土鍋は冬だけのもの?その常識を変える一台。PETARI新商品「Deep Pot」で楽しむ、一年中の土鍋生活

2026-09-09 15:00

土鍋と聞いて、思い浮かべるのは寒い季節の鍋料理。多くの人にとって、土鍋は「冬の道具」かもしれません。でも、もしその土鍋が、春夏秋冬いつでも、もっと手軽に使える調理器具になったら?

9月9日、土鍋ブランド「PETARI(ペタリ)」が、新商品「Deep Pot(ディープポット)」の発表会&試食会を開催しました。スープや煮込み料理はもちろん、炒める、蒸すといった幅広い調理に活躍する、毎日の食卓を見据えた新しい土鍋です。

会場では、開発に込められた思いや使い方が紹介されたほか、三重県産の食材を使った「PETARI試食膳」も登場。実際にその味を確かめながら、素材本来のおいしさを引き出す「Deep Pot」と、土鍋の新しい魅力に迫ります。

「土鍋の何がいいの?」その問いから始まった

「土の鍋の何がいいのですか?」これは、PETARIを展開する株式会社G.M.P.代表取締役の熊本誠太氏が、学生時代にアメリカの展示会でバイヤーから受けた質問です。当時、うまく答えられなかったこの問いが、今も熊本氏の原点になっているといいます。

PETARIの源流は、1932年創業の銀峯陶器株式会社。国産土鍋の生産高の約8割を占める一大産地・三重県四日市市で、土鍋の国内トップシェアを誇る老舗です。熊本氏は同社の専務取締役も務め、製造から販売まで幅広く携わっています。

ブランド名「PETARI」は、耐熱陶器に欠かせない鉱石「ペタライト」と、陶器を意味する英語「ポタリー」を組み合わせた造語。運営会社G.M.P.の由来は、”Gathering Makes Peacefulness.”(団らんは平穏を生む)。「土鍋をたどっていくと縄文時代に行き着きます。人々が土器を囲んで団らんを楽しむ習性は、令和の今も続いていると考えています」と熊本氏は語ります。

冬だけの土鍋を、365日の道具に

「土鍋は冬の道具なのでしょうか」。熊本氏がずっと感じてきた疑問です。鍋料理のイメージが根強い土鍋ですが、そのポテンシャルは冬に限られたものではありません。「冬だけの土鍋を365日使える道具にしたい」という思いから、2020年にPETARIブランドが誕生しました。

これまでに、野菜を毎日おいしく食べるための浅型土鍋「シャローポット」、炊飯に特化した「ライスポット」を展開。そして第3弾となるのが、今回の「Deep Pot」です。スープや煮込み料理に向いた、深型の形状が特徴です。

Deep Potの魅力は、大きく3つ。1つ目は、素材の甘みや旨みを引き出す、土鍋ならではの優しい火の入り方。ゆっくり熱が入り、ゆっくり冷めていくため、肉や魚はジューシーに、野菜は甘みが増し、水分を逃さず仕上がります。

2つ目は、深さと丸みが生む、料理の幅広さ。内側の側面が丸い形状になっているため、煮込んだときの水分がうまく滞留し、熱を均一に広げてくれます。鍋の中ほどには段差があり、別売りの蒸し皿(後日発売予定)を乗せれば蒸し料理も楽しめます。

3つ目は、余熱調理ができること、そしてお手入れの簡単さ。土鍋は重くて取り回しが難しい印象がありますが、「Deep Pot」は重すぎず、洗って干すだけで特別なケアは不要。毎日気軽に使える設計です。

プロも驚いた、「出番の多さ」

発表会には、フードコーディネーターの西村麻佳さんがゲストとして登壇。Deep Potで28品のレシピを監修し、その使い心地を語りました。

西村さんがまず挙げたのは、土鍋の3つの良さ。「食材のおいしさを引き出してくれること」「余熱を生かした調理ができること」「温かいまま食卓に出せること」。じわじわと温度が上がる過程で素材本来の味が引き出されるため、調味料も少なく抑えられるといいます。

その上で、Deep Potを使って一番良かった点として「出番の多さ」を挙げました。「従来、煮る・蒸すは土鍋でもできましたが、Deep Potは炒めることも可能なんです」。土鍋は急激な温度変化に弱く、炒め調理はひび割れのリスクからできないメーカーも多いなか、Deep Potはそれを実現。さらに電子レンジにも対応しています。

土鍋と聞くと、少し料理上級者向けの道具というイメージもありますが、西村さんいわく、初心者にもおすすめだといいます。「緩やかな温度変化で火加減に神経質にならなくても、おいしく仕上がります。多少切り方がバラバラでも、程よく食感を残して仕上げてくれる。調理スキルに関係なく、誰が作ってもおいしくなるんです」。

試食で実感、素材が持つ本来の力

発表会では、Deep Potで仕上げた「PETARI試食膳」も提供されました。メインは、三重県産の豚バラ肉とみそを使った鍋焼き豚汁。里芋、長ねぎ、大根、ごぼう、人参など、具材がゴロゴロと入っています。

一口食べて驚いたのは、素材の甘みでした。とくに野菜。ごぼうや人参は皮付きのままですが、皮までやわらかく仕上がっています。それでいて、野菜ならではの噛みごたえもしっかり残っていました。大きめに切られた具材も煮崩れせず、中までほっくりとした仕上がりです。

肉は、炒めたことで甘みと香ばしさが増し、油の香りが立って食欲をそそります。さらに、土鍋で炊いた三重県産米の白ごはんは、一粒一粒がしっかり立っていて、お米が持つポテンシャルを存分に引き出していました。添えられた伊勢たくあんとともに、地元・三重の恵みを味わう一膳です。

西村さんによれば、この鍋焼き豚汁は軽く具材を炒めたあと、火にかけてから15分ほどで仕上がり、出汁も使わず水だけで作っているそう。具材を最初にしっかり焼き付けることで、香ばしさのある、いつもとは少し違った味わいになるといいます。

土鍋のある暮らしを、もっと身近に

Deep Potは9月18日(金)発売。新色「ライムストーン」を用意し、直径18センチ(1〜2人向け)で価格は税込9,900円。直火、電子レンジ、IHヒーター、オーブン(本体のみ)に対応します。年内にはひとまわり大きい21センチサイズも予定しているとのこと。

「PETARIというブランドを通じて魅力を発信することで、土鍋が気づけば春・夏・秋とキッチンに置いてある存在になっていけるように」と熊本氏。今後は土鍋にとどまらず、どんぶりやほかの器など、暮らしの中で使える耐熱陶器のアイテムも展開していく考えです。

土鍋は、冬の特別な日だけの道具じゃない。忙しい毎日の食卓にこそ、寄り添ってくれる。Deep Potは、そんな新しい土鍋との付き合い方を教えてくれます。この一台をきっかけに、「土鍋のある暮らし」や「料理の楽しさ」を感じる人が、一人でも増えていくのかもしれません。

<取材・写真・文/双海しお>

  1. 大谷翔平、明日“ラインナップ入り”へ ロバーツ監督が状態に言及「出場できる状態だった」ド軍は今季最長タイの6連勝で地区優勝Vマジック「7」【監督試合後コメント】
  2. 「インフルエンザ」全国で流行入り“過去2番目の早さ” ワクチン接種のタイミングは【ひるおび】
  3. 山形新幹線 山形ー米沢間で運転見合わせ 人身事故のため
  4. ガソリン全国平均価格1リットル=170円 政府の補助金で引き続き同じ水準に落ち着くも補助金合計は1兆円超え 中東情勢の不透明感から原油価格は再び上昇
  5. 土鍋は冬だけのもの?その常識を変える一台。PETARI新商品「Deep Pot」で楽しむ、一年中の土鍋生活
  6. 【 中川翔子 】 「咳喘息、産後なる人が多いそうです」産後の「咳喘息」を告白 夜通し眠れぬ苦しさも専門医受診で改善
  7. 『人間の赤ちゃんみたい』姉夫婦が家に遊びにきた結果→犬の喜びが爆発してしまい…甘えん坊全開な光景に反響「ぬいぐるみ?」「可愛すぎる」
  8. 『生まれた瞬間から目がない犬』まっすぐ歩けずにいたら、他の犬が…『まさかの光景』が感動的すぎると188万再生「みんな幸せ」「優しい世界」
  9. 東京五輪競泳・銀メダリストの本多灯被告に拘禁刑1年・執行猶予3年の判決 危険運転傷害の罪 裁判官「責任の自覚と反省を前提に再起を期待」 東京地裁立川支部
  10. 【最新天気】東北~近畿で今夜にかけ大雨 東海・近畿では危険な線状降水帯発生のおそれ 関東の帰宅の足にも影響か 道路冠水や土砂災害に警戒
  1. 【速報】警察追跡の車が高速を“逆走” 現在も逃走 女性が職務質問に応じず突然発進 千葉・東京外環道外回り
  2. 岐阜ケーキ店放火5人死傷 搬送後死亡の男性 オーナー女性以外と面識なしか 警察トラブルあったとみて捜査
  3. 富士山5合目で土砂崩れ 駐車車両3台が巻き込まれ…流れ出た土砂は10mに けが人なし 静岡
  4. ガールズバー店長に懲役7年 「被害者の人格や尊厳を顧みない悪質な犯行」20代の女性従業員に売春させた罪 東京地裁
  5. 「いらっとして」2歳息子の背中蹴ったか 22歳の母親を逮捕 息子は母親の交際相手から暴行を受けた後に死亡 日常的な虐待があった可能性 横浜市
  6. 【最新天気】東北~近畿で今夜にかけ大雨 東海・近畿では危険な線状降水帯発生のおそれ 関東の帰宅の足にも影響か 道路冠水や土砂災害に警戒
  7. 東京五輪競泳・銀メダリストの本多灯被告に拘禁刑1年・執行猶予3年の判決 危険運転傷害の罪 裁判官「責任の自覚と反省を前提に再起を期待」 東京地裁立川支部
  8. 6歳男児行方不明 目撃情報の“自宅近くの公園周辺”を中心に捜索も新たな情報入らず 5日目のきょうも80人態勢 山形・酒田市
  9. 乾燥大麻約30キロを営利目的で密輸か アメリカ国籍の女2人を逮捕 「航空券代や宿泊費が無料だと聞き魅力を感じた」 羽田税関の職員が発見 警視庁
  10. 山形新幹線 山形ー米沢間で運転見合わせ 人身事故のため
  11. 【 仲代達矢さんが創設した「無名塾」】2027年2月末で解散を発表 生前の言葉に従い決断 役所広司・若村麻由美ら輩出「50年の看板」下ろす
  12. 【 本田望結 】フィギュアスケーターに多い〝好きな食べ物〟明かす 「滑るのも食べるのも大好き」 妹・紗来と〝投資したいこと〟も