マクニカとリラタ社、環境負荷を低減する栽培培地SmartSoilの社会実装に向け覚書を締結

2026-06-30 01:39

マクニカが、カナダのリラタ社が開発する生物由来の再利用可能な栽培培地「SmartSoil(スマートソイル)」の日本国内における社会実装の推進に向け、業務提携の枠組みを定めた覚書を締結しました。

環境制御型農業の新たな展開

近年、気候変動や農業就業人口の減少といった社会課題を背景に、環境を制御して収量を向上させる環境制御型農業への注目が高まっています。一方で、水耕栽培などで従来使用されているウレタンやロックウールなどの培地は、ライフサイクル全体で大量のCO2を排出することが課題となっていました。マクニカは、環境負荷を低減しつつ持続可能な食料基盤を実現するため、リラタ社との連携を開始します。

SmartSoilの導入と実証実験

マクニカは、フード・アグリテック分野のオープンイノベーション拠点「Food Agri Tech Incubation Base(以下FIB)」に、リラタ社の「SmartSoil」を導入します。生成AIや各種センサーを活用したデータプラットフォームを用いて、従来の培地と比較した成長性や運用性の検証を行い、将来的な商業化および流通の可能性を検討します。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。

SmartSoilの特徴と環境貢献

リラタ社が開発した「SmartSoil」は、生物由来素材で構成された再利用可能な栽培培地です。形状や保水性などを設計可能で、作物や栽培システムに応じた最適化を実現します。従来の培地と比較してライフサイクル全体のCO2排出量を最大で65分の1に削減できるほか、作物によっては最大10回の再利用が可能となります。今後は植物の免疫を刺激する天然由来分子を固定化し、病害抑制や成長促進を図る高機能版の開発も進められています。

まとめ

マクニカとリラタ社は、環境負荷とコストの低減、および生産効率の向上を目指し、「SmartSoil」の社会実装に向けた実証を進めます。この取り組みを通じて、両社は持続可能な環境制御型農業の実現に貢献していきます。

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