【中古マンション価格発表】かつて“負動産”とも…新潟・湯沢町が急騰のワケは「2拠点生活」と「インバウンド」 東京23区は2か月連続で下落【news23】
中古マンションの平均価格が発表され、東京23区の7月の平均価格はおよそ1億3000万円。価格は2年前と比べておよそ1.7倍です。いま、この東京をしのぐほどの勢いで中古マンション価格が急騰している町があります。その理由は。
【写真で見る】価格が5年で2倍に急騰 湯沢町の中古マンション
東京23区の中古マンション価格は約1.3億円 高騰続くも2か月連続で下落
交通の便に優れた東京・上野駅から徒歩3分の中古マンション。広さは、3〜4人家族で暮らすのに人気の約70平米の3LDK。築25年となるその価格は…
コスモスイニシア 事業部担当者
「こちらは1億2980万円。当社が取り扱う中古マンションでも、ここ数年は比較的高い水準で推移しています」
24日に発表された7月の東京23区の中古マンションの平均価格は、1億2724万円でした。2か月連続での下落です。
価格の高騰が続いた結果、買い手のつかない物件が増えている都心部で、売り手側に値下げする動きが出ていることが背景にあるということです。
東京カンテイ市場調査部 高橋雅之 上席主任研究員
「直近に関していうと、在庫は積み上がってきたし、その積み上がった在庫の中でも価格を値下げする、改定する動きが強まってきてますんで、ここずっと続いた上昇トレンドが一服しつつあるというような動き」
とはいえ、中古でも1億3000万円と「高嶺の花」となった東京23区のマンション。価格は2年前と比べ、約1.7倍になっています。
かつて“負の遺産”と呼ばれた湯沢町 中古マンション価格が5年で2倍に急騰
この東京をしのぐほどの勢いで価格が急上昇している街があります。
東京駅から新幹線で1時間あまり、新潟県湯沢町。ここには50棟を超えるマンションがそびえ立ちます。
1980年代後半からのバブル期、空前のスキーブームを背景に湯沢町ではリゾートマンションの建設が相次ぎました。
しかし、バブル崩壊で需要は激減。買い手が付かず、“負の遺産”や“負動産”とまで呼ばれた時代が続きました。
築36年の中古マンション、広さは46平米の1DK。
最上階の11階には温泉大浴場を完備。また、スポーツルームやプールが備わっています。
この1室の価格は…
湯沢不動産 営業担当 日下部駿さん
「コロナ禍の時は100万円、もしくは100万円いかないぐらいの相場と言われてた。現在200万円で販売」
5年ほど前と比べ、価格は2倍に跳ね上がったというこちらの部屋。
2026年の上昇率でも、湯沢町は全国で上位を記録しています。
なぜ、湯沢のマンション価格が高騰しているのでしょうか?
二拠点生活やインバウンド人気…「湯沢に人が増えるのは嬉しい」
タクシードライバー
「仕事の時が特に感じる。お客様とコミュニケーション取る中で『私移住してきたんですよ』みたいな回答をしてくれる方が増えている」
飲食店のオーナー
「夏場は暇、基本的には。けど夏場もちょっと多くなってきている」
――なぜ?
「多分マンションの客が多くなっている」
コロナ禍でのリモートワーク普及により、二拠点生活の場として購入する人が増加。
さらに、インバウンド人気も高まり、中国や台湾などを中心に問い合わせが増えているといいます。
湯沢不動産 営業担当 日下部駿さん
「バブルが弾けて、不動産たくさん落ちたみたいな印象を持たれている湯沢が、これからすごいポテンシャルがあるぞと日本全国から見られているのは率直に嬉しい。湯沢に人が増えるのは嬉しい」
地方やリゾート地にまで広がりを見せるマンション高騰の波は、今後どこまで続くのでしょうか。