復旧続く熊本“厳しい残暑”に 八代市では38.0℃「長時間外にいるとフラフラしてきつい」 各地で“ゲリラ雷雨”も発生【news23】
20日の日本列島は局地的に激しいゲリラ雷雨となった一方、厳しい暑さにも見舞われました。被災地の熊本でも、猛暑のなか復旧作業が進められています。
【台風18号の予想進路図】沖縄や奄美地方に接近する可能性も【CGで見る】
全国各地で“ゲリラ雷雨”発生 台風18号の進路は?
20日午後の仙台市では、突然、雷を伴って大粒の雨が降り出しました。
20日は全国的に大気の状態が不安定になり、各地でゲリラ雷雨に見舞われ、街では、傘を持たない人たちが急ぎ足で移動する姿もありました。
また、青森市では道路が冠水し、車が水しぶきを上げて走る様子も見られました。
さらに、山形市では分厚い雨雲が空を覆い、昼間とは思えない暗さに包まれる場面もありました。
ここで気になるのが、日本の南の海上にある台風18号の動きです。
24日ごろには沖縄や奄美地方に接近する可能性があり、進路には注意が必要です。
「長時間外にいるとフラフラしてきつい」 復旧続く熊本では厳しい残暑
一方、20日は各地で気温が上昇し、熊本でも厳しい残暑となりました。
八代市などで最高気温38℃を観測。
街の人
「もう汗がすごいダバダバ出るくらい。長時間外にいるとフラフラしてきつい」
「(家の)中がまだ片付いていない。どうしようもない。自然現象は文句も言えない」
こうした中、宇城市の一部地域では20日朝から水道の供給が再開しました。
ーー何日ぶりに水が出た?
パン販売店の社長
「もう3週間以上になる」
市内にあるパンの販売店の外では、連日の暑さをしのぐミストシャワーも稼働しました。
ーーミストがあると全然違う?
パン販売店の社長
「そうですね、違いますね。きょうやっと(ミストシャワーを)つけた」
「安心するし、居心地がいい」授業再開に向け進む復旧作業
さらに、市内の中学校では部活動が再開。被災により体力が落ちている生徒もいるため、練習は1日1時間に絞って行います。
生徒
「久しぶりに野球をしたので楽しかったです」
8月31日の授業開始に向けて、学校では復旧作業が進められています。
校内には、生徒が集まれる学習スペースも設けられました。
生徒
「おばあちゃん家とかの手伝いをして勉強できなかったんですけど、今週ぐらいからまたやり始めました」
ーー友達と勉強するのはどう?
「安心するし、居心地がいい」
“避難所として利用”体育館のエアコン設置率は約3割 猛暑で課題が浮き彫りに
藤森祥平キャスター:
暑い中での避難、学校の体育館も使われますよね。
慶應義塾大学教授 教育経済学者 中室牧子さん:
文部科学省によると、全国の小中学校の体育館の冷房設置率は30%程度だということです。
2018年に小学校で児童が熱中症で死亡するという痛ましい事故があり、その後、普通教室や特別教室へのエアコンの設置は進んだそうですが、体育館は進んでいないという問題があります。
国は2035年までに設置率100%を目指すということですが、近年の酷暑を考えると、そういう余裕があるのか疑問に思います。計画の前倒しも含めて、対応の加速をしてほしいと思います。
==========
<プロフィール>
中室牧子さん
教育経済学者 教育をデータで分析
著書「科学的根拠で子育て」