パパイヤ発酵食品FPPが皮膚老化を抑制、大里研究所が共同研究成果を発表

FPPが、加齢や紫外線による皮膚老化の進行を抑制し、コラーゲン産生や皮膚機能の向上に寄与することが、カターニア大学らとの共同研究で明らかになりました。
研究の背景と目的
皮膚の老化は、加齢といった内因性要因に加え、紫外線や大気汚染などの外因的な環境ストレスによって進行します。特に紫外線はコラーゲン分解酵素を活性化し、しわやたるみの原因となります。本研究は、遺伝子組換えでないパパイヤを長期間発酵させて製造される顆粒状食品「FPP」が、これら皮膚老化に及ぼす影響を検証するために実施されました。
研究内容と結果
本研究では、細胞試験とヒト試験の両面からFPPの有用性を評価しました。
研究1:細胞試験
ヒト皮膚線維芽細胞に紫外線(UVB)を照射し、FPPの作用を確認しました。その結果、FPP添加により紫外線で誘導されるコラーゲン分解酵素MMPの発現が抑制され、低下していたコラーゲン産生が有意に改善されました。さらに、ベースラインと比較してもコラーゲン産生の増加が認められています。
研究2:ヒト試験
女性26名(42-56歳)を対象に、FPPを1日9g、3か月間継続摂取する試験を行いました。その結果、皮膚の弾力性、角質水分量、経表皮水分蒸散量(TEWL)、ツヤ、皮膚微小循環において改善が認められました。
皮膚老化予防に向けたインナーケアの可能性
本研究を通じて、FPPの経口摂取が皮膚バリア機能の改善や微小循環の向上に寄与することが示されました。従来の表皮への外用アプローチとは異なり、身体の内側から生体防御機能や恒常性を維持する新たなインナーケア戦略としての可能性が期待されます。なお、FPPに関する研究は過去約30年にわたり実施されており、2026年8月現在で56報の学術論文が発表されています。
論文情報
論文名:Regenerative collagen and microcirculation enhancement of skin health by patented fermented nutraceutical: in vitro data and potential from a preliminary pilot clinical trial
掲載誌:Bioactive Molecules and Pharmaceuticals
掲載情報:2026; 3(6): 71-84
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まとめ
大里研究所は、パパイヤ発酵食品FPPがコラーゲン分解の抑制や皮膚機能の改善に寄与することを国際学術誌で報告しました。細胞レベルからヒト試験まで多角的に検証された本成果は、皮膚老化の予防に向けた新たな知見を提供しています。