〈釣狐〉(和泉流)、〈唐相撲〉(現代の狂言)
「描く狂言」コラムの詳細
2025年2月の連載開始以来、〈附子〉、〈茸〉、〈川上〉、〈木六駄〉、〈寝音曲〉、〈靱猿〉、〈釣狐〉、そして2026年6月23日に完結した〈唐相撲〉まで、全8演目が掲載されました。これらの演目は、学校教育やこども狂言の発表会、雑誌、Webメディアなど、様々な媒体で取り上げられ、好評を得ています。親しみやすいイラストと充実した解説で、狂言の世界に初めて触れる方から、日頃から親しんでいる方まで、新たな発見と驚きを提供します。著者プロフィール
三宅 晶子(みやけ あきこ)横浜国立大学名誉教授。中世日本文学、特に能楽や古典教育を専門としており、『世阿弥は天才である』などの著書があります。
岩田 千治(いわた ちはる)
奈良大学文学部国文学科卒業。大学の講義で狂言に触れ、その感動をイラストで表現しています。
掲載演目紹介
〈附子(ぶす)〉毒薬の「附子」に注意するよう言われた主人が不在の間に、太郎冠者と次郎冠者が桶の中身を砂糖と知り、食べ尽くしてしまう物語です。その後、二人は主人への言い訳を考えます。
〈茸(くさびら)〉
家に生えた奇妙な茸に困った男が山伏に祈祷を依頼しますが、茸は増えるばかりで、ついには鬼茸まで現れるという話です。
〈川上(かわかみ)〉
盲目の男が川上の地蔵菩薩に祈願し、目が見えるようになりますが、その条件は妻との離縁でした。
〈木六駄(きろくだ)〉
(和泉流)奥丹波の者が都の伯父に歳暮を届けるため、牛に木や酒をくくり雪の中を出発しますが、途中で酒に手をつけてしまう物語です。
(大蔵流)伯父の家を建てるための材木を運ぶ太郎冠者が、大雪の中で酒を飲んで酔い、寒さから酒に手をつけてしまう様子を描いています。
〈寝音曲(ねおんぎょく)〉
(和泉流)太郎冠者の謡を気に入った主人が、自分の前でも謡うよう求めますが、冠者は妻の膝枕でなければ声が出ないと渋ります。
(大蔵流)太郎冠者の謡のうまさに驚いた主人が、自分の前で謡うよう促しますが、冠者は妻の膝枕でなければ謡えないと断ります。
〈靱猿(うつぼざる)大蔵流〉
大名が猿皮の靱(矢筒)を作るため、猿引の連れている猿の皮を所望します。猿引は猿が死ぬと訴えますが、大名は納得せず、脅された猿引が猿に芸をさせる場面が描かれます。
〈釣狐(つりぎつね)和泉流〉
一族を猟師に捕られた狐が、猟師の伯父・白蔵主に化けて訪れ、殺生石の物語で猟師を説得しますが、餌を見て冷静さを失ってしまいます。
〈唐相撲(とうずもう)現代の狂言〉
唐から帰国したい相撲取りが、皇帝の前で唐人を相手に相撲を取り、次々と勝利していきます。皇帝も相撲を取りたくなりますが、その体には触れてはいけないという制約があります。
まとめ
学而図書のWebコラム「描く狂言」は、狂言の魅力をイラストと解説で伝える連載が完結し、全演目が公開されました。初心者から愛好家まで、狂言の新たな一面を発見できる内容となっています。関連リンク
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