卓球日本勢団体、男女ともに銅メダル以上確定!第1試合登場の張本兄妹がともにストレート勝ちでバトン繋ぐ 準決勝進出、60年ぶりの金メダルへあと2勝【アジア大会】

■第20回アジア競技大会 卓球団体準々決勝 【女子】日本 3ー0 チャイニーズ・タイペイ/【男子】日本 3ー0 カザフスタン(22日、スカイホール豊田)
卓球団体の準々決勝が行われ、日本女子団体はチャイニーズ・タイペイと対戦し3ー0(3ー0、3ー1、3ー0)でストレート勝ちで準決勝進出。また同時刻に行われた日本男子団体もカザフスタンに3ー0(3ー0、3ー2、3ー0)で勝利、準決勝に駒を進めた。今大会の団体戦は3位決定戦がないため、男女ともに日本勢の銅メダル以上が確定した。1966年のバンコク大会以来金メダルから遠ざかっている日本勢は、悲願の金メダル獲得まで残り2勝とした。
ベスト4をかけた戦いに日本は、エース早田ひな(26)、世界ランキング3位の張本美和(18)、そして21年東京五輪で3つのメダルを獲得し国際大会経験が豊富な伊藤美誠(25)の3人の布陣で挑んだ。
第1試合から世界ランキング3位の張本が登場し、葉伊恬(18)と対戦。過去の対戦成績は6戦全勝の相手に序盤、ボールが合わず苦戦する張本。しかし徐々に得意のバックストレートが効き始め得点を重ね最後は大幅リードで11ー6で第1ゲーム(G)先取。第2Gも序盤からリードを広げた。葉伊恬も追い上げを見せたが、最後は張本の強烈なフォアで11ー9でこのゲームも取り切ると、第3Gでチキータを繰り出すなど乗ってきた張本が11ー6の3戦連取で2試合目の早田にバトンをつないだ。
第2試合は早田と34歳のベテランでチャイニーズ・タイペイのエース鄭怡静が対戦。最初に3ポイント連取され追いかける立場となった早田だが追い上げを見せた。先にゲームポイントを迎えたのは早田。しかし鄭のロングサーブに苦しみ、11ー13で第1Gを落とした。エースの意地を見せた第2Gはサービスエースで最初のポイントを取った早田。代名詞“ひなドライブ”(パワーのあるフォアドライブ)も炸裂し、11ー7でゲームカウントを1ー1にした。第3Gは序盤大幅リードをした早田だが、追いつかれ先にマッチポイントを取られた。しかし、緩急をつけたストレートや強烈なフォアで12ー10でこのゲームを取り切り、第4Gは圧倒的な強さを見せ11ー2でゲームカウントを3ー1とし、日本が2勝目。
準決勝進出まであと1勝で第3試合を託されたのは早田と同級生の伊藤。初対戦となる18歳の彭郁涵はラケットの打つ面を変えながら試合をする選手のため、伊藤は少し苦戦する場面も見られたが、経験豊富な伊藤が第1Gは11ー7で先取。第2Gも11-4で強さをみせた伊藤は、第3Gも相手のミスを誘うなどし11ー3で圧倒的な力を見せた日本がストレート勝ちで準決勝進出。そして銅メダル以上を確定させた。
日本男子団体も準決勝進出
日本女子団体よりも先に準々決勝進出を決めた日本男子団体。エース張本智和(23)、松島輝空(19)、戸上隼輔(25)の3人でカザフスタンとのベスト4をかけた戦いに挑んだ。第1試合は張本が3ゲームとも11ー5で、同時刻に試合を行っていた妹・美和よりも先に1試合目を終えた。
第2試合は現在世界ランキング3位の松島がカザフスタンのエース、キリル・ゲラシメンコと対戦し第1Gを落とした(7ー11)が、第2Gは11ー6で取り返した。しかし第3Gは相手に取られ(8ー11)、第4Gは松島が取る(11ー7)一進一退の攻防を続け勝負は最終第5Gにもつれ込んだ。先にマッチポイントを迎えたのはゲラシメンコ。しかし松島は2点ビハインドの状態から4連続ポイントで12ー10でこの試合を勝ち切った。
勝負の第3試合は、戸上がサンジャル・ジュバノフと対戦し、第1Gは11ー8、第2Gは11-5と圧倒し、第3Gは押される場面も見られたが、11ー8で3戦全勝。日本が3ー0で準決勝進出で銅メダル以上を確定させた。
日本は男女ともに予選リーグから3戦すべてでストレート勝ち(女子:モンゴル戦3ー0、ウズベキスタン戦3ー0、男子:モルディブ戦3-0、ウズベキスタン戦3-0)。3位決定戦がない今大会の団体戦で準決勝に進出した日本は男女ともに銅メダル以上が確定した。女子はメダルを獲得した直近2試合(14年仁川大会、23年杭州大会)は女王・中国にやぶれ銀メダル。男子は前回5位でメダルに届かなかった。60年ぶりの悲願の金メダルを目指し、男女ともに23日の韓国との準決勝に挑む。
【試合結果】
■男子
第1試合 張本智和 vs アラン・クルマンガリエフ
3ー0(11ー5、11ー5、11ー5)
第2試合 松島輝空 vs キリル・ゲラシメンコ
3ー2(7ー11、11ー6、8ー11、11ー7、12ー10)
第3試合 戸上隼輔 vs サンジャル・ジュバノフ
3ー0(11ー8、11ー5、11ー8)
■女子
第1試合 張本美和 vs 葉伊恬
3ー0(11ー6、11ー9、11ー6)
第2試合 早田ひな vs 鄭怡静
3ー1(11ー13、11ー7、12ー10、11ー2)
第3試合 伊藤美誠 vs 彭郁涵
3ー0(11ー7、11ー4、11ー3)
【卓球団体・日程】
■男子
9月20日(日)
予選リーグ1回戦 〇 日本 3ー0 モルディブ
予選リーグ2回戦 〇 日本 3ー0 ウズベキスタン
■決勝トーナメント
9月22日(火)準々決勝〇 日本 3ー0 カザフスタン
9月23日(水)準決勝 vs 韓国
9月24日(木)決勝
■女子
9月20日(日)
予選リーグ1回戦 〇 日本 3ー0 モンゴル
予選リーグ2回戦 〇 日本 3ー0 ウズベキスタン
■決勝トーナメント
9月22日(火)準々決勝〇 日本 3ー0 チャイニーズ・タイペイ
9月23日(水)準決勝 vs 韓国
9月24日(木)決勝