高齢者が安心して暮らせる住まい探しをお手伝い「高齢者住まい相談室こたつ」

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2026-07-29 15:30
高齢者が安心して暮らせる住まい探しをお手伝い「高齢者住まい相談室こたつ」

高齢者の住まい探し“自分で動くと限界がある”

年齢などを理由に住まい探しに困っている高齢者に賃貸物件を紹介するサポートを行う居住支援法人「高齢者住まい相談室こたつ」。事業所のある東京・立川市を中心に、隣接する市町村の物件を紹介しています。また物件紹介だけでなく、希望に応じて入居中に必要な支援計画を立て、「地域包括ケアシステム」を活用したコーディネートもおこなっています。

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「こたつ」はデイサービス事業から始まった会社で、スタッフは宅建の資格を持っている人のほか、介護福祉士、社会福祉士の方などもいて、高齢者から住まいに関する相談が増えたことから9年前に「こたつ」を開業。「こたつ」の相談員で介護福祉士の吉田岳史さんにどのように住まいのサポートしているのか聞きました。

「相談に来る方によく言われるのは4軒、5軒、中には10軒回っても、話も聞いてくれない。それで、どうしようもなくて、市役所や地域の包括支援センター相談に行ったら、うち(こたつ)を紹介されて、電話をしてきたというケースが多いです。自分で動くと限界がある。年齢で判断されてしまう、と言います。ところが、うちはケアマネさんや地域の福祉の方と協力して、その方の引越した後の生活を整えるというサポートによって、大家さんや不動産屋さんの不安感を軽減します。そして賃貸契約のための諸手続きのサポートもしています」(「高齢者住まい相談室こたつ」相談員・介護福祉士 吉田岳史さん)

「高齢者じゃない人よりも貸しやすい」

高齢者ひとりで不動産屋さんを訪れても、年齢や身元保証人がいないことだけで何軒も断られてしまうことが現状は多いようですが、「こたつ」に相談して仲介してもらうことで、大家さんや不動産屋さんに安心して部屋を貸してもらえることに繋がるそうです。

3年前、「こたつ」を通じて部屋を借りられた70代の男性に話を聞きました。この男性は、ご家族を亡くした後、年金生活になり、ローンを支払えず持ち家を失い、部屋を探しましたが不動産屋さんでは何軒も断られ1年ほど車中生活を余儀なくされました。

その後、市役所を通じて「高齢者住まい相談室こたつ」を紹介され、現在の部屋を借りられたと話してくれました。何軒も断られたなか、「こたつ」を通じて部屋を借りられた当時を振り返っていただきました。

「前は温泉行ったり銭湯行ったり洗濯もコインランドリーだし結構それなりに嫌な思いっていうか・・・。普通の生活ができるっていう感じになるからね。もうやっぱ感謝しかないですよね。『こたつ』の皆さんがいなければ別のところが探せるかどうかもわからないし、住まいがあるってことは素晴らしいって感じですね」(都内在住・相談者70代男性)

様々な仲介業者さんによって高齢者の方への居住支援がおこなわれていますが、大家さんによると「こたつ」は特に安心感があって貸しやすいといいます。「こたつ」とやりとりのある不動産 兼 大家の桂プランニング・岡本成嗣さんにその違いを聞きました。

「他の業者さんでも紹介されることもあるのですが、結局貸しっぱなしでそこで終わっちゃうわけです。こたつさんの場合だと、借りてからも状況を見に行ったり、結構長いお付き合いをしているんで、それはすごく安心感があります。この間も家賃が苦しいみたいという方がいて見に行ってもらったり、緊急連絡先の方とこたつさんも会っていてもうわかっているんで、それは安心できると思いますね。高齢者じゃない人よりも貸しやすいぐらいです。素性が全部わかるから」(桂プランニング・岡本成嗣さん)

元気なうちから助け合う体制を

「高齢者住まい相談室こたつ」は、万が一、借主が亡くなった場合の荷物の片づけや解約手続きなどを代わりにやってくれる身元保証の法人との連携や、大家さんが心配する孤独死の対応として、自宅のトイレにセンサーを付けるなど警備会社の「見守りサポート」を入れるそうです。

孤独死のリスクが減り、万が一、体調が悪くて倒れたときでも、救急搬送の対応をしてくれるというところが高齢者と大家さんともに安心できるポイントです。最後に「こたつ」の室長・松田朗さんに、今後取り組みたいことについて聞きました。

「今はどちらかというと困った方の支援をしていますが、それだけではなく、困らないようにするための予防的なものを何とかできないかと模索してるところです。元気なうちから助け合いながら、なるべくその健康寿命を長く延ばし、そこで暮らしていけるような体制を作る。それも同時進行でやっていかないと対症療法だけだと限界があります。もうどんどんどんどんこれから増えていきます。これから先の方がもっと大変なんです。年金もない、家もないという状況で、もっとそういう人たちの層が増えると思うんですね。だからそうならないような対策を今のうちからやっぱりやっていかないといけないなと思います」(「高齢者住まい相談室こたつ」室長・松田朗さん)

生活の基盤となる住まい。高齢者の方にとっても、大家さんにとっても安心してやり取りが進められる環境が整うことを切に願います。「高齢者住まい相談室こたつ」は、高齢者の方に立川市周辺エリアの物件をご紹介しています。契約時に仲介手数料はかかりますが、相談は無料です。相談したい方は「高齢者住まい相談室こたつ」で検索してください。

(TBSラジオ「人権TODAY」担当 : TBSラジオキャスター久保絵理紗)

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