新車価格上昇に伴う中古車への意識調査、リセールバリュー総合研究所が発表

2026-08-03 09:56

新車の買いにくさと中古車という選択肢に関する意識調査が、全国の20歳以上の男女601人を対象に実施されました。値上げを実感しながらも中古車が必ずしも選択肢になりきれていない実態や、世代・性別による意識の違いが明らかになっています。

新車の買いにくさと中古車という選択肢に関する意識調査概要

本調査は、新車価格の上昇が生活者の中古車への向き合い方にどのような影響を与えているかを多角的に分析する目的で実施されました。
調査概要:新車の買いにくさと中古車という選択肢に関する意識調査
調査対象:男女601人(20〜69歳)
集計方法:インターネット調査(サーベロイド)
調査期間:2026年7月9日〜12日

新車価格上昇への実感と購入行動への影響

ここ数年の新車価格上昇について「とても感じる」と回答した人は47.8%、「やや感じる」を合わせると73.6%に達しました。特に買い替えを検討している層では96.1%が値上げを実感しています。一方で、価格上昇を受けても「そもそも購入予定がない」(41.1%)や「特に変化はない」(24.6%)とする層が6割を超えており、中古車へのシフトは限定的であることが浮き彫りとなりました。

中古車に対する意識の男女差と不安要素

中古車を検討したことがない女性は61.3%にのぼり、男性(37.5%)と比較して高い傾向にあります。中古車に対する不安については「故障やトラブルのリスク」(47.6%)や「車両の品質・状態」(46.8%)を挙げる声が突出していますが、一方で4人に1人は「特に不安はない」と回答しています。また、「中古車は新車より安い」という従来の常識が現在も当てはまると考える人は25.8%にとどまり、女性の53.0%は中古車相場について「わからない」と回答しました。

登録済み未使用車の認知度と今後の課題

ナンバー登録済みで走行距離が極めて少ない「登録済み未使用車」について、全体で46.4%が「知らなかった」と回答しました。特に20代では64.7%が認知しておらず、若い世代ほど選択肢としての存在を知らない実態がうかがえます。新車へのこだわりが強い女性に対し、男性は一定の価格差があれば中古車へ切り替える傾向があるなど、性別による判断基準の違いも示唆されました。

まとめ

新車価格の上昇が鮮明になる一方で、生活者の多くは中古車への転換に消極的、あるいはそもそも購入検討の対象外としている現状が浮き彫りとなりました。今後は、中古車の品質保証や「登録済み未使用車」といった選択肢の認知拡大が、市場の広がりにおける重要な鍵となります。
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