子供地球基金がつないだ「がんばれ」と「元気ありがとう」東京と熊本、子どもたちのアート交流
「がんばって」「応援しているよ」――。そんな思いを込めて、東京の子どもたちが熊本の子どもたちへ贈った一つの応援アート。その思いに応えるように、熊本から返ってきたのは「元気ありがとう!」というメッセージでした。
絵を描くことを通して、離れた場所にいる子どもたちの気持ちがつながった今回の取り組み。東京都板橋区の子どもたちが制作した応援アートは熊本へ届けられ、現地でも子どもたちを対象としたアートワークショップが行われました。
この活動を行ったのは、1988年から「Kids Helping Kids(子どもたちが子どもたちを救う)」を理念に、アートを通じて世界の子どもたちを支援してきた特定非営利活動法人 子供地球基金です。
子どもたちから子どもたちへ。今回の熊本での交流には、絵や言葉だけではなく、誰かを思う気持ちを届けるという大切な意味が込められています。その一枚のアートから生まれた、小さな交流の物語をたどります。
「がんばれくまもと!」東京の子どもたちが届けた応援アート

熊本の子どもたちへ、何か応援の気持ちを届けたい。そんな思いを形にしたのが、東京都板橋区立志村第二小学校あいキッズの子どもたちです。今回の取り組みでは、「熊本の子どもたちへエールを届けよう!」をテーマに、子どもたちが大きな布いっぱいに絵やメッセージを描きました。
そこに込められたのは、「がんばって」「応援しているよ」という気持ちです。色鮮やかな絵とともに、一人ひとりの思いを表現した応援アートが完成しました。遠く離れた熊本にいる子どもたちへ、東京からエールを届けるための作品です。
この活動を行ったのは、特定非営利活動法人 子供地球基金です。2026年8月11日から熊本に入り、氷川町公民館(熊本県八代郡氷川町)で子どもたちを対象としたアートワークショップも開催しました。子どもたちが安心して表現できる場をつくるとともに、現地の状況に寄り添いながら活動しました。
東京で生まれた「がんばれ」の気持ちは、こうして熊本へ。大きな布に描かれた一つひとつの絵や言葉が、離れた場所にいる子どもたちをつなぐきっかけになりました。
「元気ありがとう!」熊本から返ってきた、子どもたちのメッセージ

東京の子どもたちが描いた応援アートは、熊本の子どもたちのもとへ届けられました。そこで返ってきたのが、「元気ありがとう!」というメッセージです。東京から熊本へ一方的にエールを送るだけではなく、受け取った側からも思いが返されたことで、子どもたち同士の交流が生まれました。
熊本での活動では、氷川町公民館で子どもたちを対象としたアートワークショップも開催されました。子供地球基金は、子どもたちが安心して自分を表現できる場をつくりながら、現地の状況にも寄り添って活動しました。絵を描くというシンプルな方法だからこそ、自分の気持ちを形にするきっかけにもなっています。
東京の子どもたちが「がんばって」「応援しているよ」と描いた作品に、熊本の子どもたちが「元気ありがとう」と応える。離れた場所にいる子どもたちが、アートと言葉を通して気持ちを届け合った今回の取り組みは、まさに「子どもたちから子どもたちへ」という活動になりました。
なお、東京の子どもたちが制作した作品は、その後、氷川町立氷川中学校で展示されています。東京から届けられた応援アートは、熊本の地で子どもたちの目に触れる形で残されています。
「Kids Helping Kids」子どもたちから子どもたちへ

今回の熊本での活動を支えているのが、特定非営利活動法人 子供地球基金です。1988年の設立以来、「Kids Helping Kids(子どもたちが子どもたちを救う)」を理念に掲げ、世界各地で子どもたちへの支援を続けてきました。災害や紛争、病気など、困難な状況にある子どもたちへ、アートを通じた心のケア活動を続けています。
子供地球基金が大切にしているのは、絵を描くことそのものだけではありません。子どもたちが絵を通して自分の気持ちを表現し、それが自分自身の希望を持つきっかけになることも、活動の大切な部分です。今回、東京の子どもたちが熊本へ向けて応援アートを描いたことも、そうした考え方につながっています。
そして、この活動は今回だけのものではありません。これまでに世界57か国で3,700回以上のアートワークショップを行い、3,000回を超える展覧会を実施してきました。子どもたちが生み出したアートを通して、さまざまな場所で人と人とのつながりを育んできたことが分かります。
東京から熊本へ届けられた「がんばって」という思いと、それに対する「元気ありがとう!」という言葉。その小さなやり取りの背景には、長年にわたって子どもたちの表現する力を大切にしてきた、子供地球基金の活動があります。今回の交流も、そんな「Kids Helping Kids」という理念が形になった一つの出来事といえそうです。
子どもたちへの支援をこれからも――東京でチャリティーガラを開催

今回の熊本での活動をはじめ、子どもたちへの支援をこれからも続けていくため、子供地球基金では2026年11月12日(木)に東京でチャリティーガラを開催します。子どもたちへの思いを一時的なものにせず、継続的な支援につなげていくための取り組みの一つです。
当日は、狂言和泉流二十世宗家の和泉元彌氏、史上初の女性狂言師である和泉淳子氏、十世の三宅藤九郎氏をはじめ、和泉流宗家総勢7名が出演します。チャリティーガラのために、特別な舞を披露する予定です。
さらに、会場ではチャリティーオークションやチャリティーラッフルも予定されています。ここで得られた収益金は、国内外で困難な状況にある子どもたちへの支援に役立てられます。アートを通じて子どもたちの心に寄り添う活動を、今度はチャリティーという形で支える取り組みです。
なお、2026年9月10日(木)までに支払いを完了した場合は、アーリーバード(早期割引)料金で参加できます。チャリティーガラの開催概要や参加方法については、以下から確認できます。
KIDS EARTH FUNDチャリティーガラの詳細・参加申込はこちら
URL:https://peatix.com/event/5068204
子どもたちの「思い」が、次の誰かへつながっていく
東京の子どもたちが熊本へ届けた「がんばって」の気持ち。それに熊本の子どもたちが「元気ありがとう!」と応えた今回の取り組みは、遠く離れた場所にいる子どもたちが、アートを通して思いを届け合う機会になりました。
絵を描くことは、言葉にするのが難しい気持ちも、自分らしく表現できる方法の一つです。子供地球基金は、そんな子どもたちの表現する力を大切にしながら、長年にわたって世界各地で活動を続けています。今回熊本で生まれた交流も、その活動の中で生まれた大切なつながりの一つです。
一枚のアートに込められた「応援しているよ」という気持ちは、遠く離れた場所にいる誰かにも届き、その力になることがあります。東京から熊本へ届けられた「がんばって」という思いと、熊本から返ってきた「元気ありがとう!」という言葉は、そんな思いのやり取りを感じさせてくれます。これからも子どもたちの思いが、また次の誰かへ届いていくことが期待されます。
特定非営利活動法人 子供地球基金(KIDS EARTH FUND)概要

1988年に代表・鳥居晴美氏が設立。「Kids Helping Kids(子どもたちが子どもたちを救う)」を理念に、世界57か国で3,700回以上のアートワークショップや3,000回を超える展覧会を実施しています。災害や紛争、貧困、病気など、困難な環境にある子どもたちへ、アートを通じた支援を続けています。
公式サイト:https://www.kidsearthfund.jp/