災害時に孤立 SOSを出せない人たちをどう守る? 被災の一人暮らし障害者「他の人の迷惑になるのでは」と自宅にとどまる【震度7の熊本地震 現場から、】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-08-07 14:01

シリーズ「現場から、」です。再び、最大震度7の揺れに襲われた熊本県。しかし被災した人の中には、さまざまな理由でSOSを出せない人もいます。そんな人たちをどう守るのか、ここにも課題があります。

【動画】災害時に孤立 SOSを出せない人たちをどう守る? 被災の一人暮らし障害者「他の人の迷惑になるのでは」と自宅にとどまる【震度7の熊本地震 現場から、】

熊本市南区に1人で暮らす藤枝静香さん(64)。幼い頃に「脳性小児麻痺」と診断され、身体を思うように動かすことができません。

地震でけがはしなかったものの、部屋の中には家具や荷物が散乱。今は、少しずつ後片づけを進めています。

藤枝静香さん
「やるしかないよね。いつかは終わるでしょう」

「他の人の迷惑になるのではないか」、そう考えた藤枝さんは地震後に避難所ではなく、自宅にとどまることを決めました。ただ、10年前の地震の時と同じように、行政からの安否確認はありません。

藤枝静香さん
「私たちは見捨てられたんだなって思いは強い」

「もし家具に挟まれて動けなくなっていたら…」、行政が大変なことは理解しながらも「自分は孤独なのではないか」と不安が頭をよぎります。

藤枝静香さん
「これを10回以上繰り返さないと満杯にならない。水はありがたい」

いまは、日頃から関わりのあるヘルパーや支援者が助けてくれています。

藤枝さんは、災害時に孤立しがちな一人暮らしの障害者や高齢者の状況に合わせた支援プランが必要だと訴えます。

藤枝静香さん
「水が出ないとか、そうなった時、水をくみに行けないじゃないですか。その時々に支援してほしい内容が変わってくると思うから。どういった支援が必要ですかって、聞いてもらって、それに応えてほしい」

障害者を支援する団体も「埋もれているSOSがある」と指摘した上で、行政と民間で情報を共有し、協力し合う仕組み作りが必要不可欠と強調します。

熊本障害フォーラム 福島貴志 副代表
「行政は『平等』に皆さんへの配布をできるだけ早急にやっていく。だけど、それでは手の届かない方がいる。そのグレーな部分を私たちとどう連携しながら進めていくかということが、今、本当に求められてるんじゃないかなと」

  1. 【速報】鹿児島県奄美地方に「線状降水帯直前予測」発表
  2. 「イグ・ノーベル賞」4日発表 日本人の20年連続受賞なるか ユーモアのある研究などに贈られる
  3. 煙突の一部も崩落 日本製紙八代工場で出火 熊本地震で被災した煙突の撤去作業進むなか
  4. 京都府内では初 民家にクマ居座り麻酔銃による緊急銃猟 親子とみられるツキノワグマ2頭 京都・舞鶴市
  5. ネパール・中国の土石流 一部の発電所のトンネルに数十人生存の可能性 周辺で捜索続く
  6. 円相場1ドル=155円台半ばまで上昇 4円以上円高進み1か月ぶりの水準 日銀が利上げペースを加速させるとの見方
  7. “迷走”台風24号×秋雨前線…高知・大分・宮崎・鹿児島で線状降水帯発生おそれ 列島各地で警報級大雨に…影響は来週まで長引く可能性【news23】
  8. 「イグ・ノーベル賞」“鼻のかみ方”を科学的に検証 旭川医科大学の故・海野徳ニ元教授が医学賞受賞 日本人受賞は20年連続
  9. チタンの重厚感を楽しむボールペン「Bastion Regular」が販売開始
  10. 【速報】「解体作業中に出火した」熊本地震で煙突撤去中の日本製紙八代工場で火事 消火活動続く
  11. 雨のしずくの妖精がデスクを潤す「USB加湿器 しずくちゃん」が登場
  12. 串カツ記念日 Remixアルバム発売とミュージックビデオ公開