耐震パネル「コーチパネル」への問い合わせが2.6倍に増加
2026-07-30 11:28
コーチパネルが、2026年上半期の問い合わせ件数で2024年同期比2.6倍を記録しました。
南海トラフ地震への備えで高まる耐震パネルの需要
静岡県浜松市浜名区のコーチが設計・施工・販売を行う、木造住宅向けはめ込み型耐震パネル「コーチパネル」への注目が高まっています。2026年1月から6月までの問い合わせ件数は、2024年同期比で2.6倍に増加しました。出荷量も2024年比で1.4倍となっており、東海・関西エリアの住宅会社を中心に採用相談が伸びています。問い合わせ増加の背景には、南海トラフ巨大地震への不安や、災害後も住み続けられる住宅への関心の高まりがあります。特に30代から40代の子育て世帯から、資産価値や将来の生活を見据えた耐震性能への要望が寄せられています。
実大振動実験で証明された高い耐震性能
コーチパネルは、木造住宅の構造体にはめ込んで施工する耐震パネルです。2026年2月24日から3月10日にかけて、富山県農林水産総合技術センター木材研究所にて実大振動実験が実施されました。その結果、震度7相当の揺れを31回含む計204回の加振後も損傷は確認されず、高い耐震性能が実証されています。住宅会社からは、この実験結果が耐震性能の訴求や施主への説明において有効であるとの声が上がっています。同社は今後も技術開発を進め、災害後も生活を継続できる長寿命住宅の普及を目指す方針です。
愛知県における被害想定の見直し
南海トラフ地震については、国の被害想定見直しを踏まえ、愛知県も独自の被害想定を更新し2026年6月2日に公表しました。「過去地震最大モデル」による愛知県の被害規模は以下の通りです。人的・建物被害(愛知県):
死者数:最大約2万7,000人(※建物倒壊約1万2,000人、津波・浸水約1万4,000人、火災等含む)
建物全壊・焼失:最大36万7,000棟