猫の飼い方に関する『今と昔で違うところ』5つ 栄養管理や飼育環境など…時代と共に進歩したこととは

2026-07-08 17:00

今と昔の猫の暮らしには大きな違いが!?昭和・平成・令和と、時代が移り変わる中で生じた変化について徹底解説いたします。

昔は○○が当たり前!?今では考えられない習慣

上から覗き込む猫

テレビ番組を見ていると『昭和の常識、令和の非常識』というワードが度々登場します。実際に番組を見ていると、時代の変遷とともに人々の考え方や行動に変化が生まれ、"常識とされる事柄"が大きく変わっていることがわかります。

実は、この現象は『猫を取り巻く環境』にも反映されているのです。本題に入る前に、今では考えられないちょっぴりゾッとする"一昔前の習慣"を紹介いたします。

猫の食事は『ねこまんま』だった

ご飯にお味噌汁をかけ、更にトッピングを加えた食事を『ねこまんま』といいますが、この由来は『猫の主食』です。

主に昭和の時代では猫には"人間の残り物"を食べさせることが当たり前でした。そう、味付けも何もかも残飯ミックスです。

過剰な塩分や危険な食材が詰まっていると思うとゾッとしますね。

外に出すのが当たり前

以前は、『猫は外に出すのが当たり前』『自由があってこそ猫』『気が向いたら帰ってくるのでは?(完全なる放任主義)』という認識が非常に強かったです。

逆に室内で育てていれば『箱入り娘』『自由がなくて可哀想』などと揶揄されていたでしょう。仮に帰ってこなくても"猫だからね"で完結していました。

不妊手術は可哀想だからしない

更に猫の避妊・去勢手術に関する認識にも差がありました。以前は『可哀想』『そもそも必要ない』と考える人が多かったです。

少々ナイーブな事柄ではありますが、現代ではイメージやデメリットよりも、メリットに注目が集まっています。

猫の飼育に関する『今と昔の違い』

食事を取る猫

ここからは、更に踏み込んだ『今と昔の違い』を5つ紹介いたします。

1.『予防』に重きをおくようになった

かつては猫の病院といえば、"悪くなったら行く場所"という位置づけでした。

一方、今日では『予防』に重きをおく飼い主さんが増えています。先ほど例に挙げた不妊手術もその一環として普及しています。

更に保険の適応外にはなってしまうものの、シニア猫(10歳以上の猫)に定期的に健康診断を受けさせる飼い主さんもいらっしゃいます。

このように現代では、『病気を予防する』という意識が高まってきました。

2.完全室内飼育を徹底している

最も大きな違いといえば、『完全室内飼育の徹底』が普及したことでしょう。

逆にここがアップデートされていない方は、思わぬトラブルに巻き込まれる恐れがあります。(近隣トラブルや交通事故、虐待など)

猫の縄張りに関する認識も"室内でも十分に確保してあげられる"という方向性にシフトしたため、家庭内で退屈しのぎができるように模索している飼い主さんが増えています。

3.『ペット』から『家族』へ

猫という動物に対する思いそのものも大きく変わりましたね。書面や記事の便宜上という意味合いを除き、猫を『ペット』と呼ぶ人は少なくなりました。

現代人にとって猫は、『家族の一員』『我が子』『きょうだい』『パートナー』となっています。そのため"うちの子"と表現する飼い主さんも多いでしょう。

実は筆者もその1人です。我が家の愛猫・愛犬に対して子育てをするつもりで日々向き合い続けています。

4."質の良い食事"を意識している

かつての『ねこまんま』が恐ろしいと感じるほど、現代人は猫の食事に気を配るようになりました。

そもそも『食事』や『ご飯』という表現自体が現代風でしょう。これまでは『餌』という表現が一般的でした。先ほどの関係性に関する意識の変化も相まって、今ではあまり"餌"という言葉を聞かなくなりましたよね。やはり記事構成や書類等の便宜上のみになりつつあります。

少々話が逸れてしまいましたが、現代を生きる飼い主さんは『長生きしてほしい』『まだまだ一緒に過ごしたい』という思いから、質の良い食事にこだわっています。

5."お別れ"にも変化が

街中で『ペットの葬儀』や『ペット霊園』『ペットの納骨堂』といった看板を見かける機会が増えたと感じることはありませんか?そう、"お別れの形"にも変化が起きているのです。

かつてのように庭に埋葬する方は減少し、火葬を経てお骨にしてもらう方が増えています。その延長線として霊園や納骨堂があるのです。

また最近では、"将来は一緒のお墓へ"と望む飼い主さんの意向が反映され、実際に同じ場所に骨をおさめることが可能な寺院も増えつつあります。

まさにゆりかごから墓場まで。猫に対する愛情が尽きないことこそが"大きな変化"なのかもしれません。

まとめ

甘える猫

今回は、猫の飼い方に関する『今と昔で違うところ』について紹介いたしました。

特に大きく変わったところは、『完全室内飼育が徹底されるようになったこと』と『食事に対する認識』でしょう。

そこに医療の進歩も加わり、現代を生きる猫の寿命は大幅に伸びました。その差はざっくり見積もっても一昔前の4倍ほどです。そして今後、この数字は更なる医療の発展によって伸びることでしょう。

最後にもうひとつ番外編を紹介します。それは『猫の分離不安症』が増えてきていることです。かつて"お留守番が苦手な猫"などレアな存在でしたよね。

とある獣医さんは「分離不安症が増えるということは、その分大切にされ愛されている証拠なんですけどね」と仰っていました。

猫に対する愛情のかけ方やその方向性、質量も時代とともに変わっているのかもしれませんね。

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