犬が『ニオイ』を嗅ぐのはなぜ?どんな情報を読み取っているの?知られざる驚きの能力まで
犬が夢中になって嗅ぎ回るのを見ると「なぜ?」と気になりますよね。犬にとってニオイとは一体何なのでしょうか。今回は、犬がニオイを嗅ぐ理由から知られざる驚きの能力までご紹介します。
なぜ?犬がニオイを嗅ぐ理由

犬が「クンクン」とニオイを嗅ぐ背景には、犬ならではの習性や心理的な目的が存在しています。ここでは、犬がニオイを嗅ぐ主な理由についてご紹介します。
状況や変化を把握するため
犬があちこちニオイを嗅ぎ回るのは、状況や変化を把握するためです。犬の視力は人間ほど高くなく、色の識別なども苦手なため、主にニオイで状況や変化を把握しています。
つまり人間が目で見るところを、犬は鼻で確認しているということです。地面や壁、ほかの犬、人間などあらゆるものを嗅ぐのは、「ここは安全なのか」「いつ誰がここを通ったのか」などを確認するためです。
ニオイを嗅ぐのは、犬が生きるうえで重要な行為のひとつだと受け止めてみてください。
好奇心やストレス発散

犬にとってニオイを嗅ぐ行為は、刺激的でつい夢中になってしまうものです。とくに新しいものや場所に出会ったときは、目の色を変えて「クンクン」と嗅ぎ回る愛犬の姿が見られるでしょう。
犬がその場を離れずにニオイを嗅ぐのは、「これは何だろう?」という好奇心があり、その正体を分析しているからです。人間が記憶を辿るように、犬も過去のデータを辿っています。
ニオイを分析する行為は達成感や安心感をもたらし、ストレス発散につながるともいわれています。人間からすると理解しにくいかもしれませんが、犬にとって大きな楽しみが待ち受けているのが、ニオイを嗅ぐ行為なのです。
ほかの犬とのコミュニケーション
散歩中に出会った犬のお尻や顔周りを嗅ぐのは、犬にとってコミュニケーションの一環です。犬はニオイから相手のプロフィールを探れるので、「嗅ぎ合う=自己紹介をしている」のと同じです。
また、犬はマーキングでコミュニケーションを行うこともできます。相手がその場にいなくても、残されたニオイから「いつ誰が通った」かを把握し、縄張りを確認しています。
知られざる犬の嗅覚

犬の嗅覚は人間の1,000倍から1億倍とも言われており、動物界の中でもトップクラスの精度を誇ります。犬は人間が想像する以上に、ニオイからデータを収集できることがわかっています。そんな知られざる犬の嗅覚についてみていきましょう。
相手の細やかな情報がわかる
犬はニオイから、相手の性別やおおよその年齢、発情中かどうか、去勢・避妊手術歴、過去に出会ったことがあるかどうかなどの情報を読み取ることができます。
これは、犬や人間の体から分泌される微量の化学物質やフェロモンから解析しているといわれてます。つまり、犬が残したマーキングのニオイなら、「どこの犬が何時ごろに残したものだ」ということまで分析し、相手が人間でも「会ったことがある人」などがわかるということです。
体調や感情の変化まで察知
驚くべきことに、犬はニオイから相手の体調や感情の変化まで察知できるといわれています。ほかの犬がリラックス状態なのか、あるいは緊張状態なのかはもちろん、「病気をしていないか」といったことの嗅ぎ分けも可能です。
さらに犬は、人間のちょっとした変化もニオイから敏感に察知しています。飼い主のニオイから瞬時に「今は機嫌がいい」「何か怒ってるみたい」などと表情をうかがうように、感情を逐一確認しながら一緒に暮らしています。
落ち込んでいるときにそっと犬が寄り添うのも、「大丈夫かな?」と心配しているからです。そんな姿を見て、愛犬が一番の理解者だと感じている人も多いのではないでしょうか。
訓練を受けて、病気を嗅ぎ分ける能力を持つ犬も実際に存在しています。なぜか愛犬がじっと見つめてきたり、いつもと違う場所をしきりに嗅ぐ場合は、何らかの原因がないか確かめてみるとよいかもしれません。
まとめ

犬にとってニオイを嗅ぐ行為は、生きるためになくてはならないものです。情報収集のためであり、楽しみの一環でもあります。散歩中に何度も立ち止まってしまうのも、さまざまな理由があることをまずは理解しましょう。
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