「手当を打ち切られ家に食べ物がない家庭も」トランプ大統領による“大型減税”の陰で…無料の食料支援に長い列 ニューヨーク市内だけで700か所以上

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-09-02 17:12

ニューヨークで今、食べ物を求める人が無料の食料支援に殺到しています。背景にあるのは、トランプ政権による制度変更。物価高も続くなか、支援の現場で何が起きているのでしょうか。

【動画】「手当を打ち切られ家に食べ物がない家庭も」トランプ大統領による“大型減税”の陰で…無料の食料支援に長い列 ニューヨーク市内だけで700か所以上

ニューヨークのスタテンアイランド地区。棚一面に食材が並び、平日の午前中から多くの人でにぎわっているこの場所。実は、スーパーではありません。

支援団体代表 アレックスさん
「週に2回、開いています。通常のフードパントリーの日には350人~600人が訪れます」

「フードパントリー」。生活に困っている人に無料で食品を配布する場所のことです。

支援団体代表 アレックスさん
「きょうあるのはじゃがいも、玉ねぎ、きゅうり…」

利用者は、世帯の人数にあわせて受け取れる食材の数が定められています。

こうしたフードパントリーなどは、ニューヨーク市内だけでも700か所以上。アメリカでは6人に1人が利用したとのデータもあり、誰もが知る存在です。

支援団体のスタッフ
「おはようございます。寄付の品を受け取りに来ました」

次々と渡されたのは、賞味期限が近づいた商品です。このフードパントリーでは、連邦政府や州、市からの補助金に加え、一般企業から食材や商品を無償で提供してもらうことで運営されています。

そんななか、ここ数か月で異変が起きているといいます。

支援団体代表 アレックスさん
「今年7月に提供した食事は、1年前から1万食も増えました」

アレックスさんは、利用者が急増している背景にはトランプ政権による制度変更があると指摘します。

アメリカ トランプ大統領
「これは我が国の署名された法案の中で最も人気のあるものだ」

トランプ政権が去年7月に成立させた大型減税法案。大統領は成果を強調しますが、その「しわ寄せ」は福祉の現場に向かっています。

見直しの対象となったのは、SNAP=低所得者向けの公的な食料支援制度です。専用のカードを使って食料品を購入できる制度ですが、予算削減の一環として、政権は受給要件を厳しくするなど、SNAPの対象を絞り込みました。

ニューヨーク市では、今年6月だけでおよそ2万2000人がこの制度を受けられなくなったということです。

そして、特に影響を受けているのが子どもです。

支援団体代表 アレックスさん
「学校関係者からかつてないほど相談がきています。『手当を打ち切られ、家に食べ物がない家庭がある』と」

2人の子どもを持つシングルマザーの女性は、週に2度、フードパントリーを利用しています。40万円ほどの月収は、半分は家賃に消え、半分は食費で消えてしまうと話します。

2人の子どもを育てるシングルマザー
「子どもたちが大きくなるにつれて、食べる量も必要なものも増え、教育費もかさみ、生活が厳しくなってきています」

アレックスさんは政策の見直しを訴えています。

支援団体代表 アレックスさん
「必要とする人に十分な食料を届けられなくなる日が近づいています。食料が底をつくことをなにより恐れています」

止まらない物価高のなかで、支援を必要とする子どもたちが増える一方、支える現場にも限界が迫っています。

  1. 10万文で誤訳わずか3件? AI翻訳の常識を変える「完全自動翻訳」とは
  2. 「Kバレエ」がマニラで特別公演 日本・フィリピン国交正常化70周年記念
  3. フランス全土で再び大規模な抗議デモ 約41万人が参加 一部では暴動も 約1000人拘束
  4. 【脳トレ】「徒」の中に紛れて1つ違う文字がある!?あなたは何秒で探し出せるかな??【違う文字を探せ!】
  5. ano「news23」生出演 エンディングテーマ「23時」に込められた”無駄じゃない” 「蚊帳の外にいると感じている人に届いてほしい」制作の裏側に密着
  6. フーシ派 サウジの原油輸送パイプライン攻撃を発表 原油輸送の重要ルート
  7. 双子の赤ちゃんが『生まれた瞬間から犬と育った』結果→常に近くで寄り添って…1年間の成長記録が45万再生「ステキな家族愛」「優しくて感動」
  8. 秋雨前線が活発化 台風離れていても西~東日本で激しい雨や雷雨 台風30号はあす(月)九州に接近・上陸のおそれ
  9. 第一勧銀事件の核心に迫る「総務部メモ」 応援検事がつかんだ決定的証拠は巨大銀行首脳の逮捕…そして大蔵省接待汚職事件へ【平成事件史の舞台裏(35)】
  10. ケネディ大統領に「くしゃみ」をさせた子猫 死後もなお、その写真が競売で高値をつけて、人々の話題に 米国
  1. 東京湾大華火祭が11年ぶりに開催 夜空を彩る
  2. 10万文で誤訳わずか3件? AI翻訳の常識を変える「完全自動翻訳」とは
  3. 秋雨前線が活発化 台風離れていても西~東日本で激しい雨や雷雨 台風30号はあす(月)九州に接近・上陸のおそれ
  4. フランス全土で再び大規模な抗議デモ 約41万人が参加 一部では暴動も 約1000人拘束
  5. 【競馬・菊花賞】東大卒・篠原梨菜アナウンサーがデータで予想 !本命はロブチェン
  6. 不正アクセス受けたGMOが政府に「能動的サイバー防御」緊急要請 利用者に一律5000円の見舞金 不正取引が確認された場合は損失を補償する方針
  7. 「Kバレエ」がマニラで特別公演 日本・フィリピン国交正常化70周年記念
  8. ano「news23」生出演 エンディングテーマ「23時」に込められた”無駄じゃない” 「蚊帳の外にいると感じている人に届いてほしい」制作の裏側に密着
  9. 金正恩総書記が中国訪問、中国共産党の最高指導部と会談 妹の与正氏も JNNカメラが車列を捉える
  10. 第一勧銀事件の核心に迫る「総務部メモ」  応援検事がつかんだ決定的証拠は巨大銀行首脳の逮捕…そして大蔵省接待汚職事件へ【平成事件史の舞台裏(35)】
  11. ケネディ大統領に「くしゃみ」をさせた子猫 死後もなお、その写真が競売で高値をつけて、人々の話題に 米国
  12. フーシ派 サウジの原油輸送パイプライン攻撃を発表 原油輸送の重要ルート