日本製紙80メートル煙突倒壊 10年前の熊本地震で補強も… イオンモール熊本“避難解除”前になぜ再入館?下水管破損で田んぼに“汚水” 直下に断層 住宅被害は・・【サンデーモーニング】

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2026-08-09 13:47
日本製紙80メートル煙突倒壊 10年前の熊本地震で補強も… イオンモール熊本“避難解除”前になぜ再入館?下水管破損で田んぼに“汚水” 直下に断層 住宅被害は・・【サンデーモーニング】

この1週間、明らかになってきたのは住宅への被害の大きさです。そしてイオンモールの爆発や煙突の倒壊をめぐっても明らかになってきました。

【写真で見る】地震被害の全容 明らかに 給水所には“水”を求める人の列も…

“ボランティア派遣”始まる 日本製紙 80メートルの煙突“地震前に補強”も…

7日、台風の接近を前にした被災地では家族総出で家の補修作業に追われていました。

――夏休み遊びたい気持ちは?

小学生

「あんまりない。家がごちゃごちゃになっているから、家の作業を手伝ったほうがいいかなと」

求められるのは「人手」。氷川町では、8日からボランティアの派遣が始まりました。

ボランティア参加者
「2027年、(豪雨被害の時)上天草でみなさんに手伝ってもらったんです」

――“恩返し”みたいな?
「次に困った人を助けようという」

一方、多くの命が失われた現場にも動きがありました。煙突が倒壊した工場では、救助活動が終わり、5日、会社側が会見を行いました。

日本製紙 瀬邊明 社長
「本当に悲しく残念な事態となりました。私ども、この事態を極めて重く受け止めています」

倒壊した煙突は2階建ての事務所を直撃。デスクワークをしていた社員ら9人が死亡しました。高さ80メートルの煙突は1970年に建設されたもの。2016年の熊本地震の後、補強していましたが「なぜ倒れたのか」、調査委員会を立ち上げるといいます。

そして、イオンモール爆発事故。

イオンモール熊本のテナント「ハビタ」社長(2日)
「ご遺族の皆さまに深くお詫び申しあげます」
イオンモール熊本のテナント「ハビタ」営業部長
「『売上金を金庫にしまってくれないか』と。『もし入れるのであれば』と言った」

売上金を金庫にしまうよう指示され店内に戻り、爆発に巻き込まれた大竹玖瑠美さんの告別式が3日に営まれました

中学時代の後輩
「玖瑠美先輩がいれば大丈夫だと思えるくらい、本当に芯の強い方で大好きな先輩でした」

大竹玖瑠美さんら7人が死亡した事故でイオンは、避難解除の前に再入館できた経緯を調べています。

地震発生からまもなく2週間 被害の全容明らかに

震度7を観測した氷川町。特に被害の大きい吉本地区を訪ねると…

氷川町吉本地区 宮川高弘区長
「これ(断層)がずっと南の方に走って行っとるとですよ」

今回の地震を引き起こした日奈久断層帯はちょうどこの辺りを通るといいます。

杉浦みずきキャスター
「道路が50センチ以上もずれ落ちてしまっています」

大きな段差ができた道路では、破損した下水管から悪臭を放つ水が漏れ、田んぼへと流れ込みます。

氷川町吉本地区 宮川高弘区長
「田んぼは今年は獲れんでしょうね。(汚水で)もう枯れてしまうでしょう」

住宅地の被害も全容が見えてきました。地震で壊れた家などは1万8000棟を超え、全壊だけでも700棟に上ります。

藤田さん
「ここが…完全に割れてる」

吉本地区にある藤田さんのお宅も、断層がちょうど真下あたりを通るとみられ、家は真っ二つに引き裂かれました。いつ崩れるかも知れず、着替えを取りに入ることもままなりません。それでも命がけで持ち出したのは、家族写真。

藤田さん
「宝物です。これが割れたら子どもたちにいかんねと思ったから。これも、かわいかでしょ?」

家族と50年暮らした家は、もう元には戻りません。

藤田さん
「どうしようもなかですね。うちばかりじゃない、どこも全壊。だからもう我慢せんと…」

“酷暑”と“断水”のなか続く避難 「水」の確保が課題に

藤田さんは現在、近くのデイサービス施設に身を寄せていますが、そこでも断水が続いています。

――特に困っていることは?

藤田さん

「今はやっぱり水が早く来てくれば、洗濯もできる」

お風呂は、息子さんが調達してきたバスタブです。

藤田さん
「ここにテントを張って、水を汲んできて(地域の)みんながここで水をかぶって。みなさんが喜んで、体ぐらい洗わないと寝られんでしょ」

未だ広い範囲で続く断水。連日の猛暑の中、水を求める人たちを支えている給水所がありました。

女性
「なかなか両親も、こういう水をもらいに回ることができない状況なので、代わりにとなると(家族)7人分の水を確保しないといけない。すっごい助かってます」

この水は、普段は使っていない井戸から汲み上げたもの。

井戸水を提供する 吉田志穂さん
「お母さんと子どもが『お水がない』『顔真っ赤っかで熱中症が心配』という声を聞いて、何かお役に立てればなと思って」

吉田さんの祖父母が使っていた古い井戸から電動ポンプで汲み上げているため、電気代はかさみますが…

井戸水を提供する 吉田志穂さん
「まずは水がないとトイレも流せない、手も洗えない。生活に一番必要なのは水というのを今回、改めて思っているので、まずは行き届いてほしい」

日常を取り戻そうと、支え合う人々。地震発生から2週間が経とうとしています。

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