“大人虫歯”の原因『ちびだら習慣』って何?予防に効果的な「ガム」の噛み方を専門家が伝授【ひるおび】

デスクワークや家事の合間に、お菓子や甘い飲み物を“ちびちびだらだら”と口にしていませんか?
この『ちびだら習慣』が、大人の虫歯の原因のひとつとなっているのです。
今すぐできる予防法や、意外と知らない正しいうがいまで詳しくお伝えします。
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大人虫歯 増加の原因は『ちびだら』?
文部科学省の調査によると、子どもの虫歯率が過去最低となりました。幼稚園児では19.44%と、初めて2割を下回っています。背景には家庭でのケアや早期健診の定着があります。
子どもの虫歯が減っている一方で、「大人の虫歯」が増えています。
年齢が上がるにつれ、虫歯の経験者の割合は非常に高い水準となっています。
大人の虫歯の原因について、専門家は大人特有のある生活習慣を指摘します。
日本歯科大学 羽村章特任教授
「『ちびだら習慣』というのが、大人の虫歯ではまずいです。『ちびだら習慣』は、食事と食事の間に少しずつ食べ物やお菓子をだらだら食べる習慣のことです。」
街の皆さんも、『ちびだら習慣』をしているようです。
「ラテをゆっくり長時間飲んだりするのが良くないんだろうなとは思っています。めちゃくちゃ砂糖モリモリです。」【30代女性】
「飲んじゃいますね。アイスクリームも食べるし。」【20代女性】
「常に美味しいものが職場にある状態なので、よくちょこちょこつまんで食べてます。(その後歯磨きは)しないですね。」【40代女性】
『ちびだら』習慣 なぜ危険?
『ちびだら食べ』をすると、なぜ虫歯の危険が高まるのでしょうか?
本来食事をすると口の中は酸性に傾き、歯のエナメル質が溶ける状態である“脱灰”が進みますが、唾液の力で時間をかけて中性に戻り、溶けかかった歯を修復します。
しかし、ちびちびだらだらと食べ飲みを繰り返すと、口の中がずっと酸性の“虫歯危険ゾーン”にさらされ続け、歯が溶けていってしまうのです。
特にジュースなどの甘い飲み物は、口の中が長時間酸性になるので要注意。
夜にお酒をだらだら飲む『ちびだら飲み』も、アルコールの利尿作用で唾液が減り、リスクが跳ね上がるため注意が必要です。
間食後は「ガム」で虫歯予防!
『ちびだら習慣』による大人の虫歯を防ぐには、どんなケアをすればいいのでしょうか。
日本歯科大学 羽村章特任教授
「間食後に、口の中の環境を良くするような方策を取ってもらいたい。
キシリトール入りのガムを噛むことを勧めています。」
ポイントは唾液と成分のダブル効果です。
ガムを噛むことで唾液を出し、歯の表面を中和。そしてキシリトールが虫歯の原因となる菌の働きを抑え、数を減らします。
取り入れる際には、以下の3点に注意してください。
【1】ガムはシュガーレス表示があり、キシリトール含有量50%以上のものを選ぶ
【2】噛むタイミングは間食や飲食の直後
【3】1日に3回~5回噛むのが理想
羽村教授によると、噛む時間の目安は「5分程度」です。
5分あれば唾液が口の中に十分行き渡り、しっかり噛むことでガムからキシリトールを口の中に放出できます。
コメンテーター 中村仁美:
私も本当に間食が多くて、間食ごとに歯を磨いてはいなかったので、ガムでいいなら持ち歩けるし楽ですよね。
日本歯科大学 羽村章特任教授
「大人のむし歯予防を無理なく始めるには、まず自覚するというところがスタートです。
習慣を変えるのが一番いいですけれども、習慣を変えられないようでしたら、どうやったらむし歯になりにくい状況にできるのかを考えていけばいいと思います。」
歯磨き後のうがいはペットボトルのフタ2〜3杯分!?
間食後のケアにはガムが効果的ですが、基本となるのは毎日の歯磨きです。
歯ブラシは歯茎に対し45度の角度であて、2ミリ~3ミリずつ、優しくゆっくり動かします。
磨く時間の目安は「3分」程度。長く磨きすぎて、歯を傷つけたり、歯茎を傷つけることのないようにしましょう。
仕上げのうがいで使う水は、10ml(ペットボトルのフタ2〜3杯分)と、少なめの量が推奨されています。
フッ素入りの歯磨き粉の効果を活かすためには、たくさんの水でうがいをする必要はないそうです。
口を閉じて、水を歯の表面や、歯と歯の間に通すように「ブクブクうがい」をします。
使用後の歯ブラシを清潔に保つには?
使用後の歯ブラシ、「水ですすぐだけ」と「指でもみ洗い」のどちらがいいと思いますか?
コメンテーター 中村仁美:
普段は水ですすぐだけですけど、それだけじゃ取れない時があるので、しっかりもみ洗いほうがいいのかな。
正解は「指でもみ洗い」です。
エフコープ生活協同組合によると、洗い方によって残る細菌の数に違いがあります。
「10秒すすぐだけ」だと平均6400個の細菌が残ってしまいますが、「10秒もみ洗い」すると平均980個まで減り、6倍以上の差が出るという実験結果も出ています。
また、歯ブラシの交換タイミングは約1か月です。ブラシが開くのを待たずに、早めに替えるように意識してみてください。
(ひるおび 2026年9月15日放送より)