睡眠中の呼吸の質と高血圧の因果関係を解明

トラタニは、睡眠中の呼吸の深さや回数が体内環境に与える影響についての観察研究を行い、高血圧の原因を血管の問題から体内環境の結果へと捉え直す新しい視点を提示しました。
睡眠中の呼吸が血圧を左右するメカニズム
当社の観察研究により、睡眠中の呼吸深度が一般寝具比で45%増加し、呼吸数が52%減少するという数値が確認されました。この呼吸の変化は、酸素供給や自律神経、毛細血管の働きに直結する重要な要素です。高血圧はこれまで血管の硬さや塩分、加齢が主な原因とされてきましたが、本研究では睡眠中の呼吸の質が血圧の安定性を左右するという新しい原因構造が示されました。
隠れ睡眠障害が引き起こす高血圧のリスク
多くの人は睡眠の質が低下している自覚がないまま、夜間の呼吸が浅い、呼吸数が多い、酸素供給が不安定といった隠れ睡眠障害の状態にあります。本来、夜間は副交感神経が働き、血管が緩んで血流が毛細血管まで広がることで血圧が下がる回復モードに入ります。しかし、夜間の呼吸が浅いと交感神経が過剰に働き、血管が収縮して血圧が上昇します。また、赤血球の柔軟性が低下することで毛細血管が使われなくなり、血流が太い血管に集中することも血圧上昇の原因となります。これらの要因により、回復モードが働かず慢性的な高血圧へとつながる構造的メカニズムが明らかになりました。
体内環境を整える新たなアプローチ
現在、血圧が高い場合に降圧剤を服用する対症療法が一般的ですが、体内環境の原因側が整わないまま長期服用を続けると腎臓などに負担がかかることが指摘されています。医学が主に症状改善を扱う一方で、呼吸や酸素、自律神経、血液、毛細血管といった生命の基盤となる根っこの体内環境を整えることは、本来備わっている自力で正常に戻る働きを支えるために不可欠です。当社では、睡眠中の呼吸環境という未踏領域において、生理学や物理学の知見を横断した研究を進めています。
まとめ
高血圧は血管の問題だけでなく、睡眠中の呼吸の質に起因する体内環境の結果として捉える必要があります。呼吸という変えられる要因にアプローチすることで、体内環境の根幹を整え、健康維持のための新しい選択肢を提供します。