犬に『フローリング』は危険なの?滑りやすい床が引き起こすケガや事故とは?
『犬にフローリングが危険な理由』についてまとめました。滑りやすい床が引き起こすケガや事故と、愛犬のための安全対策について解説します。
犬にフローリングは危険なの?

フローリングの上に寝転がってくつろぐことが好きな犬もいます。夏のフローリングは、ひんやりとして気持ちがいいからです。フローリングのような硬い床を好む犬もいます。
しかし、犬にとってフローリングは危険な素材です。最も大きな理由は、滑りやすいということです。
犬がフローリングの上を歩くとき、滑ってしまうことがあります。そのとき、犬の手足や腰に大きな負担をかけることがあります。
今すぐに問題になることはないかもしれませんが、長年蓄積された負担は、関節の慢性的な痛みを引き起こしたり、ヘルニアの原因になったりすることがあります。
手足を引きずっているとき、動物病院で検査を受けても“骨や関節に異常なし”と診断されることがあります。フローリングで滑り、筋肉を痛めていることが原因かもしれません。
もしもフローリングで滑って転倒してしまったとき、子犬・老犬・胴長短足の犬種・超小型犬・大型犬は、とくに影響を受けやすくなります。
捻挫・脱臼・骨折・靭帯損傷などのリスクが高いのです。転倒したとき、頭や体を強打すると、命にも関わる恐れがあります。
フローリングへの安全対策

滑り止め加工ができる塗料があります。人間用もありますが、ペット用もあります。飼い主がご自身でフローリングに塗ることができる塗料は、ホームセンター等で手に入ります。
自身では…という場合には、ペット用の塗料での滑り止め加工を依頼することができる業者を頼ることもできます。
または、ペット用のジョイントマットやタイルカーペットも有効です。繋ぎ合わせて使用するタイプは、汚れた部分のみ水洗いすることができたり、取り換えることができたりし、衛生的で便利です。
滑りやすい床が引き起こすケガや事故

1.関節や靱帯を痛める
滑りやすいフローリングでは、犬が手足を必死に踏ん張ろうとします。このとき、犬の手足や腰の靱帯や関節に大きな負担がかかります。
部屋をダダダッと猛ダッシュして遊ぶことが大好きな犬もいるかと思いますが、急に走り出したとき、方向転換をしたときなど、滑ったときに膝や関節を捻ってしまうことがあります。
そうすると、膝蓋骨脱臼(パテラ)や前十字靱帯損傷などのケガにつながることがあります。
2.転倒による骨折や打撲
フローリングで勢いよく滑ってしまったとき、転倒して骨折や打撲などの怪我を負うことがあります。家具や壁に顔や頭を強く打ち付けてしまうことがあります。
子犬の場合では、まだ骨が十分に発達していないため、大きなケガを負ってしまいやすくなります。骨密度が低下している老犬も同じです。
ケガを負ってしまったときの治りも、成犬と比べて遅くなりがちです。
3.足腰への負担が蓄積する
滑りやすいフローリングの上を歩くとき、犬は無意識に手足を踏ん張っています。そのような歩き方では、首や腰にも大きな負担がかかっています。
今すぐに目立ったケガを負うことはなくても、毎日滑ったり踏ん張ったりした生活を送り続けていることで、筋肉や骨や関節に慢性的な負担がかかります。
炎症を引き起こすと、歩行が困難になったり、寝たきりになったりする可能性を考えることができます。
まとめ

犬にフローリングが危険な理由を3つ解説しました。
- 関節や靱帯を痛める
- 転倒による骨折や打撲
- 足腰への負担が蓄積する
我が家の愛犬も夏場は冷たいフローリングの上でくつろぐのが大好きなのですが、部屋の中のほんの一部分にしています。
ペット用のタイルカーペットは、一度買ってしまえば、こまめにお手入れをし、汚れてしまったときは中性洗剤を使って水洗いをすることで、一生涯使い続けられると言っても過言ではありません。
愛犬の健康と安全を守るため、滑りやすいフローリングには、万全の安全対策をしましょう。
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