ノーベル賞の登竜門「クラリベイト引用栄誉賞」に九大の安達千波矢氏

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2026-09-17 20:25
ノーベル賞の登竜門「クラリベイト引用栄誉賞」に九大の安達千波矢氏

“ノーベル賞クラス”の研究者を表彰する「クラリベイト引用栄誉賞」に、九州大学の安達千波矢主幹教授が選ばれました。

「クラリベイト引用栄誉賞」は、イギリスの学術情報サービス会社「クラリベイト社」が、学術論文の引用回数が多く、ノーベル賞級の業績を持つと評価した研究者を表彰するもので、25回目となる今年は世界各国から22人が選ばれました。

このうち日本から、九州大学の安達千波矢主幹教授が物理学の分野で受賞しました。

安達教授が評価されたのは、スマートフォンやテレビなどのディスプレイに使われる「有機EL」の発光材料の研究です。

有機ELは、電気を流すと有機物が発光する仕組みで、より少ない電力で、効率よく光を生み出すための研究が進められてきました。

第一世代の有機ELでは、電気によって生まれるエネルギーのうち、光として利用できる割合が限られていました。その後、第二世代では、より多くのエネルギーを発光に利用できるようになりましたが、イリジウムや白金など、高価な希少金属が必要でした。

そんな中、安達教授らは2012年、「TADF=熱活性化遅延蛍光」と呼ばれる新たな発光技術を発表。TADFは、イリジウムなどの希少金属を使わず、高い効率で発光できる技術で、蛍光、りん光に続く「第三世代」の有機EL発光技術として、世界各国で研究開発が進められています。

「クラリベイト引用栄誉賞」は、これまでの受賞者のうち、89人がその後、ノーベル賞を受賞していることなどから「ノーベル賞の登竜門」としても知られています。

今年のノーベル賞受賞者の発表は、来月5日の生理学・医学賞から始まり、6日が物理学賞、7日が化学賞、8日が文学賞、9日が平和賞、12日が経済学賞となっています。

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