本が大好きニャン! 熱心に「図書館通い」を続けた猫たち 英国
英国で図書館通いを続けた猫2匹をご紹介しましょう。いずれも職員や来館者に人気になり、猫に会うために図書館にやって来る子どもたちも多かったようです。
職員よりも早く「出勤」

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英国南海岸の町ディールにある廃アパートから、黒猫が保護されました。Fidelという名のその猫は、図書館からそう遠くない場所にある新しい飼い主の家に迎えられました。
飼い主は日中仕事に出かけて留守になります。2007年ごろになって、6歳ほどだったFidelは、近くの図書館に通うようになりました。その姿は近所でよく知られており、ときには地元のカフェやレストラン、パブにも顔を出し、そこで小エビをもらったりして楽しんでいたのです。
当初、図書館の職員はFidelがやって来るのを止めようとしましたが、この猫はとても頑固で、追い出されても必ず戻ってきました。あるときは職員よりも早く図書館に出勤し、開館を待っていることもあります。
職員は餌を与えませんでしたが、Fidelは館内で眠ったり散策したり、ちょこんと座って来館者を眺めたりしています。お気に入りの青い椅子で寝るのが大好きで、あるとき「ブックフェア」のために家具が移動されてしまったときは、かなり不機嫌になりました。
利用者にも大人気

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Fidelは人懐っこくて行儀が良く、職員によると「まったく問題行動を起こさなかった」そうです。午後4時ごろになると飼い主の帰宅を察知して、むくりと起き上がって出ていきます。
当時図書館の地区マネージャーは、「Fidelはここに来るのが本当に好きなようで、利用者にもとても人気があります」と話していました。とくに子どもたちは、この猫に会うためにわざわざ図書館を訪れたほどでした。
その後2010年後半から2011年初頭にかけて、この図書館は改装工事のため一時的に閉館していた時期があり、その間はFidelも街中でうろうろしていたようです。
司書によると、彼は工事が終わった図書館の新しい自動ドアを不安がるようになり、さらに「お気に入りの椅子」が撤去されてしまったので、それ以降はあまり頻繁に来館しなくなったといいます。それでも来館者は、新しい環境に慣れてくればまた定期的に訪れてくれるだろう、と期待していたそうです。
専用の「貸出カード」を検討

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猫のZiggyは、2013年後半から数ヵ月にわたって、ウェストミッドランズ地方のシュルーズベリーの図書館に足繁く通うようになりました。
彼は書架のまわりをうろつき、受付用トレイの中に丸まって昼寝をするのが好きでした。とくに館内で「お話会」が開かれる時間帯によくやって来ました。職員はこの猫専用の「貸出カード」を作ることも検討していたほどです。
飼い主のBethany Hintonさんはこう話しています。
「Ziggyは近くのカーテン屋さんによく出かけて行くのは知っていましたが、図書館にも来ていたとは信じられませんでした。この子は街中をうろつく癖があり、地元のパブにも入ったことがあります」
Ziggyは図書館では「教授」というニックネームで呼ばれており、同館のSNSアカウントにはこの猫専用のページまでありました。
Ziggyは図書館やパブだけでなく、コーヒーショップや新しいオフィスビルにも出かけて行ったそうで、あちらこちらでさまざまな名前で呼ばれていました。でも図書館のSNSができたことで誰もが彼の正体を知りました。迷子になった場合に備えてマイクロチップも埋め込まれたため、この猫の徘徊はその後もしばらく続いたとのことです。
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