AIの誤回答率「6.8%」 米軍の小学校“誤爆”で息子を亡くした両親の涙「遺体いまも見つからず」 被爆地・広島で語った思いとは【THEワールドチェンジ】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-08-15 19:19
AIの誤回答率「6.8%」 米軍の小学校“誤爆”で息子を亡くした両親の涙「遺体いまも見つからず」 被爆地・広島で語った思いとは【THEワールドチェンジ】

2023年は21.5%、2026年は6.8%ーーこれは「生成AIの誤回答率」だ。
年々精度が向上するAIだが、軍事利用には大きなリスクがある。

【写真で見る】“誤爆”で息子を亡くした両親の涙 「遺体いまも見つからず」

“誤爆”の可能性が指摘されているアメリカ軍の小学校爆撃。息子を亡くしたイラン人夫妻が来日した理由とは。

児童含め150人超が犠牲に 小学校爆撃は“誤爆”か

誤回答率6.8%。精度が飛躍的に向上しているAIだが、戦争では数%の間違いが悲惨な結果を招く。

2月。アメリカとイスラエルによる攻撃の初日、イラン南部で小学校が爆撃された。犠牲者は児童を含め150人以上にのぼる。

実はこの攻撃、“誤爆”だった可能性が指摘されている。

報道によると、この小学校は革命防衛隊の基地に隣接。かつて基地の敷地だった場所に、校舎が建てられた。

ところが、アメリカ軍のデータにその事実は反映されておらず、AIが古い情報をもとに標的として選定したのでは、との疑惑が持たれている。

責任の所在を問われたトランプ大統領は…

アメリカ トランプ大統領(6月)
「(調査中だが)戦争にミスはつきものだ。ずいぶん昔のことだし、誰も故意にやったわけではない」 

学校“誤爆”で息子が犠牲に 両親は無念

マカン・ナシリくん(7)。“誤爆”で命を奪われた児童のひとりだ。

私たちは、マカンくんの両親に話を聞くことができた。

“誤爆”で亡くなったマカンくんの父
「学校に着いた時、校舎はすでに瓦礫の山でした。昼の12時から夜中の2時半まで、運ばれてきた遺体袋のチャックを開けては、マカンかどうかを確かめ続けました」

発見されたのは、血の付いたセーターと片方の靴だけ。

“誤爆”で亡くなったマカンくんの父
「靴が見つかった瞬間、『マカンは死んだんだ』と実感しました。ただ、あの子の身体は何ひとつ見つかっていません」  

3人きょうだいの末っ子で、いつも家族の中心にいたマカンくん。将来の夢は警察官だった。

“誤爆”で亡くなったマカンくんの母
「マカンはいつも元気いっぱいで、家の中が本当に賑やかでした。あの子がいなくなった今は、まるで100人が一気に去ったように静かです。5か月が経った今も、この現実を受け入れられません」

平和記念式典に参列し涙 広島を訪れた理由

“第1次AI戦争”とも言われているイランへの攻撃。

2月、イギリスの大学がある実験を発表した。

AIに核保有国のリーダーを演じさせ、領土を奪い合う模擬戦争を行った。その結果、21回の対戦中、なんと20回で核兵器を使用したのだ。

被爆地・広島。8月3日、マカンくんの両親の姿はそこにあった。

“誤爆”で亡くなったマカンくんの母
「広島が原爆で破壊されたように、私たちの学校も更地になってしまいました。二つの出来事につながりを感じて、ぜひ広島を訪ねたいと思ったのです」

NPO団体の招待で実現した今回の来日。

イベントでは、マカンくんが犠牲になった“誤爆“を描いた映画が上映された。

映像には生前のマカンくんの姿が。

かつての原爆と、現代のAI。

20年以上、イランとの交流を続けてきたNPO代表は…

NPO法人モースト 津谷静子 理事長
「AIの技術が進むのは素晴らしいこと。それをどう使うかは人間(次第)だと思うんです」

8月6日。81回目の「原爆の日」。

平和記念式典に参列したマカンくんの両親の目には涙が。

“誤爆”で亡くなったマカンくんの母
「神様にお願いをすれば、きっと叶うと信じています。私の願いは、イランの戦争終結です」

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