猫がかかる『多発性嚢胞腎』ってどんな病気?見逃せない症状から遺伝との関係性まで解説
猫の多発性嚢胞腎という病気をご存知でしょうか?あまり聞いたことがないかも知れませんね。しかし、年齢を重ねるにつれて、知らず知らずのうちに進行しているケースがあるため、気をつけたい病気のひとつです。ここでは、遺伝と関係があるともいわれる多発性嚢胞腎について解説します。
猫がかかる多発性嚢胞腎って?

猫の多発性嚢胞腎とは、腎臓に複数の嚢胞ができ、腎機能が低下していく病気です。嚢胞というのは、中に液体がたまった袋状のもので、猫の年齢が上がって進行するにつれて大きくなり、数も増えていきます。
多発性嚢胞腎の症状が出るのは高齢になってからが多いですが、早ければ3歳ほどで発症することもあります。多発性嚢胞腎の猫は、寿命が7歳くらいともいわれています。
多発性嚢胞腎の症状は?

多発性嚢胞腎の初期は症状がほとんどありませんが、進行すると慢性腎臓病に似た多飲多尿、体重減少、食欲低下などの症状が見られます。元気がなくなったり、嘔吐することもあります。その他、貧血、脱水などの症状が見られることもあります。
多発性嚢胞腎は進行がゆっくりで、症状が表れるのは年齢を重ねてからということも多いです。そのため、年齢のせいで仕方ないと見落としてしまうこともあり、注意が必要です。
多発性嚢胞腎は遺伝する?

多発性嚢胞腎の原因は遺伝と言われています。親猫から受け継がれる先天性の病気です。ただ、若い頃は症状がないことが多く、早期発見が難しい病気です。
猫種別では、ペルシャ、エキゾチックショートヘア、ヒマラヤンなどペルシャ系の猫が発症しやすい傾向にありますが、アメリカンショートヘアやスコティッシュフォールド、雑種にも見られることがあります。
多発性嚢胞腎を予防するには?

多発性嚢胞腎は遺伝子による先天性の病気です。そのため、残念ながら予防法がありません。有効な治療法も確立されていないのが現実です。
しかし、早期に発見できれば、症状を緩和したり、進行を遅らせる治療ができます。早い段階では無症状で気づきにくいため、ペルシャ系やアメリカンショートヘアなど、多発性嚢胞腎を発症しやすい猫種は、動物病院での定期的な健康診断がおすすめです。多発性嚢胞腎の場合は、エコー検査で発見することができます。
まとめ

聞き慣れない多発性嚢胞腎という病気ですが、その症状は慢性腎臓病と似ています。遺伝的な病気のため、予防することは難しく、現在では完治させることも不可能といわれています。
だからこそ、早く気づいてあげて、早く治療を始めることが大切なのです。そのためにも、猫とのスキンシップを兼ねて健康チェックを欠かさないようにしましょう。異変を感じたときは動物病院を受診してくださいね。
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