猫に絶対してはいけない『間違ったしつけ方』5選 悪影響を及ぼす理由や正しい教え方を解説

2026-08-09 20:00

愛猫の問題行動に困っていませんか?よかれと思った叱り方が、実は逆効果になっているかもしれません。猫の心に傷をつけないために、避けるべき叱り方と正しい教え方を分かりやすく解説していきます。

猫に絶対してはいけない「間違ったしつけ方」5選

猫に起こる女性

1.大声で怒鳴ったり脅かしたりする

猫が悪さをしたときに、大きな声で「コラ!」と怒鳴ったり、大きな音を立てて脅かしたりするのはやめましょう。

猫は人間の言葉がわからないため、怒鳴られても「自分のどの行動がいけなかったのか」を理解できません。

ただ単に「大好きな飼い主が突然、恐ろしい大きな声を出して襲ってきた」と受け止めてしまい、強い恐怖心だけが残ります。

結果として、飼い主を見るだけで逃げ出すような、怯える猫になってしまう原因になることもあるので注意しましょう。

2.叩くなどの体罰を与える

お尻や手足を軽くパチンと叩くことや、鼻先を指で小突くような体罰は絶対にやめてください。

猫の体はとても小さくデリケートなため、人間にとって軽い力であっても、猫にとっては大きな衝撃や痛みになります。そして、それ以上に、体罰は猫の心を深く傷つけます。

一度でも叩かれた経験があると、猫は飼い主の「手」を恐怖の対象として覚えてしまい、なでようと手を伸ばしただけでも怯えて威嚇するようになり、築いてきた信頼関係が完全に壊れてしまいます。

3.時間が経ってから叱る

仕事から帰ってきたときに部屋が散らかっていたり、おしっこがはみ出ていたりするのを見つけて、時間が経ってから猫を捕まえて叱るのは全く意味がありません。

猫の記憶は「今やっていること」と直結しています。数分前、あるいは数時間前の行動を指摘されても、猫には何を怒られているのかさっぱり理解できません。

ただ「急に怒られて怖い目に遭った」と理不尽に感じてしまうだけなので、後から叱る行為は絶対にやめましょう。

4.名前を呼びながら叱る

悪さをしている猫に対して「〇〇ちゃん、ダメでしょ!」と名前を呼びながら叱るのは、非常によくある間違ったしつけ方です。

これを繰り返していると、猫は「自分の名前を呼ばれる=嫌なことが起きる、怒られる」と学習してしまいます。

そうなると、普段の生活の中で優しく名前を呼んでも、警戒して近づいてこなくなったり、隠れてしまったりするようになります。

名前は、愛猫にとって嬉しくて心地よい響きにしておくことが大切です。

5.ケージに閉じ込めてお仕置きする

いたずらをした罰として、猫をケージやキャリーバッグに閉じ込めて反省させようとするのは逆効果です。

ケージは、本来であれば災害時や留守番のときなどに、猫が一番安全でリラックスできる「安心な家」であるべき場所です。

そこをお仕置きの牢屋のように使ってしまうと、猫はケージが嫌いになり、中に入ることを強く拒むようになります。

いざという時にケージに入ってくれなくなると、病院への移動なども難しくなってしまいます。

「間違ったしつけ」が猫に及ぼす悪影響とは

警戒する猫

間違ったしつけを続けていると、猫との暮らしがどんどん大変になってしまいます。

恐怖や暴力で猫を従わせようとすると、猫は飼い主を「信頼できる仲間」ではなく「いつでも攻撃してくる敵」とみなすようになることも。

また、日常的に恐怖や不信感を感じることで、猫は強いストレスを抱えます。

そのストレスが原因で、さらに布団におしっこを漏らしたり、自分の体を過剰に舐め壊してしまったりといった、新たな問題行動を引き起こすという最悪の悪循環に陥ってしまうのです。

愛猫と信頼関係を築く正しい教え方のコツ

おやつをもらう猫

ダメな行動をした「その瞬間」に短く注意する

猫のいたずらを止めさせたいときは、まさにその行動を行っている「その瞬間」に注意しなければ効果はありません。

例えば、爪研ぎをしてはいけない場所をガリガリやり始めた瞬間に、間髪入れずに「ダメ」「ノー」など、短く低い声で一度だけ静かに伝えましょう。

このとき、ダラダラと長く説教をする必要はありません。現行犯で伝えることで初めて、猫は「ここで爪を研ぐと、嫌な声が聞こえてくるな」と理解することができます。

大きな音を出して「嫌なこと」と結びつける

猫にいたずらを止めさせるために、飼い主が直接怒るのではなく「天罰」だと思わせる方法が効果的です。

猫がテーブルに乗ろうとした瞬間に、猫の視界に入らない影から手を叩いて「パン!」と大きな音を立てたり、空のスプレーボトルでシュッと空気を吹きかけたりします。

こうすることで、猫は「この場所に行くと、不思議と嫌なことが起きる」と学習します。飼い主が犯人だとバレずに、その行動自体を嫌いになってもらう工夫です。

上手にできたときは大げさなくらい褒める

しつけにおいて一番大切なのは、ダメなことを叱るよりも、良いことをしたときにたくさん褒めてあげることです。

指定した爪研ぎ板でちゃんと爪を研いだときや、トイレを成功させたときは、高い優しい声で大げさなくらい「お利口だね!」と褒めてあげましょう。

褒めると同時にお気に入りのおやつを少しだけあげたり、撫でてあげたりすると効果抜群です。

「これをすると良いことが起きる!」と猫が覚えることで、問題行動は自然と減っていきます。

まとめ

ハイタッチする猫

猫のしつけで最も大切なのは、恐怖で従わせるのではなく、猫のルールに寄り添って優しく伝えることです。

叩いたり怒鳴ったりする間違った方法は、愛猫の心を傷つけ、信頼関係を壊してしまいます。

いたずらをしたその瞬間に静かに注意し、上手にできたときにはたくさん褒めて、愛猫と一緒に笑顔で楽しく暮らせるルールを築いていきましょうね。

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