1㎡で5336万円も!「路線価」過去最高の上昇率に 背景には「インバウンド」と「再開発」 上昇率1位は“スキーの名所”長野・白馬村エリア
土地の評価額の基準となる「路線価」。全国平均が前の年から2.9%上がり、過去最も高い上昇率となりました。路線価を押し上げたのは「インバウンド」と「再開発」です。
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記者
「こちら東京・銀座の鳩居堂前。1平方メートルあたりの評価額は5336万円です」
景気を反映するバロメーターとも呼ばれる路線価。毎年、ぐんぐんと上がり続けています。
都市未来総合研究所 主席研究員 湯目健一郎さん
「平成バブルの頃、それ以来の上昇幅」
今年は2010年以降、最も高い上昇率に。なぜ、上がり続けているのでしょうか。
全国で上昇率1位となったのは、長野県白馬村エリアです。前の年から比べると、32.7%の上昇。スキーの観光名所として知られる白馬村ですが、上昇の背景にあるとみられるのは“インバウンド”です。去年の訪日外国人の数は過去最高を記録しました。
都内で上昇率1位となったのも、同じく外国人客で賑わう東京・浅草。上昇率は27.5%です。外国人観光客の増加が、各地の評価額を押し上げたとみられているのです。
一方、東京都の2位と3位には別の背景が。2位の足立区北千住は24.2%上昇、3位は中野で上昇率22.4%です。
中野で半世紀、青果店を営む男性は…
野方青果 加藤隆夫 代表
「激変してる、中野は。アトレがこれ全部、大きい。再開発になって、そこにビルが建って、マンションが建ってる。変わった。えーという感じ」
これは、およそ30年前の中野エリアの映像。街並みは当時と比べ、大きく変わったといいます。アクセスの良さに加え、「継続的な再開発」が生活圏としての街の価値を高め、路線価を押し上げたのです。
ただ、こんな影響も…
30代女性
「自分が住んでるマンションが家賃が引き上げになる。5万ぐらい」
引っ越しを断念 20代大学生
「めっちゃ便利だなと思います、住んだら」
「私はもう物件がなかった」
街の不動産会社は…
株式会社Layout ルームアドバイザー 前田瑛吉さん
「マンションだと坪単価が725.9万円、約20%上がっている。投資家だったり、購入されることが多い。再開発に期待を込めて住み続けるという方も多い」
都内2位の北千住もタワーマンションが相次いで建つなど、再開発のまっただ中。路線価の上昇は、どこまで続くのでしょうか。