正栄電設工業、高校新卒採用で7年連続採用を実現:働きやすさを重視する現代の高校生に響く戦略

2026-06-26 02:36

株式会社正栄電設工業は、工場・プラントの電気設備工事などを手掛ける企業として、2019年から始めた高校新卒採用において7年連続での採用に成功しています。この成功は、給与だけでなく働きやすさや将来性を重視する近年の高校生の企業選びの変化に対応した採用活動によるものです。

概要

株式会社正栄電設工業は、工場・プラントの電気設備工事、計装工事、電気通信工事、設計・施工管理を手掛ける企業です。2019年から開始した高校新卒採用において、7年連続での採用を実現しています。

概要:

高校新卒者向け求人倍率:3.69倍(2026年3月卒業予定者向け)

高校生の企業選びの基準:年間休日、働きやすさ、福利厚生、資格取得支援制度、職場の雰囲気、将来性を重視

正栄電設工業の採用活動開始時期:毎年5月(求人票公開の7月より前)

応募前職場見学参加者の入社率:過去7年間で100%

SNS採用広報の開始時期:3年前からInstagramを活用

社員寮・福利厚生制度:県外出身者向け社員寮、資格取得費用の会社負担制度、各種研修制度あり

URL:https://syouei-group.com

高校生の企業選びの変化と正栄電設工業の対応

近年、高校生の企業選びの基準は「給与」から「働きやすさ」へと変化しています。厚生労働省の発表によると、2026年3月卒業予定の高校生向け求人倍率は過去最高水準に達しており、企業間の採用競争が激化しています。このような状況下で、現在の高校生は年間休日、福利厚生、職場の雰囲気、将来性などを重視する傾向が強まっています。また、InstagramなどのSNSを活用した企業研究も一般的になっています。

正栄電設工業では、この変化に対応するため、採用活動の開始時期を早め、毎年5月から高校訪問を開始しています。人事部の横尾吉栄氏は、「7月になると学校には多くの企業が訪問するため、事前に学校との関係づくりを行い、会社の考え方や育成方針を理解してもらうことが重要です」と述べています。学校訪問では、求人内容だけでなく、若手社員の活躍状況や資格取得支援制度、社員寮、キャリア形成についても説明を行っています。

採用成功の鍵:応募前職場見学とSNS活用

同社は、高校3年生の夏休みに応募前職場見学を実施しており、工場やプラントの電気設備工事現場を紹介し、社会インフラを支える仕事の魅力や役割を伝えています。入社1年目から5年目の若手社員が案内役を務めることで、高校生との近い目線でのコミュニケーションを図っています。この応募前職場見学に参加した高校生の入社率は、過去7年間で100%を達成しており、入社後のミスマッチ防止にも効果を発揮しています。

さらに、3年前からはInstagramでの採用広報を強化しています。募集要項だけでなく、若手社員の日常、現場での仕事風景、資格取得への挑戦、社内イベント、休日の過ごし方など、高校生が関心を持つ情報を中心に発信しています。これにより、「Instagramで見た雰囲気そのままだった」「先輩社員が楽しそうに働いていた」といった肯定的な声が寄せられています。

また、県外からの応募にも対応するため、社員寮や資格取得費用の会社負担制度、各種研修制度も整備しています。

今後の展開:共感型・体験型採用の推進

正栄電設工業は、今後の高卒採用市場では、企業規模や給与条件だけでなく、「どんな人が働いているのか」「どんな成長ができるのか」「安心して働ける環境があるのか」といった点がより重視されると予測しています。そのため、応募前職場見学やSNSを活用した情報発信をさらに強化し、社員寮や福利厚生制度の充実を図っていく方針です。地域産業を支える若手技術者の育成を通じて、高卒採用における中小企業の成功モデルとなることを目指しています。

関連リンク

https://www.mhlw.go.jp

https://www.stat.go.jp

https://syouei-group.com