『よく鳴く猫』と『あまり鳴かない猫』で異なること3選 タイプ別の心理や接するときのコツまで

2026-09-20 20:20

ときどきSNSなどで人間の言葉を話す猫ちゃんの動画が流れてきます。見たことがある人も多いでしょう。猫は大きくなるとあまり鳴かなくなるといわれますが、実は飼われている猫には、この「本来の猫」の性質が必ずしも当てはまらないことがあります。成猫になっても、まるでおしゃべりするようによく鳴く猫もいるのです。では、よく鳴く猫と鳴かない猫の違いはどこから来ているのでしょうか?詳しく解説します。

「よく鳴く猫」と「あまり鳴かない猫」で異なること3選

上を見て鳴く猫

よく鳴くタイプとあまり鳴かないタイプでは、声を出す頻度だけでなく、飼い主とのコミュニケーション手段、要求の伝え方、個性の傾向という3つの点で違いが存在します。それぞれの行動特性を把握することで、日頃の対応を円滑に進めやすくなります。

1.コミュニケーション手段

猫のコミュニケーション手段は、主にニオイ付けやボディランゲージですが、鳴き声もそのひとつです。

ふだんあまり鳴かない猫は、人とのコミュニケーションでも、ボディランゲージを優先して使用します。飼い主の視界に入る場所に移動したり、足元にスリスリ体をすり寄せたりすることで意思表現をしようとします。声を出さないからといって「感じない」「わからない」「無関心」というわけではなく、猫同士のやり方のままでコミュニケーションしようとしているのです。

一方、よく鳴く猫は、やはり声を使って飼い主とコミュニケーションする傾向が強くなります。足元にスリスリするよりも、「ニャーン」と鳴いた方が人間の関心を引きやすいことを日常的な経験から学習しているのです。

2.要求があるときの伝え方

鳴いた方が飼い主の気を引きやすいことをわかっている猫は、要求が満たされるまで鳴くことで、実際に叶いやすいことも学んでいます。

鳴いた方が、自己主張が明確にできるので、要求が緊急・重要な場合には、声のトーンや高さを変えてまで知らせようとするのです。よく鳴く猫は、お腹がすくと大きな声で催促するのも、わかってやっているのですね。

反対に、あまり鳴かない猫は声を発する頻度が少ないだけで、おとなしくてイイコ=要求の少ない子と見られがちです。しかし、要求がないわけではありません。お腹が空いたら、器の前でお座りしたり、黙ったまま足元にスリスリしたりして察してもらうのを待ちますが、飼い主が理解しないときには、袋を破いたりするなど強硬手段に出る可能性もあるのです。

3.血統種としての傾向

猫が飼い主に対して鳴く頻度には、気質や性格、これまでの人との接し方(慣れ)という経験だけでなく、血統種も関係しています。

よく鳴くということは、いまの環境や飼い主に対して、自分の状態を伝えることに積極的だともいえます。猫種別にも「よく鳴く種類」としてあげられるのが、シャムやオリエンタルショートヘア、バリニーズなどです。人懐っこくおしゃべりだといわれます。

逆に、あまり鳴かない猫種として、ペルシャやラグドール、ロシアンブルーなどがあります。これらの猫種は警戒心いっぱいで、安心していないというわけではありませんが、専門家の観察によって「飼い主とのやり取りの間に発声が少ない」と評価されているのです。穏やかでのんびりした性格が多いといわれています。

よく鳴く猫とあまり鳴かない猫:接するときのコツ

タワーの上で座っている猫

よく鳴く猫とあまり鳴かない猫では、飼い主は接し方に注意する必要があります。

まず、よく鳴く猫の場合は、ちゃんと鳴いて要求を伝えてくるため「何か言いたいことがあるのだろう」と予想がつきやすいのが特徴です。ただ、何に対して要求をしているのかを観察してから対応することが大切です。トイレ掃除を要求しているのに、気づかずにおやつをあげてしまうことにつながりかねません。

また、猫が鳴いたら何でもすぐに要求に応じていると、そのまま何でもやってくれると学習してしまうので、自身の生活やタイミングと折り合いをつけて対応するようにしましょう。

一方で、おとなしくあまり鳴かない猫は、何かを要求していても、飼い主が気づきにくいことがあります。猫が特定の場所で座って待っていたり、コチラに視線を向けて見てきたりするときには、要求がある場合があります。

近くに寄れば誘導するように歩き出したり、欲しいものを視線で伝えたりしてきます。観察力が必要ですが愛猫の様子をよく見ながらコミュニケーションするようにしましょう。

まとめ

食器の前で鳴く三毛猫

猫がよく鳴くかあまり鳴かないかは、個体差が大きく、飼い主を見るたびにおしゃべりしてくる猫もいれば、まるでぬいぐるみのように声を発しない猫もいます。

これらの違いは、性格や環境、猫種によって変わります。よく鳴く品種でもおとなしいコもいれば、逆のパターンもあるのです。

猫を飼っていく上で愛猫の要求を知ることはとても重要です。また、この傾向を理解しておき「ふだんはよく鳴くのに全然鳴かなくなった」、あるいは「今までずっとおとなしかったのによく鳴くようになった」という変化に注目できるようにしておきましょう。体調不良やストレスがあると鳴き方が変化することがあるためです。

その上で、鳴く猫にも鳴かない猫にも、上手にコミュニケーションが取れるように日頃からの観察を続けてあげるようにしてください。

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