犬が苦手な『ニオイ』6選 不快だと感じるワケや愛犬に与える悪影響まで
暮らしの中で、部屋を心地よい香りにしたいと思うことがありますよね。しかし、愛犬と暮らしていると、「不快に感じていないかな?」と不安になることも……。この記事では、犬が苦手なニオイやその理由、部屋で香りを楽しむ際の注意点などを解説します。
犬が苦手な『ニオイ』6選

犬は約2~3億個もの嗅覚受容体を持つといわれており、人間の数十万~数百万倍も優れた嗅覚を備えています。そのため、私たち人間にとってほのかに感じる香りでも、犬には非常に強い刺激として感じてしまうことがあるのです。
ここでは、犬が苦手と感じやすいニオイを6つ紹介します。
1.柑橘系の香り
レモンやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘系の香りは、私たち人間の間では「よい香り」として、さまざまな芳香剤や香水などにも使われます。しかし、柑橘類のニオイは、多くの犬が苦手とする代表的な香りです。
柑橘類に含まれる成分を嫌がる犬も多く、柑橘系のルームフレグランスやアロマを置くと、その部屋に近づかなくなる、などの事例も報告されています。
2.柔軟剤の強い香り
柔軟剤の香りは、人には心地よく感じられる香りが多くあります。しかし、犬には刺激が強すぎるため、お気に入りのおもちゃや衣類、ベッドなどに香りが強く染み付いてしまうと、それを使わなくなる恐れも。
特にお気に入りのベッドに柔軟剤の香りが染み付いてしまうと、寝不足や強いストレスにつながることもあるので気をつけましょう。
3.香水やルームフレグランス
部屋を良い香りに保つためのルームフレグランスや、よい香りを纏うための香水も注意が必要です。
特に、部屋全体を香りで包むルームフレグランスは、犬がリラックスできない環境を作り出してしまい、落ち着きを失う恐れがあります。常にストレスを抱えることになるので、ルームフレグランスの使用には十分注意しましょう。
4.タバコのニオイ
タバコはニオイだけでなく、健康面への悪影響も懸念されます。人間も受動喫煙によってガンのリスクが高まりますが、それは犬も例外ではありません。
また、タバコの煙そのものだけでなく、衣服やカーテンに付着したニオイも犬にとっては不快な刺激になります。タバコを吸った後は、40分ほど屋外で待機するなど、愛犬に配慮しましょう。
5.刺激の強い洗剤・漂白剤
掃除に使用する洗剤や漂白剤のニオイも、犬には強すぎる刺激として感じます。もしも刺激の強い漂白剤やワックスなどを使う際は、必ず掃除中、掃除後に十分換気してください。
また、掃除中やニオイが残っている間は、他の部屋に愛犬を移動させるなど、犬が近づかないよう配慮することも大切です。
6.マニキュアの香り
人間でも「あのニオイはきつい」と感じる人がいるように、嗅覚の優れている犬にとって、ツンと突き刺すようなマニキュアの人工的なニオイは非常に強い刺激です。
愛犬の近くでマニキュアを塗ることは極力控え、マニキュアのニオイがなくなってからふれあいましょう。
犬はなぜ『苦手なニオイ』を嫌がるの?

犬は嗅覚を使って、飼い主や仲間を識別したり、食べ物を探したり、ときには危険を察知するなど、多くの情報を得るために使います。
人にとって「ただの香り」でも、犬にとってニオイは生活に欠かせない情報源なのです。
そこへ、人工的で強いニオイがかぶさってしまうと、欲しいニオイの情報がわかりにくくなってしまいます。すると、途端に不安や警戒心が強まり、ストレスにつながりやすいのです。
特に狭い部屋ではニオイがこもりやすいため、犬への負担も大きくなるでしょう。部屋で香りを使う場合は、十分に愛犬へ配慮する必要があります。
苦手な香りは犬にどんな悪影響を与えるの?

犬は嫌いなニオイに長時間さらされると、さまざまな悪影響を及ぼします。
- ストレスを感じて落ち着きがなくなる
- ニオイがする場所を避ける
- 食欲が落ちる
- 元気がなくなる
- くしゃみや涙が増える
- 呼吸器や皮膚への健康被害
刺激の強いニオイを浴びることで、くしゃみや涙が増えたり、最悪の場合、呼吸器の症状や皮膚疾患などが現れる犬もいます。
他にも食欲減退や元気消失といった異変が起こりやすいので、症状が続く場合は動物病院へ相談しましょう。
犬と暮らす部屋で香りを楽しむためのポイント

「愛犬と一緒に暮らすなら、香りものは絶対に使っちゃいけないの?」と思われる方もいるでしょう。香りを完全になくす必要はありませんが、犬へ配慮することは大事です。
- 香りを使うときは犬の様子を観察する
- 強い香りを部屋全体に広げない
- 犬が自由に移動できる環境を作る
愛犬と同じ部屋で香りを使う際は、控えめを意識してください。人が「少し物足りない」と感じるほどの香りでも、犬は十分強い刺激として感じられている場合があります。
また、苦手な香りだったとしても、別の部屋へ移動できれば、犬自身が快適な場所を選べます。逃げ場がない状態は避けて、愛犬が自由に移動できるよう配慮してあげてください。
ちなみに、犬にとって最も安心できるニオイは、飼い主や普段暮らしている部屋の自然なニオイだと考えられています。お留守番の際は、飼い主のニオイが染み付いた古布や着古した衣類などを手渡してあげると安心できるでしょう。
まとめ

犬は人よりはるかに優れた嗅覚を持っているため、人が気にならない香りでも強い刺激になってしまいます。
特に、柑橘系の香りや人工的な香水のニオイ、タバコや刺激の強い洗剤やマニキュアなどは、ストレスの原因になることも……。香りを使う際は、愛犬の様子をよく観察しながら、安心して過ごせる環境を整えてあげましょう。
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