【会見全文③】“1000万円要求の音声データ” の金銭授受疑惑 中尾正幸 副議長「私の声紋なんでしょう。その会話もしたんでしょう。でもお金の授受はありません」と会見で改めて現金受け取りを否定

正副議長ポストめぐる現金授受の疑惑
福岡県議会の正副議長ポストをめぐり現金の授受があったとされる疑惑。
福岡県議会 元議長 吉松源昭 県議
「人の弱みにつけこんだカツアゲ、あるいはみかじめ料的な要求だった」
2020年から1年間、議長を務めた吉松氏。自民党県議団の幹部らから多額の現金を要求され総額2000万円を支払ったと証言しています。
この現金を渡したと証言した吉松県議が公開した「音声データ」が、波紋を広げています。
名指しされた中尾正幸副議長が開いた会見で何を語ったのか。
「私の感覚では信じられない」との発言に“科学的な証明を感覚的に否定”の指摘も。
中尾正幸副議長と記者とのやり取りを公開します。
※7月14日に行われた2回目の記者会見
「会話はそうかもしれないが、実際にお金のやり取りしてない」
<会見続き>
会見参加者
あの場で1000万円があったという会話ではありません。
目の前に1000万があったらそのこと言うでしょとおっしゃいましたけど、あの場に1000万円があったという主張ではありません。吉松さんは、そもそも。
◆中尾正幸 副議長
え、そうなんですかね。
あの場にお金があったっていうことの...。
会見参加者
違います。
明日渡すという話です。
目の前のこのお金をっていうやり取りではない。そもそも。
◆中尾正幸 副議長
え、明日お金を渡す?
その会話の中ですね。ほう。
でも受け渡した時の音声が何でないんですか?
会見参加者
それがないからといって、今回の音声データの証拠性がなくなるということとはリンクしません。
◆中尾正幸 副議長
じゃあ事実無根ですね。
会話はそうかもしれないけど、実際にお金の授受とかやり取りをしてないので、事実無根ですね。
それは言葉だけですか?そこで。
僕はそこに1000万があるという認識で皆さんから追及されていると思ったんですよ。
会見参加者
それはなぜその場に1000万円があるという認識に。
◆中尾正幸 副議長
いやいや「大金」だとか、「管理しとかなきゃ」とか言われれば、何となく想像するじゃないですか。明日まで管理しとかなければならないとか。
会見参加者
突っ込んでお聞きしますけども、その場に1000万円があったというご記憶があるんですか?
「もう私の声紋なんでしょう。会話もしたんでしょう。でもお金の授受はありません」
◆中尾正幸 副議長
ないです。
その音声データを聞いてですよ、「荷物」、「お金を管理せな」と言ったらですよ、その大金ということを管理せなと。
一日があったとしても、やっぱり大金という、
彼は「1000万、要求された」って言われたんで、そこに1000万があるというふうに思った中で、私は今まで考えてたんですけど。
じゃあもう全然、ちょっと僕と認識が違います。
はい認識が違います。
会見参加者
こちらとして、そこは論点として考えていないんです。音声データに関して。
◆中尾正幸 副議長
音声データは、それはもう私の声紋なんでしょう。
そしてその会話もしたんでしょう。
でもお金の授受はありません。
会見参加者
会話をしたということはお認めになるんですか?
◆中尾正幸 副議長
したんでしょう。私は記憶にありませんけども、そういう会話はしたんでしょう。
科学的にこう解明されると、
あぁそうなんだ。いやいやいやいや。
僕はもう完全に、新聞のコメントを見る限り、目の前に1000万があったと認識をしてたので、そんなものは見てないし、ましてやですね、松本会長のところに1000万を持って行った記憶なんか全くありませんから。
全くないです。
会見参加者
もう一度質問しますけれども、あの会話はご自身のものと認められている以上は、その中で出てきた「大金」、お金は何を指すのかをお答えください。
「何かのお金やったんでしょう。ちょっと記憶が」
◆中尾正幸 副議長
分かりません。
会見参加者
「分かりません」というお答えではおそらく県民が納得しないと思います。
◆中尾正幸 副議長
「大金」という言葉にですね、1000万とか、100万でも大金、10万でも大金と思うやないですか。
だから「大金」というのはお金という感覚じゃないですか。
何かのお金やったんでしょう。
会見参加者
何のお金?
◆中尾正幸 副議長
何かのお金やったんでしょう。ちょっと記憶が、はい。
会見参加者
皆さんこの回答に納得感がなくて良いということ?県民も含めて。
◆中尾正幸 副議長
いいです。
◆中尾正幸 副議長
なんだ。なんだ想像しちゃったよ。
※記者会見の主催や運用について事務的な確認やり取り有
会見参加者
念のために振り返ります。
報道ではあくまで15日は吉松さんと中尾さんの現金授受のやり取りの算段、どういうふうにやるかという段取りは決めて、16日に吉松さん、中尾さん、松本さん、その三人で会って吉松さんが手渡したという、これは基本的には吉松さんの証言と音声記録をベースにした報道です。
◆中尾正幸 副議長
私は全然勘違いしておりました。
会見参加者
16日にお会いしたというのは全くない?
◆中尾正幸 副議長
松本会長にですか?松本会長には会いますよ。
当時私幹事長ですから。会います。
ただ、吉松さんとそういう1000万を持って行ったというのは全く記憶にないです。
議会の副議長という重要な役職の資質について「コメント控える」「頭の中整理ができてない」
会見参加者
そうすると吉松さんと一緒にというよりも、お二人がいるところに、おそらく吉松さんが持ってきて、そこでほとんどやり取りがなく短時間で終わっている。
◆中尾正幸 副議長
それも記憶がありません。1000万ですよね、言われているのは。それは記憶がないですね。
会見参加者
このやり取り自体はお認めになるんですよね?
この音声データの中のやり取り自体はお認めになるけれども...。
◆中尾正幸 副議長
そうですね。科学的にそういうふうな裏付けがされているんでしたら、そういう会話はしたんでしょう。
会見参加者
その翌日の授受は記憶にないということですか?
◆中尾正幸 副議長
はい。
会見参加者
そうすると、明らかに大金であるとかですね、
明日松本会長が荷物預かりますとか、その中に、大金やけんねとかそういったやり取りがあるんですけれども、ここだけ記憶がないというのは非常に不自然に聞こえるんですけれども。
◆中尾正幸 副議長
記憶がないんですよね。
会見参加者
科学的な根拠さえも記憶にないというふうにしてしまえば、あらゆる...。
◆中尾正幸 副議長
だから、記憶にはないです。
でも科学的に根拠で聞けば、それはあったんでしょう。でも私の記憶にはないんです。
会見参加者
県民を完全に軽んじているとも。
◆中尾正幸 副議長
そんなことないです。
会見参加者
やはり科学的な色々なデータを踏まえても、記憶にないという、ある意味本当かどうかわからないご認識の方が正しいと仰っている。
それは公人としてふさわしいのかという批判も十分あると思うが?
◆中尾正幸 副議長
それは分かりません。
会見参加者
今ご自身が一連の発言はですね、福岡県議会の副議長という重要な役職の資質についてはどう思われますか?
◆中尾正幸 副議長
コメント控えます。コメント控えます。
会見参加者
コメント控えるというのはどういう意味ですか?
◆中尾正幸 副議長
頭の中整理ができてないんです。先ほどの認識も違ってましたから。
はい。
<会見続く>
【会見全文①】“1000万円要求の音声データ” の金銭授受疑惑「もらっていないものはもらっていない」と会見で主張
【会見全文②】科学的に“声紋一致”なら「私の言った言葉」 自身の声と認めた 中尾正幸 副議長の主張は?