ネズミ駆除や乗客の出迎えをこなして人気の「カフェの黒猫」が、新たに「駅猫」に任命される 英国

2026-09-06 06:00

英国の鉄道駅に設置されたカフェで暮らす黒猫が、このたび「駅猫」として正式に任命されました。ネズミ捕りや乗客の出迎えなど、忙しい任務を真面目にこなすこの黒猫に、人々の注目が集まっています。

2匹目の鉄道駅猫に

線路の上の黒猫

画像はイメージです

2026年8月、英国ミッドランド鉄道のサットン・コールドフィールド駅で、新たに「ネズミ捕り駅猫」が任命されました。

この仕事に任命されたのは、黒猫Bettyです。2番線ホームで営業しているカフェ「Folklore Coffee and Bagels」で暮らす猫で、同社全体ではストゥールブリッジ・ジャンクション駅で働くGeorgeに次いで2匹目の現役「駅猫」となります。

ちなみに茶白猫のGeorgeは大変有名で、2021年以来、ベテランのネズミ捕り係として活躍しています。Googleマップに名前が載って、グッズまで販売され、ソーシャルメディアのフォロワーは10万人を超えるほどの人気なのです。

Bettyは2025年、町の中心部にあるアパート近くでほかの3匹の子猫と一緒にいたところを保護されました。カフェのオーナーAlex Lightさんは子猫たちの里親探しに尽力し、残ったBettyを自分で引き取ることにしたのです。

日々の仕事を真剣にこなす猫

ベンチで人々の間に座る黒猫

画像はイメージです

「Bettyはこの環境にすっかりなじんでいます。『猫はどんなところでも必ずうまく着地する』といわれますが、Bettyもまさに成功しました。カフェのお客様にとても人気があり、自身のインスタグラムアカウントも持っています。この猫の努力が認められて、駅のネズミ捕り係に任命されたのはすばらしいことです」とAlexさん。

鉄道会社の地域駅長であるZoe Hodginsさんは次のように話してくれました。

「Bettyを迎え入れることができて大変うれしく思っています。本当に猫らしい性格の持ち主で、お客様への挨拶や昼寝、ネズミ退治といった日々の仕事をとても真剣にこなしています」

Bettyの採用は、国際猫ケア協会が提唱した「国際猫の日」に先立って発表されたものです。

「駅猫」の伝統は今後も続く

駅のホームにたたずむ猫

画像はイメージです

歴史的にも、多くの駅や鉄道倉庫で猫は正式な労働力の一部でした。ネズミ駆除に大きな役割を果たしてきたのです。

しかし猫はネズミ捕りのためだけに飼われているわけではありません。職場のよき仲間でもあるのです。たとえばかつて信号所で1人で仕事をした鉄道員は、猫を相棒にしていることがよくありました。駅構内を歩き回る猫も、職員だけでなく乗客の間で人気者になる例が多く見られました。

近年もっとも有名な駅猫は、ハダースフィールド駅にいたメス猫のFelixです。Felixの冒険を描いた本が出版され、Facebook上では10万人以上のフォロワーがいたのです。

そもそもこの駅で猫を飼い始めたのは、職員が「仕事に来て、毛むくじゃらの友達とシフトを共にするのは楽しくワクワクするから」と考えたのがきっかけだったそうです。2023年、Felixは惜しまれつつ12歳で亡くなりました。

これほど駅猫が人気なのは、「猫と一緒に仕事をしたり旅の途中で出会ったりすると、いっそう楽しい時間が過ごせるから」なのかもしれませんね。

出典:
・Popular station cat Betty gets paw-fect new role
・Railway dogs and Station cats
・Railway cat and internet sensation Felix dies

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