【伊豆諸島・大島町にレベル5土砂災害特別警報】「直ちに命守る行動を。普段災害が発生しない場所でも最大級警戒」他の市町村にも特別警報発表の可能性も【台風25号】

気象庁は、東京・伊豆諸島の大島町に「レベル5土砂災害特別警報」を発表しました。
気象庁は午後1時40分から会見を行い、「命の危険が迫っている」として最大級の警戒を呼びかけています。
気象庁予報課 細見卓也 課長
「東京都伊豆諸島北部にレベル5土砂災害特別警報を発表しました。命の危険が迫っているため、直ちに身の安全を確保しなければならない状況です」
大型で強い台風25号は午後2時現在、暴風域を伴って伊豆諸島にかなり接近しているとみられます。
大島町では午後1時半までの12時間雨量が416.0ミリと、平年の9月1か月に降る雨の量を上回り、9月としての観測史上1位となっています。
大島町には2週間前の今月7日にもレベル5土砂災害特別警報が発表されていて、気象庁は「普段災害が起きないと思われているような場所でも、最大級の警戒が必要だ」と呼びかけています。
そのうえで、「土砂災害警戒区域などでは、すでに何らかの災害が発生している可能性が極めて高い。指定された避難場所への避難がかえって危険な場合には、少しでも崖や沢から離れた建物に移動するなど、身の安全を確保する必要がある」としています。
さらに、今後、他の市町村にもレベル5特別警報を発表する可能性があるとして、「特別警報が発表されてから避難するのでは、手遅れになる。自分や大切な人の命を守るため、特別警報の発表を待つことなく、身の安全を確保してほしい」としています。
気象庁の「時系列情報」によると、最大級の警戒が必要となる「レベル5相当」の状況は今夜遅くまで続き、その後もあす明け方にかけて「レベル4相当」の危険な状況が続く見込みとなっています。
また、台風の接近に伴い今後も大雨が続く見込みで、静岡県と伊豆諸島を含む関東甲信地方には「線状降水帯半日前予測」が発表されています。
▼静岡県では夕方にかけて▼伊豆諸島、神奈川県、山梨県では夜のはじめ頃にかけて、▼茨城県、東京都(島しょ部除く)、埼玉県、千葉県では夜遅くにかけて、線状降水帯が発生して大雨災害が発生する危険度が急激に高まるおそれがあります。
さらに、大島を含む伊豆諸島北部には、遅くとも3時間以内に線状降水帯が発生する可能性が高まっていることを示す「直前予測」も発表されています。
あす正午までに予想される24時間雨量は、関東南部、伊豆諸島、東海で250ミリとなっています。
気象庁は、大島町では土砂災害に最大級の警戒をするとともに、そのほかの地域でも土砂災害や大雨、暴風などに厳重に警戒するよう呼びかけています。